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iPhoneがフル充電できない(100%まで充電できない)時の対処方法です。
[2023年10月更新]
iPhone 15シリーズから意図的にiPhoneの充電を80%上限に設定するバッテリーの最適化オプションが登場しています。
当たり前ですが、この機能がオンになっている場合は、iPhoneは80%以上充電されなくなります。
[2019年9月更新]
iOS 13から「最適化されたバッテリー充電」という機能が登場しました。
この機能は、バッテリーの劣化軽減のため、iOSが自動的に80%を超える充電を保留するというものです。
手動でオン⇔オフできます。
また、この機能がオフにしていても80%で充電が止まることもあります。
この記事では、iOS 13の新機能も含め、iPhoneの充電が80%で止まる場合の対処方法をまとめています。
iPhoneが100%までフル充電できず、80%で充電が止まるという現象が発生しました。
この現象が発生したiPhoneではワイヤレス充電でもケーブル充電でも80%以上充電ができませんでした。
記事作成時は連日の猛暑。。
熊谷で国内観測史上最高の41度1分を記録したり、アメリカでは50度を超えたなんて話も。。
めちゃくちゃ暑いけど生活にガッツリ変化があるわけではないだろ、とか思っていたのですが、多分この辺が影響してiPhoneの充電が満足にできないという現象が発生したんだと思います。
現にiPhone本体がけっこう熱くなっていました。。
iOS 13からはバッテリー劣化軽減のためにiOSが80%で充電をとめる機能が登場
iOS 13からは「最適化されたバッテリー充電」という機能が登場しています。
この機能は、ユーザーがどのように毎日iPhoneを使っているか?をiOSが学習して80%を超える充電を保留するというものです。
「最適化されたバッテリー充電」は手動でオン⇔オフできます。
機能をオフにしても80%までしか充電できない場合も故障ではない(可能性が高い)
「最適化されたバッテリー充電」をオフにした状態でもフル充電できず80%で充電が止まるという現象が起きることがあります。
これは、故障ではなく「バッテリーの寿命を延ばすための”仕様”」です。
(もちろん故障のこともあるとは思いますが…)
Apple公式でもちゃんと案内されており、環境を戻せば復活する可能性が高いです。
実際に自分も対処したら、これまで通りフル充電ができるようになりました。
自分が行った対処方法を紹介します。
同じ現象が発生している人はAppleに駆け込む前に一度やってみてください。
【iPhone】100%フル充電できない場合の対処方法
大前提。ちゃんと充電できているか?を確認
大前提ですが、iPhoneがちゃんと充電できているか?を確認します。
iPhoneをワイヤレス充電している場合は、ワイヤレス充電器に端末を置いた状態でバッテリーアイコンが充電状態になっているか?を確認します。
ケーブル接続で充電している場合も同じく充電ケーブルを挿し込んだ状態でバッテリーアイコンを確認します。
ちなみにケーブル接続の場合は、充電ケーブルを接続するiPhoneの充電ポートを一度掃除するとケーブルの抜き差しが快適になります。
【iPhone 15シリーズ以降】バッテリー充電の上限が80%に設定されていないか?をチェック
この現象が発生しているiPhoneが15シリーズ以降の場合は、バッテリー充電の最適化の設定が「上限80%」になっていないか?をチェックします。
当たり前ですが、「上限80%」を選択していると80%までしか充電されなくなります(iPhoneの残バッテリー容量が75%以下になった場合のみ充電が開始され、80%で充電がストップするという仕様です)
iPhone 15シリーズ以降で利用できるバッテリー充電の上限80%の設定は以下の記事に詳しく内容を書いているのであわせてチェックしてみてください。
「最適化されたバッテリー充電」がオフになっているかを確認
iOS 13以降のiPhoneには「最適化されたバッテリー充電」という機能が用意されています。
これをオフにします(iOS側が学習して自動判定してくれるので個人的にはオンでもいいと思います)
設定を開きます。
「バッテリー」をタップします。
バッテリー使用状況など詳細が表示されます。
「バッテリーの状態」をタップします。
「最適化されたバッテリー充電」をオフにします。
明日までオフor完全にオフを選択できます。
「最適化されたバッテリー充電」がオフになりました。
これで再度iPhoneを充電して80%を超えるか?を確認します。
それでも80%以上充電できない場合は↓のステップに進みます。
最適化されたバッテリー充電はオフなのに80%以上充電できない倍は、定番だけど一度本体を再起動
困った時は再起動。
なんでもそうです。
この記事を読んでくれている方だと既に実行しているとも思いますが、最初に一度本体の再起動をいちおう試してみてください。
普通の再起動で問題ないですが、挙動が変だったり、再起動できない場合は強制再起動も考えてみてください。
どんなに充電しても80%以上充電ができなくなる現象
バッテリーの寿命を延ばすための”仕様”
デバイスの充電が 80 パーセントで止まる場合
充電中に iPhone が少し熱を帯びることもあります。
バッテリーの寿命を延ばすために、バッテリーが熱くなりすぎると、ソフトウェアが80パーセント以上の充電を制限することがあります。
温度が下がれば、iPhone は再び充電されるようになります。
