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楽天モバイルの最強プランは、全く問題なくメイン回線として使えるのか?を日本の様々な場所で実際に使ってみて検証してみました。
[2023年11月6日 更新]
実際に楽天モバイル回線を持って行ってみたエリアが増えたので記事に追加しました。
今回は東京都内~静岡県静岡市(清水区など)エリアでの電波チャックを追記しています。
2023年6月から提供がスタートした楽天モバイルの『最強プラン』
5月まで提供されていたRakuten UN-LIMITから大きく進化し、楽天エリアだけじゃなくau回線を利用したパートナーエリアでの高速データ通信も使い放題となりました。
3段階の従量制のプランとなっていますが、月間データ容量20GB以上は3,278円で全エリアで無制限で利用できるという低価格の料金が魅力です(20GB未満は割引あり)
楽天モバイル契約者は、楽天市場での買い物が最大+3倍となるSPU特典も用意されています。
これだけ聞くと「メイン回線、楽天モバイルでよくない?」とも思いますが、やっぱり気になるのは電波状況や通信速度。
要するに普通にスマホのメイン回線として利用できるのか?ということだと思います。
楽天モバイルをメイン回線にして日本のいろんなところで電波状況や通信を検証してみた
ということで、実際に自分のiPhoneで使っているメイン回線を楽天モバイル最強プランにして、日本のいろんな場所に入って電波状況や通信速度を計測してみました。
首都圏エリアだけじゃなく、かなり地方のマニアックな場所だったり、イベント開催で人が多い場所など様々な場所で検証してみました。
さすがに日本全国すべての場所を回れた訳ではないですが、実際に楽天モバイルで電波状況を計測してみた場所での結果を紹介します(また別の場所に行く機会があれば随時追記していきます)
自分は長いことメイン回線はドコモを利用していました。
が、首都圏の駅のホームやイベントなど人が集中している場所などで電波は入っているのに通信ができない状況が多々発生したりとけっこうストレスを感じることが多かったため、今回楽天モバイルを使ってみようと思ったという経緯があります。
この記事では、楽天モバイル「最強プラン」はメイン回線として利用できるのか?を日本のいろんなところで試してみた検証結果を紹介します。
[目次]
・楽天モバイル「最強プラン」とは?料金やメリット/デメリットなど
・日本のいろんな場所で楽天モバイルの電波&通信速度を計測してみた
・楽天モバイルエリア⇔パートナーエリアの割合は?
・無料で固定電話にも発信できるRakuten Linkはめちゃくちゃ便利
・楽天モバイル徹底検証後のまとめ
・おトクに楽天モバイルが契約できるキャンペーン
【楽天モバイル】『最強プラン』はメイン回線として利用できるのか?を日本の色んなところで徹底検証してみた
楽天モバイル「最強プラン」とは?
最強プランの料金
データ使用量 | 月額料金(税込) |
---|---|
3GB未満 | 1,078円 |
3GB~20GB未満 | 2,178円 |
20GB~無制限 | 3,278円 |
まず最初に月額料金ですが、楽天モバイルは第4のキャリアとして登場した時から1プランのみを提供しており、2023年6月からは「最強プラン」を提供しています。
従来通り、最強プランも従量制のプランとなり、最安値は月間3GB未満で1,078円、最高値は20GB以上で無制限で利用できる3,278円となっています。
最強プラン契約者のメリット、おトクに利用できるサービス
・契約時の事務手数料などは完全無料
・最低利用期間や解約違約金などは一切なし
・無料で利用できるRakuten Linkアプリ利用で国内通話が無料(固定電話などへの発信もできる)
・楽メール(キャリアメール)が無料で利用可能
・楽天ポイントでの支払いに対応
・楽天市場での買い物が最大+3倍(SPU特典)
・NBAやプロ野球のパ・リーグの試合が追加料金なしで視聴可能
・楽天マガジンが初回90日無料(無料期間終了後も30%オフ)
・楽天ミュージックが初回90日無料(無料期間終了後も月額200円オフ)
・Rakuten TV専門チャンネルが初回最大3ヵ月無料
・Youtube Premiumが初回3ヵ月無料
楽天モバイルのメリットや契約者がおトクに利用できるサービスはこんな感じです。
時々対象となるサービスが追加されることもあります。
