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Xperia XZ2 Premium(ドコモ版のSO-04K)の実機レビューです。
2018年夏モデルの中でも注目度の高いXperia XZ2 Premium(SO-04K)をガッツリ触ることができたので実機レビューをしてみました。
説明不要ですが、2018年夏モデルのXperia XZ2シリーズの最上位モデルとなります。
今回はドコモだけじゃなくauからもSOV38として登場!
これまではXperiaの「Premium」シリーズは、日本国内キャリアからはドコモから専売されていましたが、今回のXZ2 Premiumはauも取り扱います。
ドコモ版がSO-04K、au版はSOV38という型番となっています。
発売日はドコモの方が早い7月27日、auは8月10日となっています。
今回レビューしているのは、ドコモ版の「SO-04K」でカラーはChromeBlack(クロムブラック)です。
キャリアロゴなどに若干違いはありますが、中身や性能は基本的に同じ仕様となるのでau版のSOV38が気になっている人も参考にしてみてください。
キャリア毎の端末価格詳細、比較は↓の記事をチェック
価格(定価や実質価格)については、今回レビューしているPremiumだけじゃなく、兄弟機のXZ2やCompactの全キャリア&契約別に↓の記事にまとめています。
購入キャンペーンなどもまとめているので、どのキャリアでどんな契約で買おうかを迷っている人は併せてチェックしてみてください。
ドコモオンラインショップ限定キャンペーンで5,000円のお買物券が先着でもらえる
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兄弟機(XZ2、Compact)のレビューも是非
また、兄弟機となるXZ2、XZ2 Compactもレビューしているので各モデルが気になっている方はそちらのレビューも是非どうぞ!
[関連記事]
・Xperia XZ2実機レビュー – ドコモ版『SO-03K』
・Xperia XZ2 Compact実機レビュー – ドコモ版『SO-05K』
【2018年夏モデル】Xperia XZ2 Premium(ドコモ:SO-04K)実機レビュー
Xperia XZ2 Premiumのスペックはコレ
モデル名 | ドコモ版:SO-04K au版:SOV38 |
---|---|
OS | Android 8.0 |
CPU | Qualcomm SDM845(MSM8998) Quad2.8GHz + Quad1.8GHz オクタコア |
ディスプレイ | 約5.8インチ(18:9比率) HDR対応 トリルミナスディスプレイ for mobile |
解像度 | 4K(2,160×3,840) |
サイズ | 約158(H)×80(W)×11.9(D)mm |
重さ | 約236g |
メモリ | 6GB |
内部ストレージ | 64GB ※400GBまでのmicroSDXCの外部ストレージに対応 |
バッテリー | 3,400mAh |
充電形式 | USB Type-C |
メインカメラ | デュアルカメラ搭載 ①約1920万画素(F値1.8) ②約1220万画素(F値1.6⇔20.) 4K HDR動画撮影対応 フルHDでのスーパースローモーション撮影対応 裏面照射積層型CMOS |
インカメラ | 約1320万画素 F値:2.2 裏面照射型CMOS |
通信速度 | 下り最大:988Mbps 上り最大:75Mpbs (PREMIUM 4G対応) |
本体カラー | Chrome Black(クロムブラック) Chrome Silver(クロムシルバー) ※ドコモ版、au版とも同じカラーラインナップ |
その他 | VoLTE(HD+)、防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)、ワンセグ/フルセグ、生体認証(顔、指紋、声)、Bluetooth 5.0、おサイフケータイ、ハイレゾ、Quick Charge 3.0急速充電対応 |
参考価格 | 110,000円程度(割引を含まない定価) |
販売 |
Xperia XZ2 Premium(SO-04K) – ドコモ Xperia XZ2 Premium(SOV38)- au |
※価格は本体一括の参考価格。毎月の割引などは計算に入っていません。
CPU周りは他のXZ2シリーズと同じものが採用されている
最上位モデルとなりますが、CPUまわり(チップセット)は他のXZ2シリーズと同じQualcomm SDM845を搭載しています。