iPhoneと充電器を涼しい場所に移動してみてください。
via:iPhone、iPad、iPod touch が充電されない場合 – Apple
↑はApple公式の案内です。
今回自分が体験した80%で充電が止まるという現象は、iPhoneの故障ではなく仕様です。
暑さでiPhoneが熱を帯びる⇒バッテリー保護のため、充電を80%で止める、というもの。
対処方法としては、iPhoneと充電器を冷ますということになります。
充電状態になっているのに80%以上充電できない場合はiPhoneを「冷ます」
「冷ます」といっても冷蔵庫にぶち込んだりするのはNG
iPhoneを「冷ます」といっても冷蔵庫などに入れて急激に冷やすのはNGです。
熱くなった端末を急激に冷やすと結露発生⇒端末故障なんてことも十分考えられます。
クーラーの効いた部屋などで直射日光を避けた場所などに放置するのがいいと思います。
熱伝導を考えて10円玉をiPhoneの上に並べるなんて話もありますが、実際にやってみてもあんまり効果がないイメージでした。
(特にガラス加工の8やXだと効果が薄い気がしました)
ケースをつけている場合は外す
iPhoneにケースをつけている人は外して冷ました方がいいです。
自分もずっとクリアケースをつけているのですが、ケース装着時は熱が逃げにくくなるのでなかなか端末が冷めません。
できればiPhoneの電源をオフにして涼しい場所に小一時間放置
可能であれば、電源をオフにした状態で小一時間放置することをオススメします。
電源オンの状態とオフの状態では冷えるスピードが全然違います。
特にディスプレイ面が熱くなるiPhoneだと露骨に冷め方が違いました。
ついでに充電器も電源から抜いて冷ます
充電器は電源に挿しっぱなしという人が多いハズ。なんでも休憩は必要です
これ、あんまりやる人いないと思うのですが、iPhoneを充電している装置も冷ましてやるというのも効果があります。
ケーブル接続でもワイヤレス充電でもACアダプタやコンセントから外すことってあんまりなくないですか?
充電器本体を触ってみるとわかるのですが、意外と熱を帯びています。
なのでiPhoneを冷ます時に一緒に充電器も電源を抜いて起動オフにした状態にして冷ましてやると優しいです。
端末および充電器が明らかに冷めていれば再度充電を試してみる
iPhoneおよび充電器が明らかに冷めたら(できれば電源オフで1時間くらい放置がいいかなと思います)、再度充電を試してみます。
いつも通りの充電ができて、80%を超えてフル充電できるようになればOKです。
それでも直らない場合は、バッテリーの状態を確認
十分に端末や充電器を冷ました、時間を置いたのにそれでもフル充電できないという場合は端末のバッテリーの状態を確認します。
iOS 11.3以降の端末であればiOSの標準機能でサクッと確認することができます。
11.3以前のOSの人も確認することはできますが、若干手間がかかります。
もしバッテリーが完全に劣化している場合は、バッテリー交換が必要となりますが、2018年度中であればApple公式で交換しても3,200円と激安で交換できます(対象モデルのみ)
[関連記事]
・【iOS 11.3~】iPhoneのバッテリー状態を確認する方法
・【iOS 11.3未満】iPhoneのバッテリー状態を確認する方法
・Apple公式iPhoneのバッテリーを3,200円で交換してもらう方法
ただ長いこと使っているiPhoneならともかく、今回の自分のようにいきなりフル充電ができなくなったパターンの場合はバッテリー劣化による可能性は低いのかな、と思います。
本体が熱くない&バッテリーの状態も良好でもフル充電できない場合はAppleに相談がいいかも
これまでのことを全てやってみてもフル充電できない、バッテリー劣化も問題ないという場合は、ついに故障と判断してAppleに相談がいいかもしれません。
Appleのサポートはなかなか手厚いので電話やチャットでも色んな相談にのってくれます。
近くにAppleStoreまたはApple認定の正規サービスプロバイダがある場合は行ってみるのもいいと思いますが、基本的に混んでいるイメージがある(特にAppleStore)ので予約していくことをオススメします。
まとめ。iPhoneの充電が80%で止まるのは「仕様」
iOS 13からは「最適化されたバッテリー充電」という機能としても登場
Appleに駆け込む前に自分でできることをやってみて!
このように今回自分に発生したiPhoneの充電が80%で止まるという現象は故障ではなく仕様でした。
またiOS 13以降のiPhoneだと「最適化されたバッテリー充電」というバッテリー劣化軽減の機能となっています。
最適化されたバッテリー充電をオフ&iPhone本体や充電器を冷やすことでいつも通り100%までフル充電できるようになりました。
毎年かなり暑い日が続くようになった夏。
自分と同じようにiPhoneをどんなに充電してもフル充電できないという現象が発生する人はけっこういるかもしれません。
そんな時は故障だ!と判断するのではなく、↑の対処方法を一度やってみてください。
多分復活すると思います。
やっぱ暑い日は怖いなぁ。。
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この【iPhone】100%フル充電できない時の対処方法 – どんなに充電しても80%で充電が止まる… 最適化されたバッテリー充電の設定などの最終更新日は2023年10月30日です。
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