各サービスの詳細は以下の楽天モバイル公式をチェックしてみてください。
■詳細はこちら
⇒ Rakuten最強プランの詳細 – 楽天モバイル
もちろん5Gに対応。出るときは100Mbpsを超えるスピードも普通に出る
楽天モバイルはもちろん「5G」通信にも対応しています。
通信状況がいい場合は、↑のように100Mbpsを超えるスピードで通信できることも多々もあります。
楽天モバイルでよく言われているデメリットは「電波エリア」
月額料金およびメリットや通信速度など紹介した部分だけ見ると、プラン名通り『楽天モバイル最強じゃん』ってなる気もします。
ただ、楽天モバイルのデメリットとして挙げられるのが今回徹底的に検証してみた「電波」の部分です。
最強プランになってパートナーエリアでも無制限で通信できるようにはなっていますが、以前から「電波が入らない場所が多い」という口コミも多いと思います。
楽天モバイルがスタートした時は確かにエリアが狭く、パートナーエリアで通信が多い⇒パートナーエリアでの通信は月間5GBまでという制限があった(最強プランになってから撤廃)ことや、現状は700MHz帯プラチナバンドに対応していないということもあり、こういった話を多く聞きます。
※プラチナバンドは今後対応予定と発表されています。
日本のいろんな場所で楽天モバイルの電波&通信速度を計測してみた
都会から田舎まで楽天モバイルは使い物になるのか?を徹底チェック
電波状況がやはり一番気になるポイントだと思うので、実際に日本のいろんなところで楽天モバイル回線は繋がるのか?を検証してみました。
さすがに日本全国全エリアに行けたわけではないですが、けっこうマニアックな場所にも行ってみたり、人が多い場所でも計測できたので楽天モバイルの契約を検討している人の参考になればいいなと思います。
上部のアンテナ表示が楽天モバイルの電波
自分のiPhoneはDSDSを設定しているため、iPhoneの上部に表示されるアンテナが2重となっています。
このせいでちょっと見づらいですが、上の方のアンテナが楽天モバイルの電波のアンテナ表示となります。
新たな場所に行く機会があれば随時、その場所での楽天モバイルの電波状況を追加していきます。
首都圏エリア
新宿西口
渋谷MIYASHITA PARKの目の前
新大久保駅(新宿百人町)
四ツ谷駅
水道橋駅
東京ドーム内(読売ジャイアンツのゲーム中)
↑は、東京ドームでプロ野球のセリーグの公式試合「巨人vs阪神」が行われている最中のものです。
東京ドームはほぼ満員状態でかなりの人でした(最終的に4万人近くの観客動員数と発表)
これくらい人が集まっている場合は、さすがに通信が不安定となっており↑のような場合によっては1Mbpsを切る状態となることもありました(なお、この時、ドコモ回線はもう通信できませんでした)
首都圏近郊
町田駅
新横浜駅
狛江市(多摩川付近)←ここ電波が悪かった
東京都狛江市と神奈川県川崎市多摩区をつなぐ橋(多摩川沿い)のエリアです。
この付近は、電波状況が悪く通信速度もかなり遅い状態でした。
別の日に小田急線に乗った際に同じ橋の上でも楽天モバイルで通信してみましたが、電車が橋の上にいるときは通信できない(通信が止まる)こともありました。
東名高速 海老名SA
東海地方周辺
熱海 観光地 海岸沿い
伊豆ぐらんぱる公園付近(伊豆半島)
伊豆急 熱川駅前 バナナワニ園など周辺(伊豆半島)
伊豆に遊びに行った時に計測を行ってみました。
伊豆半島(西伊豆エリア)で楽天モバイル回線で通信ができない、遅いといった状況は一切発生しませんでした。
東名高速 中井PA(中井町の山間部)←ここ電波悪かった(通信は可能)
静岡県静岡市清水区 興津駅周辺
東海道新幹線の車内
他キャリア同様、問題なく利用可能
楽天モバイル回線を設定したiPhoneを持って東海道新幹線で新横浜から大阪を経由し、最後は広島駅まで移動してみました。
この東海道新幹線内でも特に大きくエリア外/圏外となることはなく、ほぼ通信ができる状況でした。
この点はいい意味でビックリした点で、正直、他キャリアと比べるとガンガン通信できない状況が発生するんだろうなと新幹線に乗る前は思っていました。
もちろん線路上の長いトンネルなどで通信できない場所はありますが、他キャリア同様のレベルでインターネット通信が利用できました。
中部地方
名古屋駅
近畿地方
京都駅
新大阪駅
新神戸駅
中国地方
岡山駅
広島駅