SDM845は2018年夏モデルのメイン機種にとことん採用されているチップでGalaxy S9シリーズやAQUOS R2などもコイツです。
Premiumだからといってさらに上位のチップセットが採用されている訳ではありませんが、そもそもSDM845が現行最強クラスです。
またメモリ(RAM)は6GBと他のXZ2シリーズよりも+2GBと多くなっています。
SDM845に6GBメモリ、64GBストレージという組み合わせは、同じく20185年夏モデルのGalaxy S9+(ドコモ版はSC-03K)と全く同じスペックとなっています。
他のXZシリーズとの大きな違いは背面のデュアルカメラ
後述していますが、XZ2などと比べて一番目立つ部分は「カメラ」
最上位モデルらしくXZ2シリーズで唯一のデュアルカメラとなっています。
デュアルの組み合わせも面白く、モノクロとカラーという組み合わせで静止画最高ISO51200、動画最高ISO12800となっています。
F値はカラーがF1.8、モノクロはF1.6と暗い場所での撮影も余裕の数値。
ボケやモノクロ撮影にも対応し、プロが撮影したようなアート写真が撮れるとされています。
兄弟機同様、世界初の4K HDR動画撮影にももちろん対応しています。
Premiumのカメラスペック、できることについては後述しています。
ディスプレイはPremiumにのみ許された4K HDR!18:9の縦長ディスプレイは非採用
ディスプレイは4K HDRを搭載。
4KはXZ2シリーズではPremiumのみとなっています。
今回から他の2機種は18:9の縦長ディスプレイが採用されていますが、Premiumに関してはこちらは採用されておらず、従来比のディスプレイとなっています。
前作からデザインが大幅に変更。マジで丸い&重い&厚い…
これは、XZ2(SO-03K)のレビューの時にも書いたのですが、XZ2シリーズからXperiaは丸みを帯びたデザイン&重くて厚くなっています。。
先代のXZ Premiumとのサイズ、重さの比較は↓の通りです。
価格 | XZ2 Premium | XZ premium(先代) |
---|---|---|
ディスプレイ | 約5.8インチ | 約5.5インチ |
サイズ | 約158(H)×80(W)×11.9(D)mm | 約156(H)×77(W)×7.9(D)mm |
重さ | 約236g | 約191g |
元からデカいPremiumシリーズですが、さらに巨大化しています。
本体サイズだけじゃなくディスプレイも大型化しています。
また、素材の変更もあり、XZ2 Premiumの重さは236gとまさかの+40グラム超。
実際手に持ってみるとわかりますが、かなりズッシリ感じます。重い…
重いけどアーチ形状なので意外と持ちやすい
手に持つとマジでずっしり重いのですが、全体的に丸みを帯びたこととアーチ形状になっているおかげで今回のPremiumは意外と持ちやすいです。
先代のカクカクしたXZ Premiumと比べると持ちやすさはかなり改善されていると思います(重いですが)
【怖い】平面に置くと本体がクルクル回る…
※XZ2を回してみたアニメーションGIF
↑の画像(アニメーションGIF)は兄弟機のXZ2ですが、Premiumも背面がアーチ形状なのでこれと同じようにデスクなどに置いて横向きに力が加わるとクルクル回ります。。
後述していますが、Premiumの背面は先代から引き続き鏡面仕上げとなっています。
定価11万円で背面が鏡面仕上げのスマホがデスクの上などでクルクル回る姿は恐ろしい。。
やっぱり背面のアーチ形状は持ち易さはアップするんだけどこうなるんだよなぁ…
イヤホンジャックは非搭載
XZ2シリーズは、イヤホンジャックが廃止されています。
Premiumもイヤホンジャックは非搭載となっています。
有線イヤホンを使うのであれば、付属のUSB-TypeC⇒3.5mmイヤホンジャック変換ケーブルを利用する必要があります。
ワイヤレス充電に対応。他のXZ2シリーズでできることはPremiumなら全部できる
もちろん、兄弟機のXZ2で使えるワイヤレス充電(Compactは非対応)やダイナミックバイブレーションシステム、下り最大988Mbps対応などXZ2が対応しているものはPremiumだともちろん対応しています。
XZ2シリーズから採用された新しいもの、機能はPremimuだと全部使えるということになります。
今回レビューしているXperia XZ2 Premiumはドコモの「SO-04K」 auのSOV38が気になっている人も是非!
