< この記事をシェア >
Xperia XZ3(SO-01L)の実機レビューです。
ドコモ版のXperia XZ3(SO-01L)にガッツリ触れる機会があったので実機レビューをしてみました。
2018年11月9日から販売されているドコモの2018~2019冬春モデルです。
同時にauからはSOV39、ソフトバンクからも販売されています。
XZ2の時に違和感全開だった丸みと厚みが抑えられた新Xperia
※写真は先代のXperia XZ2を重ねてみた時の写真
先代のXZ2シリーズからXperiaは全体的に丸みを帯びたデザインとなっています。
Xperia XZ2実機レビューの時に書いたのですが、この丸み&XZ2の場合は厚みが新鮮だった半面、Xperiaとしての違和感全開でした。
XZ2は↑の写真のように重ねると丸みと厚さ、ゴツさがよくわかりました。
今回のXperia XZ3では、この丸みと厚みが抑えられており、XZ2よりも劇的に持ちやすく、またとってもスマートでスッキリしたデザインになっています。
シリーズ初の有機ELディスプレイはマジで綺麗!
今回からXperiaシリーズとしては初となる有機ELディスプレイが採用されており、ソニーのテレビ「BRAVIA」で培われた技術が注ぎ込まれているとのことです。
後述していますが、この有機ELのディスプレイはめちゃくちゃキレイです。
個人的な感想としては、デザインも含め、XZ2で不評だった部分をかなり潰して完成度の高いXperiaになっているなぁと感じました。
各キャリア版の契約別価格については↓の記事でまとめ、比較しているので購入を検討している人はあわせてチェックしてみてください。
Xperia XZ3実機レビュー。XZ2の不評だった点が改善され、ディスプレイがめちゃくちゃキレイなAndroid
今回レビューしているのはドコモ版SO-01Lでカラーはブラック
今回レビューしているXZ3はドコモ版のSO-01Lでカラーはブラックです。
背面のドコモロゴやプリインストールされているアプリなど以外、スペックなどはau版もソフトバンク版も同じなのでキャリア問わずXperia XZ3が気になっている人はチェックしてみてください。
Xperia XZ3のスペック
Xperiaシリーズとしては初となる有機ELディスプレイを採用
モデル名 | Xperia XZ3 ドコモ版:SO-01L au版:SOV39 ソフトバンク版:型番なし |
---|---|
初期OS | Android 9.0 Pie |
ディスプレイ 解像度 |
6.0インチ QHD+(1,440×2,880) 有機ELディプレイ Triluminos Display for Mobile トリルミナスR ディスプレイ for mobile HDRアップコンバート ダイナミック コントラスト エンハンサー |
サイズ | 158mm×73mm×9.9mm |
重さ | 193g |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 845 2.5 GHz+1.6 GHz、64ビット、オクタコア |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB ※512GBまでのmicroSDXCに対応 |
メインカメラ (背面) |
約1920万画素 F値2.0 4K HDR動画撮影対応 フルHDでのスーパースローモーション撮影対応 3Dクリエイター対応 裏面照射積層型CMOS |
インカメラ (前面) |
約1320万画素 F値1.9 ポートレートセルフィーモード対応 |
バッテリー | 3,200mAh |
通信速度 | 下り最大:988Mbps 上り最大:131.3Mbps PREMIUM 4G ※ドコモ版 |
その他 | VoLTE(HD+)、防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)、ワンセグ/フルセグ、生体認証(顔、指紋、声)、Bluetooth 5.0、おサイフケータイ、ワイヤレス充電対応、ハイレゾ、Quick Charge 3.0急速充電対応 |
販売ページ | ドコモ:Xperia XZ3(SO-01L)- ドコモオンラインショップ au:Xperia XZ3(SOV39)- au ソフトバンク:Xperia XZ3(型番なし) – ソフトバンクオンラインショップ |
スペックはこんな感じです。
先代のXperia XZ2から大きく進化している一番の部分は、最初にも紹介しましたがXperiaシリーズ初搭載となる有機ELディスプレイだと思います。
もちろんチップセットは、最新のSnapdragon 845が採用されていますし、バッテリー容量も若干ですが増えています。
またインカメラも1320万画素ポートセルフィー対応に進化しています。
逆にメインカメラはXZ2と同じ据え置きスペックとなっています(正直十分です)
【Xperia XZ3】開封の儀
同梱品
めっちゃ少ない。。てかテレビアンテナ&イヤホン変換ケーブルだけ
・本体
・イヤホン変換&テレビアンテナケーブル
・各説明書
Xperia XZ3の同梱品は↑です。
シンプル!といえばそれまでですが、少なすぎるだろと思うのが本音です。
同時期発売のGalaxy Note9やPixel 3がそれなりに豪華なセットだったのでほぼ何も入っていないXZ3の同梱品には正直ちょっとガッカリしました。。
安い端末じゃないのに。。
ワイヤレス充電にも対応している端末ですが、ワイヤレス充電器は当たり前のこと、充電やデータ転送ケーブルも一切ありません。
まぁ以前からXperiaはこうですが。。
Xperia XZ3の外観。丸みを帯びたアーチ状のデザインは継承されているけどXZ2よりも大分スリムに!