平和記念公園・原爆ドーム(広島県)
広島県の平和記念公園・原爆ドーム付近での計測です。
8月の平和祈念式典近辺で人が多い時期
平和祈念式典が開催される時期で外国人含めてかなり人が多い日でした。
広島の平和記念公園は、けっこう広いので人が分散したという理由もあるかもしれませんが、楽天モバイルの通信には一切影響はありませんでした(普通に通信できました)
宮島口(広島県にある日本三景の厳島がある観光島の入り口)
岩国市 いろり山賊(山口県の山中にある有名な飲食店)
山口県の山の中
道口PA(岡山県の山の中の高速道路のパーキングエリア)
四国
与島(瀬戸大橋の途中にある島のサービスエリア)
愛媛県の山の中
高知市の繁華街
高知県の中心街での計測です。
よさこい祭りで人が多くても一切通信に問題なし
自分が楽天モバイルの電波を計測した時は、高知県では「よさこい祭り」が開催されていました。
クルマのナンバーなども高知ナンバー以外が多数となっており、観光客と思われる人も含めてかなり多くの人がいましたが、一切問題なく通信が利用できました。
楽天モバイルエリア⇔パートナーエリアの割合は?
1ヵ月で合計67GB使ってみた後の検証結果
けっこうマニアックな場所にも行ったけどパートナーエリアでの利用は7GBと少なくてビックリ
↑は1ヵ月間、楽天モバイルをメイン回線としてフル利用した時のものです。
東京~山口県に新幹線で移動し山口県・広島県・岡山県に滞在し、さらにそこから四国にクルマで移動して最終的に高地に数日滞在なども行いましたが、上記のスクショでわかるように楽天エリアが約60GB、パートナーエリアが約7GBという結果になりました。
かなり田舎にも滞在し、わざと多めにギガを使ってみましたが楽天エリアの割合が想像以上に多くてビックリしました。
首都圏では楽天エリアでの通信がけっこう当たり前でしたが、山奥なども意外と楽天エリアになっていることがわかりました。
以上が実際に日本の各地で利用してみた楽天モバイルのインターネット通信の状況でした。
無料で固定電話にも発信できるRakuten Linkはめちゃくちゃ便利
他キャリアの通常の通話と変わらずに普通に無料通話できる
ノーストレスで相手と喋れる&Wi-Fi接続時もOK。通話はLinkで十分
楽天モバイルで通話を行う場合は、基本的にRakuten Linkを利用します。
Rakuten Linkを利用した通話は固定電話にも発信可能で国内通話料は基本的に無料です(ナビダイヤルとかにかけない限りは無料です)
このRakuten Linkでの通話は慣れると普通に便利です。
通常の通話アプリ同様の使い方ができますし、Wi-Fi接続時でも問題なく音声通話できます。
この手のアプリは、通話品質が低いイメージがあったのですがRakuten Linkはモバイルネットワーク接続時でもノーストレスで会話できました。
Rakuten Linkはデスクトップ版も無料で使える
Rakuten Linkデスクトップ版でできること
■通話
・国内通話がかけ放題
・留守番電話の確認が可能
■メッセージ
・Rakuten Link同士で無料でメッセージを送れる
・画像、ファイル、動画、ボイスメッセージも送れる(添付ファイルは60MBまで、画像・動画は最大50MBまで)
・100人までのグループメッセージができる
■連絡先
・Rakuten Link スマホ版と連絡先が同期できる
・新しい連絡先の登録も可能
■海外でも使える
・Rakuten Link同士なら海外でも通話とメッセージが無料
via:Rakuten Link – 楽天モバイル
なお、Rakuten Linkはデスクトップ版も配信されています。
Windows版・Mac版どちらも配布されており、実際に自分のWindows 11のPCにインストールして利用していますが、楽天モバイル回線のスマホと連動できて便利です。
デスクトップ版のRakuten Linkの使い方や設定方法は以下の記事に詳しく書いているのであわせて読んでみてください。
楽天モバイルをメイン回線にした月はいろいろあって電話をかけまくることがあったのですが、通話料金は一切発生しませんでした。
かけ放題オプションを契約しなくても事実上、電話かけ放題となるのでRakuten Linkはかなりありがたいなぁと感じました。
楽天モバイル徹底検証後のまとめ
【結論】楽天モバイルをメイン回線として利用するのは全然アリ。首都圏などの都会じゃなくても余裕で利用できる!