ドコモロゴはもちろんデカデカと。。
アーチ形状の一番厚い部分である本体裏面の中央には今回もdocomoロゴがデカデカとしっかり入っております。
XPERIAおよびSO-04Kロゴは背面下となっており、定番の配置となっています。
au版(SOV38)も同じロゴ配置
au版だとドコモロゴが入っている部分にauロゴが入っており、全体のロゴ配置は同じとなっています。
Xepria XZ2 Premium(SO-04K)の同梱品
・本体
・3.5mmイヤホンジャック変換&テレビアンテナケーブル(Type-C接続)
・取扱説明書(簡易版)
SO-04Kの同梱品はこれだけ。
Xperiaは毎度こんな感じですが、最上位モデルのPremiumもセット内容はとってもシンプルです。
定番になりつつありますが、充電/データ転送用のType-Cケーブルは付属していません。
同時期発売の2018年夏モデルでレビューしたHUAWEI P20 Pro(ドコモ版:HW-01K)やGalaxyシリーズなどはハイレゾイヤホンやケースなども同梱されていて付属品が豪華なのでなんかショボく見えます。。
まぁP20やGalaxyが気前がいいだけですが。
イヤホンジャックはないけど変換ケーブルを同梱
XperiaはXZ2シリーズから3.5mmイヤホンジャックは廃止されており、イヤホンも同梱されていません。
この仕様変更のため、Type-Cポートに挿してイヤホンジャック化する&テレビアンテナにもなる変換ケーブルが同梱されています。
このケーブルを使えばテレビも見れて有線ケーブルも使えることになりますが、同時にケーブルを利用した充電はできません。
ただワイヤレス充電に対応しているのでその辺をうまく使えば充電と有線ケーブルを同時に使うことができます。
有線で充電しながらイヤホンも使いたい人は本家ソニーストアで販売中の2in1ケーブルを購入
有線で充電とイヤホンを両方使いたい場合は、←のようなType-C対応の2-in-1ケーブルが必要となってきます。
iPhoneとは違い、ソニーが公式で販売しているのが「EC270」です。
Appleの場合、公式風にBelkin製の分岐ケーブルを販売していますがソニーは自ら販売しています。
価格は定価が2,480円(税別)
個人的には、イヤホンジャックを廃止するなら同梱して欲しかった一品です。。
リンク:EC270 – ソニーストア
【サイズ比較】Xperia XZ2 PremiumとiPhone X、Galaxy Note 8を並べてみた
やっぱりデカいPremium。iPhone X、GalaxyNote 8と並べてみた
Apple、サムスンの販売しているスマホの中では大きい方の部類にあたるiPnone X、Galaxy Note 8と並べてみました。
左からPremium、Galaxy、iPhoneです。
Galaxy Note 8よりも長さは短いですが、その分横幅があります。
iPhone Xは、XZ2 premiumの縦横にすっぽりハマるサイズとなっています。
やっぱりPremiumは大きいです。
また、GalaxyNote 8とiPhone Xはディスプレイがスマホの幅いっぱいに広がっている狭ベゼルなので、こうやって並べてみるとXZ2 premiumの特にディスプレイ上下のベゼルが気になります。。
厚さも比べてみた
iPnone X、Galaxy Note 8と厚さも比べてみました。
XZ2 premiumはアーチ形状なので単純比較が難しいですが、最厚部を比べるとどうしても厚くなります。
単純に側面部分の厚さ(実際に握る部分)だけで比べるとPremimuが一番薄くなっていました。
デュアルカメラで暗い場所での撮影を試してみた。iPhone Xと比べると…
黒い箱の中にドロイド君のフィギュアを入れて10cm程度の至近距離という超悪条件でXZ2 premiumとiPhone Xそれぞれのカメラで撮影してみました。
目視でもほとんどドロイド君が見えない状態での撮影です。
どちらも暗所撮影などのシーンおよびシャッターは設定していません(おまかせモード)
【iPhone X】ほぼ全く被写体が写ってない…
最初にiPhone Xでの撮影。
被写体がかなり暗くうっすらとドロイド君が見えるような見えないような写真が撮れました。
【XZ2 premium】ドロイド君とパッと見でわかるレベルの写真が撮れる
続いてXZ2 premium
暗所にカメラを向けると画面下に「超高感度」と表示されます。
シャッターを切るとクッキリとは言えませんが、ドロイド君が見える写真が撮影できました。
目でも見えないくらいの真っ暗の箱の中での撮影ですが、光をけっこう取り込んでいるような写真が撮れて驚きました。
超暗所で超至近距離からの撮影なのでブレていますが、iPhone Xで撮影した写真との明るさの違いはハッキリとわかると思います。
ただ、この「超高感度」と表示された状態でシャッターボタンを押すとシャッタースピードが遅くなります(処理に時間がかかる?)