サイズはGalaxy Note8、9とほぼ同じ
左がGalaxy Note8、右がXperia XZ3
手元のGalaxy Note8と並べてみました。
サイズはほぼ同じ(若干Noteの方が縦に長い)となっています。
Note9もほぼ同じサイズなのでサイズ感はGalaxy Noteと同じと思うのがいいと思います。
ドコモ版(SO-01L)はやっぱりdocomoカスタムされてる。。
au、ソフトバンク版はほぼグローバル版
今回レビューしているのはドコモ版のSO-01Lです。
ドコモ、au、ソフトバンクどれで購入してもスペック面は基本的に変わりませんが、外観についてはロゴ配置などで違いがあります。
ドコモ版のみ背面中央の指紋認証の下にdocomoロゴが入っています。。
背面下部には「XPERIA」ロゴと小さくキャリアの型番が入っています(これはau版にも入っています)
Xperiaだともう定番ですが、ソフトバンク版はグローバル版と同様、softbankロゴやモデル型番が一切入っていないのがいいところ(賛否両論あるとは思いますが)です。
ディスプレイ面。ノッチなどはなく上下にベゼルあり
上下は極狭ベゼルではない。左右は曲面までびっちりディスプレイ
Xperiaシリーズ初となる有機ELディスプレイを搭載したXZ3。
そのディスプレイは、ノッチなどはなくシンプルな配置となっています。
ディスプレイ上下には太くも細くもないベゼルがあり、下の部分にはSONYロゴが入っています。
有機EL採用でサイドはキワキワまでディスプレイに
左右は有機ELが採用されたことから、側面キワキワまでびっちりとディスプレイとなっています。
背面は統一されたワンカラー。XZ2と比べるとかなり厚みが抑えられたアーチ形状
今回レビューしているカラーのブラックはテカテカ光沢の高級感があるブラックです。
先代のXZ2に続きアーチ形状が採用されていますが、XZ2よりも厚みが抑えられている分持ちやすくなっています。
背面はシングルカメラと指紋認証
背面にあるハードウエアとしては、上からフラッシュ、Felicaポート、シングルカメラ、指紋認証と縦に並んでいます。
↑にも書きましたが、ドコモ版のみ指紋認証の下にdocomoロゴが入っています。。
背面シングルカメラはフラット(ただし一番厚い部分に配置)
この時代だと逆に珍しくなってきた背面のシングルカメラは完全にフラットで出っ張っていません。
Galaxy Note9、Pixel 3など同時期発売のモデルは若干出っ張っていますが、XZ3は完全にフラットです。
ただしカメラが搭載されている部分はアーチ形状の一番太い部分ということもあります。
Xperia XZ3のサイド面
物理ボタンは本体右サイドに集約
物理ボタンは本体右サイドに集約されています。
上からボリュームボタン、電源ボタン、カメラ起動ボタンという定番の配置です。
この上からボリュームボタン⇒電源ボタンの並びが個人的には押しやすくて好きです。
本体左サイドにはボタンなどは一切なし
本体左サイドには物理ボタンなどは一切ありません。
触ることもないと思います。
本体上部にSIM&SDカードスロット。爪をひっかけて取り出せるラクチン仕様
本体上部にSIMカードとSDカードが入るスロットが搭載されています。
先代同様、SIMピンを使うことなく爪をひっかけて外せる仕様ですが、スロットを外すたびに端末が再起動するのでちょっとウザいです。
本体下部にType-Cポート(キャップレス防水)
本体下部に充電やイヤホン接続に使用するType-Cポートが搭載されています。
イヤホンジャックは非搭載なので注意!