ただし建物や地下などで楽天エリアの場合は他キャリアよりは弱いと感じる部分も
実際に1ヵ月間、メイン回線を楽天モバイルの最強プランにしてiPhoneで利用して日本のいろんなところに行ってみた感想ですが『楽天モバイル全然アリ』というのが本音でした。
正直、首都圏では使えるけど地方の山の中とかに行くと利用できないだろうなとか思っていました。
これがガッツリ覆させられる結果になったと思います。
ただ、他のみなさんの口コミにもあるように「地下」や「大きい建物の奥」など電波の届きづらい場所に関しては、他キャリアの方が繋がりやすいイメージでした。
楽天エリア内の地下などが繋がりにくいエリアになると思います(ただ全く通信できない、というような状況もありませんでした)
この点に関しては、前々から発表されている楽天モバイルのプラチナバンド対応を待ちたいと思います。
人が集中している場所でも通信できない状態になることはなかった
最初にも書いていますが、自分はかなり長いことメイン回線としてドコモを利用していました。
ドコモ回線だと事実上、通信ができない状況(電波は入っているけど通信できない、激遅になる…)の場所でも楽天モバイルは通信できるということも多々ありました。
毎月どんなにデータ(ギガ)を使っても3,278円。通話も基本的に無料なので料金はかなり安い
↑は楽天モバイルをメイン回線として月間67GBのギガを利用し、通話もしまくった1ヵ月の利用料金です。
料金に関しては、何の文句もなく大満足です。
なお、同料金内でプロ野球のパ・リーグの試合やNBAの一部ゲームが視聴できたり、楽天市場での買い物が+3倍となる特典も利用させてもらいました。
おトクに楽天モバイルが契約できるキャンペーン
現在であれば回線契約と同時に機種購入がオススメ
Rakuten Hands 5GやWi-Fiルーターが一括1円と激安で購入できる
楽天モバイルは、ほぼ常時、回線契約で特典がもらえるキャンペーンを開催しています。
現在、新たに楽天モバイル回線を契約するのであれば『回線契約と同時に大幅割引が適用される機種購入』がオススメです。
実際に自分が今回の検証で利用した楽天モバイル回線を契約した時は、楽天モバイルオリジナル端末である「Rakuten Hand 5Gが一括1円キャンペーン」を利用して1円でAndroidスマホをゲットしました。
同じ条件でWi-Fiルーターも一括1円で販売されています。
なお、これらのキャンペーンは、すでに楽天モバイルを契約している人が2回線目以降を契約する場合でも利用可能です。
回線のみ(SIMのみ)の契約でも楽天ポイントがもらえるようなキャンペーンも行われていますが、現在であれば大幅割引が適用されるスマホ、機種を購入することをオススメします。
楽天モバイルのRakuten HandsおよびWi-Fiルーターを一括1円で購入した時の購入手順や条件などは以下の記事に詳しく手順を書いているのであわせてチェックしてみてください。
[関連記事]
・【楽天モバイル】Rakuten Hand 5Gを一括1円で買ってみた
・【楽天モバイル】モバイルWi-Fiルーター「Rakuten WiFi Pocket 2C」が一括1円だから買ってみた
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この結局、楽天モバイルって普通に使える?メイン回線として日本のいろんなところで最強プランをガチで使いまくってみた。電波状況や通信速度の検証結果を紹介の最終更新日は2023年11月6日です。
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