実際にシャッターボタンを押して撮影が完了するまでに1秒程度かかりました。
超暗所&10cmという至近距離からの撮影でXZ2 premiumはこれだけ被写体を捉えた写真が撮影できるので、夜景や夜に外で撮影するという実用的なシーンだともっと力を発揮します。
Xperia XZ2 Premium(SO-04K)の本体外観、ディスプレイ、デザインやキー配置など
Premiumも全体的に丸みを帯びた。XZ1までとはデザインが全然違う
XperiaはXZ2シリーズでデザインがガッツリ変更されています。
XZ2、Compactも同様で、先代のXZ1までのカクカクしたデザインを捨てて全体的に丸みを帯びています。
Premiumも例外なく丸みを帯びています。
好みが分かれる部分ですが、個人的にはデザインは先代のXZ Premiumの方が好きでした。
ただXZ2 Premiumの方が持ちやすいのは間違いないです。
XZ2シリーズ特有のアーチ形状を採用
XZ2シリーズ特有のアーチ形状が採用されています。
背面は横から真ん中にいくにつれてだんだん厚くなっています。
背面はPremiumらしいバリバリの鏡面仕上げで高級感を演出
XperiaのPremiumシリーズと言えば「鏡面仕上げ」
XZ2 premiumもバリバリの鏡面仕上げとなっています。
ただアーチ形状の採用により、これまでのPremiumのように「鏡として使う」というのは現実的に厳しいと思います(映し出されている姿が湾曲します)
また、鏡面仕上げ=指紋ベタベタ。
これは相変わらず(しょうがない)で、今回レビューしているカラーのクロムブラックだとものすごく目立ちます。
まぁこれが逆に鏡面仕上げのいいところ、なのかもしれません。
鏡面仕上げの背面はやっぱり高級感があります。
さすがPremiumという感じです。
本体側面部分はアルミ素材の上にガラスっぽい加工。エッジ加工はナシ
側面にはアルミ素材の上にガラス(?)のような加工となっています。
側面も丸みを帯びており、iPhone Xに近い印象です。
本体サイズがデカいので個人的には側面にGalaxyのようなエッジ加工があったらよかったなぁと思いました。
ただそれをつけると全体の統一感がなくなるのかも。。
背面はフラット!デュアルカメラでも出っ張っていない
自慢のデュアルカメラは両方とも本体にキレイに収められており背面は出っ張りなどはなくキレイなフラットとなっています。
背面中央に指紋認証装置搭載。デカい本体でも指が届いてロック解除しやすい設計
XZ2シリーズからは、指紋認証が背面に設置されています。
これによりPremiumのように本体サイズが大きい端末でも片手操作で指が届くのでロックを解除することができます。
指紋認証でのロック解除は、先代のXZ Premiumよりも確実にカンタン(操作しやすく)になっています。
が…
でもメインカメラと指紋装置の配置が近いので間違いやすい&撮影しづらい
XZ2シリーズ全て↑で説明した指紋認証のすぐ上にメインカメラが配置されています。
Premiumも同じ配置です。
XZ2シリーズ全般に言えることなのですが、この配置は慣れるまで違和感があります。
iPhone含め、だいたいのスマホはメインカメラは背面の上の方についているものが多いです。
XZ2シリーズのように真ん中についている場合、視点が低くなったように感じます(本体を気持ち上に持ち上げる必要があります)
もちろん慣れればなんてことはないと思いますが、カメラの視点が低いのは最初けっこう戸惑いました。
また、指紋認証と近いので指紋認証と間違ってカメラを触ってしまうこともしばしばありました。。
NFCポート&フラッシュはカメラの上。ワイヤレス充電のQiは背面中央に配置
背面のデュアルカメラ上部にNFCポートとフラッシュが集約されています。
ワイヤレス充電のQiのアイコンなどの表記はありませんが、ワイヤレス充電器が反応する場所は本体中央のあたりとなっていました。
ディスプレイサイズは先代の5.5インチから5.8インチへアップ。明るさも30%アップしたらしい
先代のXZ Premiumと比べると5.5インチ⇒5.8インチとディスプレイが大きくなっています。
また明るさも30%アップしたとのこと。