Xperia XZ3も先代同様、イヤホンジャック非搭載です(Type-C接続の変換アダプタは同梱)
これは個人的にはあって欲しい(キャップレス防水で)んだけどなぁ。。
Xperia XZ3の中身をチェック
ベンチマークスコアは289117!
Pixel 3、Galaxy Note9に勝利!
今回もAntutuを使ってベンチを測ってみました。
結果は289117というスコアでした!
この289117という数値は、同時期発売で同じチップセットSnapdragon 845を搭載しているGalaxy Note9、Pixel 3を超えています。
何度か計測しましたが、293425というスコアが出た時もありました。
正直、これらの機種と比べるとXperiaの方が低いだろうなぁと勝手に思っていたのですが、計測の結果、実値ではXperia XZ3の方がハイスコアとなりました。
参考までに過去に計測した端末のスコアは↓な感じです。
Google Pixel 3:281623
Galaxy Note 9:262985
Galaxy Note 8:175208
Xperia XZ Premium:161635
Xperia XZ1:174900
Xperia XZs:132820
ドコモ版SO-01Lにはやっぱりプリインストールアプリがごちゃごちゃと…
ドコモ+SONYなのでたくさん入ってる
ドコモ系サービスのプリインストールアプリに加え、Xperia特有のソニーのプリインストールアプリまで入っているので最初からかなりアプリが多くインストールされています。
ストレージ容量は初期状態で64GB中、14.82GBを使用
写真をたくさん撮る人はSDカード挿入推奨
ドコモ版SO-01Lの場合、64GBのストレージの内、14.82GBを使用していました。
プリインストールアプリが多いのでもっと使っているかな?と思っていたのですが、これくらいで収まっています。
初期状態でも50GBくらいは使える余裕がありますが、写真などをたくさん保存したいという人はやはりSDカードは必須だと思った方がいいと思います。
せっかくSDカードが使える端末なので。
最初からAndroid 9.0 Pieを搭載
ただしPixel 3と違ってタスクボタンあり!これまでのAndroidと同じ感覚で使える
Xperia XZ3は最初からAndroid 9.0 Pieを搭載しています。
9.0からは操作が変わっている部分がけっこうあります。
Pixel 3など素のAndroidだとタスクボタンが廃止されているのですが、Xperia XZ3だとこれまで通りタスクボタンが採用されており、9.0だからといって操作性に違いはありませんでした。
従来のAndroid同様の操作で違和感なく使うことができます。
Pixel 3など素の9.0のジェスチャー操作などは↓の記事を参考にしてみてください。
Xperiaシリーズ初の有機ELディスプレイはマジでキレイ!
何度か書いていますが、XZ3からXperiaシリーズとしては初の有機ELディスプレイが採用されています。
Galaxyなどは昔から採用されているので別に新しいことじゃないじゃん、とも思いますが、Xperiaの有機ELディスプレイはソニーのテレビ「ブラビア」で培われてきた高画質技術がガッツリ採用されており、素人目で見てもめちゃくちゃキレイなディスプレイとなっています。
自分の写真撮影が下手で映像美が伝わりませんが…
高輝度と深い黒の高コントラストで暗い場所でも鮮明な映像が映し出される&トリルミナスディスプレイやX-Reality、HDRアップコンバートといったソニー独自技術を掛け合わせることで細部まで鮮やかで本物に近い映像を映し出しています。
ただの有機ELディスプレイでしょ?と思って他のスマホと見比べてみるとパッと見で違いがわかるレベルでキレイなディスプレイです。
6.0インチ大画面も片手操作ができるようになるサイドセンス
XZ3からはサイドセンスという片手操作をサポートしてくれる機能も搭載しています。
これは端末のサイド(エッジ)部分をダブルタップ⇒アプリやクイック設定といったランチャーが使えるというもの。
これにより、6.0インチディスプレイという大きいXZ3も片手操作がしやすくなります。
サイドセンスは左右のエッジどちらでも認識する&呼び出すときの細かい設定ができ、自分の環境に応じたカスタムもできます。
サイドセンスの使い方、詳細設定などについては別記事にまとめているのであわせてチェックしてみてください。
構えるだけで起動するスマートカメラ起動
これもXperiaらしい新機能です。