兄弟機のXZ2とCompactに採用されているXperia史上初の18:9という縦長のディスプレイに関してはPremiumには採用されていません。
狭ベゼルとかではないのでディスプレイ面はなんていうか「普通」
これはXZ2シリーズ全部に言えることなのですが、ディスプレイ面はいたって普通です。
流行の超狭ベゼルを搭載したAndroidが多い昨今、XZ2 premiumにパッと見での驚きはありませんでした。
iPhone、Galaxyと比べた写真の時にも書きましたが、狭ベゼルではないのでノッチ搭載などのディスプレイが端末の幅のギリギリまできている端末と比べるとベゼルが大きく感じてしまいます。
本体上部にSIM&SDカードスロットを搭載
本体上部にSIMとSDカードが一緒に入る一体型のスロットが備わっています。
このスロットは、SIMピンなど必要なく、爪をひっかけて開閉することができます。
ただXperiaはSIMを挿していなくても挿していてもこのスロットを取り出すと再起動するという仕様があるので、これが若干ウザく感じます。。
本体右サイドにボタンが集約。上らから音量、電源、カメラボタンと配置
物理ボタンは、右サイドに集約されています。
上から順にボリュームキー、電源キー、カメラキーとなっています。
右サイドはXZ2シリーズ3種類とも同じ配置でした。
本体左サイドには何もナシ!
本体左サイドには何もありません。
ボタンもスロットも一切なにもないので触ることもないと思います。
この設計もサイズがデカいPremiumを片手で操作することを考えての設計でしょうか?
物理ボタンが各所に散らばっていないのはシンプルで使いやすくなるいい設計だと思います。
本体下部にキャップレス防水Type-Cポート&スピーカー
本体下部にはキャップレス防水Type-Cポートが備わっています。
何度か書いていますが、今回からイヤホンジャックが廃止されているのでポートは1つだけとなっています。
Xperia XZ2 Premium(SO-04K)の中身をチェック
まずはベンチマークスコア
Antutuベンチマークスコア
今回もAntutuを使ってベンチを測ってみました。
結果は262321というスコアでした。
ベンチマークスコアは兄弟機のXZ2シリーズとほぼ同じ
兄弟機のXZ2は「262833」、Compactは「264558」、ほぼ同じスペックのGalaxy S9+は「262985」という数値です。
他の機種の数値を見てもわかるように、Premimuはベンチマークスコアの数値が飛びぬけている訳ではありません。
計測した時の状態や数値のブレもありますが、自分が計測した限りではXZ2 compactの方が高いスコアが出ていました(誤差の範囲ですが)
過去のXperiaのPremiumシリーズは、同時期発売の兄弟機よりもハイスペックなこともありましたが、XZ2に関してはPremiumだからといってスペックが高いという訳ではありません。
ただ「高くない」だけであって「低い」訳では決してありません。
あくまでも現行最強スペックなことは間違いありません。
XZ2シリーズのPremiumに関しては、チップやメモリといった中身のスペックよりもカメラやディスプレイに力を入れているということだと思います。
ドコモ版(SO-04K)は相変わらず起動後にゴチャゴチャと…
ただし最初からXperiaホームを使えばアイコンの設置はナシ
↑初期化状態でホーム画面を開いた画面。
ドコモのプリインストールアプリに加え、Xperia特有のアプリも入っているのでモリモリです。
Xperiaホームに切り替えればちょっとスッキリ
Xperiaホームを使うのであればホーム画面へのドコモアプリのアイコン配置が抑えられているのでスッキリしたように見えるかもしれません。
あのヒツジはもちろんいますけど。。
これはキャリア版を買うのであればしょうがないことなのでアンインストールするなり無効化するなりして自分で調整することをオススメします。
[関連記事]
・【Xperia】標準ホームアプリを切り替える方法
・【Android】プリインストールアプリの無効化、アンインストール方法
あれ…?電池の減りがヤバい。。
いろいろと使っていてちょっと気になったのがバッテリー消費のペースでした。
SIMはさしておらず、初期セットアップにAntutuベンチマークアプリを入れたくらいのほぼ初期状態で触っていたのですが、けっこうガンガン減っていきました。。
消費の内訳は←な感じ。
レビューを書くために画面を80%くらいの明るめに設定していたこともありますが、それでもちょっと消費多いんじゃない?というのが正直な感想です。
今回レビューした端末はSIMが刺さっていなかったり、セットアップや調整といったことは特にやっていません。
なので通常使用の状態にすればもっと電池持ちは伸びると思います。
ちなみにXZ2 premiumのバッテリー容量は3,400mAhとかなり大きいものが搭載されています。
ただやっぱりディスプレイの電池消費は激しいんだろうなという印象を受けました。
Xperia XZ2 Premiumの特徴や機能など
Premiumにしか使えない「プレミアム」な機能や装備もたくさんあるので紹介します。
(兄弟機のXZ2とカブっている(XZ2でも使える)部分やここまでに紹介してきた部分とカブっているところもあります)
【Premiumのみに搭載】デジタル一眼レベルのデュアルカメラが
カラーとモノクロのデュアルカメラはプロ級の写真が手軽に撮れる&明るい!
他のXZ2シリーズ2機種とサイズ以外で一番違うところが、背面に搭載されたデュアルカメラです。
1,220万画素、F値1.6のモノクロカメラと1,920万画素、F値1.8のカラーカメラの2段構えとなっています。
両カメラともExmorRS for mobileに対応しています。
これらに加え、ソニー独自の画像融合処理プロセッサー「AUBE」、新設計のGレンズが搭載され、MotionEye Dualと名付けられています。
静止画最高ISO51200、動画最高ISO12800は、デジタル一眼レベル超高感度撮影を実現します。
静止画、動画とも暗い場所での撮影も自然な色味や質感までしっかり撮影できます。
また、カラーとモノクロカメラにより、ボケやモノクロといったプロが撮影したようなアート写真も簡単に撮影できるとされています。
【XZ2シリーズ全部に対応】世界初!4K HDR動画撮影に対応
スマホでは世界初らしいのですが、XZ2シリーズは4K HDR動画撮影に対応しています。
3,840×2,160ピクセルの4K動画撮影は他のスマホでもできますが、ここにさらにHDR(ハイダイナミックレンジ)を搭載しており、より肉眼で見た映像に近い色域やコントラストを4K動画撮影でも実現しています。
これは兄弟機のXZ2、Compactともに対応しています。
【進化】スーパースローモーション撮影がフルHDに対応
以前からXperiaではあった960コマ/1秒の動画を撮影できるスーパースローモーション。
この撮影能力がアップし、XZ2からはフルHD画質でスーパースローモーション撮影ができるようになっています。
GalaxyもS9シリーズからスーパースローモーション撮影に対応しましたが、GalaxyだとHD画質でしか撮影できません。
この辺はソニーの十八番なので一歩先を行ってます。
こちらも兄弟機のXZ2、Compactともに対応しています。
撮影方法などの詳細は↓の記事をチェックしてみてください。
【新機能】ダイナミックバイブレーションシステム
ゲームや動画の音やアクションにあわせてXperiaが振動するエンタメ機能
こちらはソニーらしいエンターテイメント機能です。
ダイナミックバイブレーションシステムと呼ばれるこの機能は、動画やゲームの音、アクションに合わせてスマホが振動する、というもの。
プリインストールされている「みんゴル」などで体験できます。
みんゴルの他にもYoutube動画や自分で撮影した動画、ゲームであればディズニーツムツム、AngryBirdsといった様々なゲームにも対応しています。
ただ正直、常にオンにしていると個人的にはウザいと感じてしまう機能でもありました。。
XZ2シリーズではPremiumとXZ2に搭載されています(Compactは非搭載)
【Premiumのみに搭載】ディスプレイは4K HDR!先代よりも明るさ30%アップ!