スリープ(ロック)状態でXperia XZ3を横向きに持ち上げるとそのままカメラが起動するというスマートカメラ起動という機能が新たに加わっています。
目の前のものを即カメラで撮影したい!という時には便利です。
この機能は設定からオン/オフすることができます。
スマートカメラ起動の使い方、詳細設定などについては別記事にまとめているのであわせてチェックしてみてください。
インカメラもポートレートに対応
画素数も1,320万画素にしんか
XZ1⇒XZ2のタイミングでなぜか退化していたインカメラ。
XZ3ではしっかりパワーアップして再登場しています。
画素は1,320万画素となっており、XZ1よりも明るさが11%アップしています。
背景のぼけや美肌、目の大きさなども調整できるポートレートセルフィーにも対応しています。
(ポートレートセルフィ撮影時は最大970万画素になるとのこと)
XZ2からフロントステレオスピーカーの音量がさらに20%アップ
XZ1⇒XZ2でも音量が20%アップしていたのですが、XZ3ではさらに20%音量アップとなっています。
最近のAndroidは音量がデカい方がいいのか、これをアピールしているものが多いです。
もちろんハイレゾ対応でXZ2から採用されているダイナミックバイブレーションシステムというゲームや動画の音とスマホの振動が連動するエンタメ機能も搭載されています。
バーチャルサラウンド技術S-Forceフロントサラウンドという仮想的に立体感のある音をフロントスピーカーから再生する機能も搭載しています。
XZ2で採用されていた機能はXZ3にももちろん搭載されている
XZ2から退化した機能や仕様は今回はナシ
・メインカメラの4K HDR動画撮影
・ダイナミックバイブレーションシステム
・フルHDスーパースローモーション撮影対応
・ワイヤレス充電およびQuick Charge 3.0の急速充電
・ワンセグ/フルセグ対応
・IPX5/IPX8防塵防水
・HDRアップコンバート
・いたわり充電
・Playstation 4などソニー製品連動
・3Dクリエイター
その他、これまでのXperiaが対応していた機能にはもちろんXZ3も対応しています。
過去にXZ1⇒XZ2のタイミングでインカメラが退化したという事件(?)もありましたが、XZ2⇒XZ3で退化した部分はないと思います(カメラ性能など据え置きな部分はありますが)
XZ2でも使える↑の機能の詳細などはXZ2レビューの記事に詳しく書いているのであわせてチェックしてみてください。
関連記事:Xperia XZ2実機レビュー
【まとめ】XZ2で不評だった部分が改善&進化して登場した新XperiaがXZ3
XZ2の時に「うーん…」と感じた部分はなくなった!
画面がめっちゃキレイで操作性も高し。アリだと思うXperia
以上がXperia XZ3(SO-01L)の実機を使ってみてのレビューです。
個人的な感想としては、XZ2で評判の悪かったところがガッツリ改善&初の有機ELディスプレイがめちゃくちゃキレイでヤバい!という印象の端末でした。
デザイン的にもスッキリしており、XZ2の時に酷いと思っていた持ち心地もかなりよくなっています。
スペックもベンチマークなど含め十分。
Galaxy Note9、Pixel 3を超えるスコアを叩き出しています。
動きはもちろんヌルヌルサクサクで快適です。
Android 9.0 Pieからけっこう変わっている操作性(特にタスクボタンがなくなっている)に関してもXperia独自仕様なのかタスクボタンが残っているので、違和感なくこれまでのAndroidと同じ操作ができるのがいいポイントだと思います。
売れ行きもけっこういいみたいです
正直、XZ2シリーズは自分が行ったレビューでも酷評気味となりましたが、XZ3は酷評する部分はあんまりないかなという印象でした。
売れ行きもいいというニュースもけっこう見ます。
今回レビューしているのはドコモ版のSO-01Lですが、au版のSOV39、ソフトバンク版も含め、購入を検討している人の参考になれば幸いです。
< この記事をシェア >
\\どうかフォローをお願いします…//
このXperia XZ3実機レビュー – ドコモ版SO-01Lにガッツリ触れてみた。丸みと厚みが抑えられてディスプレイは超キレイ!au、ソフトバンクからも発売中の最終更新日は2018年11月9日です。
記事の内容に変化やご指摘がありましたら問い合わせフォームまたはusedoorのTwitterまたはusedoorのFacebookページよりご連絡ください。