4K HDR動画を撮影してそのまま再生できる唯一のスマホ
Premiumといえば4K。
今回ももちろん4K HDRディスプレイが採用されています。
また先代のXZ Premiumと比べてディスプレイの明るさが30%アップしています。
先述したようにカメラが4K HDR撮影に対応しているので、4K HDRで撮影⇒そのまま再生ができる記事作成時は唯一のスマホとなっています。
4KアップスケーリングでDAZNやYoutubeの動画が超キレイに!HDRコンバートももちろんあり
また4K画質に変換するという4Kアップスケーリングも搭載されています。
これによりDAZNやYoutubeの動画をより鮮明な4K相当の画質で視聴することができます。
個人的にはDAZNの映像がキレイになるのはマジで嬉しいです!
またXZ2などにも搭載されている標準規格(SDR)の映像をHDR相当に変換するHDRアップコンバートもPremiumはもちろん搭載しています。
ワイヤレス充電に対応
有線ケーブルであればQuick Charge 3.0に対応
ワイヤレス充電にもついに対応しました。
Galaxyなどと同じQiとなっています。
またType-C接続の有線ケーブルでの充電はQuick Charge 3.0の急速充電に対応しています。
ワイヤレス充電は、XZ2シリーズではPremiumとXZ2に搭載されています(Compactは非搭載)
もちろんハイレゾ対応。XZ Premiumと比べて音量が30%アップ
ワイヤレスイヤホンやハイレゾではない音源もハイレゾ相当の高音質に
もはやXperiaだと当たり前のようになってきていますが、もちろんハイレゾに対応しています。
ハイレゾに対応していない音質をハイレゾ相当の高音質に変換するDSEE HXやワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質を楽しめるLDACやaptX HDといった技術もしっかりと盛り込まれています。
またXZ Premiumと比べて音量が約30%アップしたとのこと。
たしかにかなり大きい音が出ます。
最近この「音が大きくなった」というスマホ多いけどそこまで重要な項目なんだろうか…
他にもバーチャルサラウンド技術「S-Force」やC圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源に変換できる「DSEE HX」、ワイヤレスでも多くの情報量を伝送できハイレゾ相当の高音質が楽しめる「LDAC」「aptX HD」に対応などXperiaらしいオーディオエンタメ機能も満載です。
イヤホンジャックは廃止
最初にも書きましたが、XZ2シリーズからイヤホンジャックは廃止されています。
同梱品の部分でも書いたようにType-C⇒3.5mmイヤホンジャック変換&テレビアンテナ兼用の変換ケーブルは同梱されています。
ただ充電&イヤホンをどちらも有線で聞きたい場合は、2in1ケーブルなどを別途購入する必要があります。
⇒ ソニー公式 2in1ケーブル「EC270」
自分的には、iPhoneもですが、キャップレスポートが実現できているのでわざわざイヤホンジャック潰さなくてもいいじゃん…と思っています。
注目されないけどワンセグ/フルセグOK
ワンセグ/フルセグ受信にも対応しています。
もはや最近誰も気にしてないような気もしますが、個人的にはけっこう好きなテレビ機能です。
ただアンテナケーブルが必要なタイプなので使い勝手は微妙です。
特にXZ2シリーズの場合、Type-C接続型のアンテナケーブルが必要なのでご注意を。
もはや当たり前だけど防塵防水
防水防塵(IPX5/8、IP6X)です。
Androidでは、もはや当たり前のようになっているので特筆事項ありません。
ブルーライトを軽減するナイトライト
多分XZ2シリーズから使える機能だと思うのですが、ブルーライトを軽減することができるナイトライトという機能が登場しています。
iOS、Mac、Windowsなどではナイトシフト、夜間モードなどと呼ばれているものがXperiaでも使えるようになっています。
ナイトライトの詳細は↓の記事を読んでみてください。
その他(従来からあった機能など)
Xperia独自のバッテリー機能ももちろん搭載
Xperia独自のバッテリー機能である「いたわり充電」やSTAMINAモード」、充電の最適化技術も当然XZ2でも採用されています。
従来の3Dクリエイター機能にももちろん対応
ソニー独自のアプリ「3Dクリエーター」で自分や撮影したものの3D撮影を行うことができます。
また自分を撮影することで3Dアバターキャラクターを作成して、そのアバターを待ちキャラに設定することもできます。
Playstation 4など他のソニー製品との連携もXperiaだと最大限に楽しめる
こちらもソニーの十八番ですが、Xperiaも例外なく他のソニー製品と繋がります。
PS4のリモートプレイができたり、ブルーレイディスクレコーダーで録画したテレビ番組を外出先で視聴するなどなど。
ちなみにXperiaじゃなくてもnasneやTV side Viewといった機器&アプリ(&有料アドオン購入)などを使ったりすれば外出先でテレビを見たり、スマホに転送して持ち運ぶこともできますが、やっぱりソニー機器同士の連携には敵いません。
関連記事:nasneに録画した番組をiPhone、Androidに転送する方法【書き出し/持ち出し・ワイヤレスおでかけ転送】
Xperia XZ2 Premium(SO-04K)を触ってみての個人的感想まとめ
内部的なスペックは兄弟機と変わらないPremium。大きな違いはやっぱりカメラスペックとディスプレイ
最上位というブランド&カメラにもっとこだわりたいXperiaファン向けの1台
これまでのシリーズとは違い、XZ2に関してはCPUなどの内部的なスペックはXZ2、Compact、Premimuともあんまり変わりません。
やはり大きく違うのはカメラとディスプレイだと思います。
ディスプレイに関しては、コンテンツ側が4Kにまだまだ対応していないものも多く、ものすごく恩恵を受けるということはあんまりないかもしれませんが、カメラについては別格。
兄弟機のXZ2のカメラも十分キレイですし、4K HDR動画撮影にも対応しており、すごいなぁと思っていましたが、XZ2 Premiumのカメラを使ってみるとXZ2がやはり見劣りしてしまいます。
その分価格も高いPremimu。
これまではスペックでPremiumシリーズを選んでいた人もいると思いますが、今回のXZ2に関してはカメラや「Premium」というブランドにこだわるXperiaユーザーさん向けの一品だと思います。
デザインは賛否両論ありますが、Xperiaに新鮮さを求める人、従来型のデザインに飽きてきていた人には面白い端末だと思います。
(個人的にはカクカクしたXperiaの方が好きでした。。)
今回からauでも取り扱いが始まったXperia XZ2 Premium
ドコモのSO-04K、auのSOV38が気になっていて購入を検討している人にこのレビューが少しでも参考になれば嬉しいです。
定価は10万円オーバーと超高額。ちょっとでもおトクに購入できますように。。
キャリア毎の端末価格詳細、比較は↓の記事をチェック
価格(定価や実質価格)については、今回レビューしているPremiumだけじゃなく、兄弟機のXZ2やCompactの全キャリア&契約別に↓の記事にまとめています。
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ドコモ版のSO-04K購入者を対象にソニーストアで使える5,000円分のお買物券が先着で必ずもらえるキャンペーンがオンラインショップ限定で開催されています。
SO-04K購入者の先着10,000名が対象で機種変更での購入も対象です。
オンラインショップであれば機種変更時にかかる手数料や送料も無料なので、ドコモ版を機種変更で購入しようと考えている人はドコモオンラインショップをオススメします。
兄弟機(XZ2、Compact)のレビューも是非
また、兄弟機となるXZ2、XZ2 Compactもレビューしているので各モデルが気になっている方はそちらのレビューも是非どうぞ!
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このXperia XZ2 Premium実機レビュー – ドコモ版『SO-04K』を使ってみた。過去最大のデカさ&重さだけどデュアルカメラは実力十分!の最終更新日は2018年7月27日です。
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