iPhoneやiPadを他人に譲ったり、売却する際に必須となるiOS端末の完全初期化方法です。

[2020年10月23日 更新]
iOSのバージョンが新しくなり、手順が以前と若干変わっている部分があるので追記、更新しました。
iPhoneやiPadは機種変更して新しい端末になって使わなくなることがあると思います。
旧端末はどうしよう?となった時に家族や友だちに譲ったり、売却したりすることもあります。
そんな時に必ず必要になってくるのがiPhone・iPadの初期化+α
当たり前なんですが、初期化していないと次に持った人が自分のIDやデータを見れちゃっう可能性があったり、初期化前にログインしていたAppleIDとパスワードを要求される⇒譲渡された人は使えない、ということになります。。
ということでiPhoneやiPadなどのiOS端末を譲渡、売却する前に絶対にやっておく必要があるiOS端末の初期化+α(iCloudやAppleID周りの削除)の方法を紹介します。
※この記事はiOS 11で初期化していますが、全部のiOS共通のやり方です。
iPhone・iPadなどiOS端末の初期化方法
譲渡や売却の際には絶対やっておきましょー

Apple公式サイトにも記載があるのですが、「譲渡や売却の際は、必ず個人情報をすべて削除」しておかないと色々とヤバいです。
キャリアの下取りは安全とは思いますが、やっておいて損もないでしょう。
公式サイトでは「すでにiOS デバイスを売却または譲渡した場合」の対処方法も書かれていますが、これは結局新しい持ち主に削除してもらいましょう。というような内容です。
友だちや家族ならともかく、売却の場合は知らない人の可能性が高いのでけっこう無理です。
ということで特に売却を考えている人はしっかりとiPhone・iPadを初期化しておきましょう。
Apple Watchも持っている人
Apple Watchを所有していて、iPhoneとペアリングしている人はまずはApple Watchとのペアリングを解除する必要があります。
Apple Watchを持っていない人はこのステップは飛ばしてください。

iPhone上にあるApple Watchアプリを起動します。
マイウォッチ項目の一番上にある「Apple Watch」をタップします。

「Apple Watchのペアリングを解除」をタップします。

ペアリング解除をタップします。
これでApple WatchとiPhoneが引き離されるのでOKです。
↓は記事を最新化した際にiOS 11での画面に変更していますが、iOS 10以前のバージョンでもやり方は同じとなっています。
どのiOSを使っていても譲渡・売却前は↓の手順で完全初期化しておきましょー。
「iPhoneを探す」をOFFに
iPhone側でiCloudの「iPhoneを探す」をOFFにします。
「iPhoneを探す」を使っていない人はこのステップをとばしてもOKですが、基本的にオンになっている設定なので念のため確認しておいた方がいいと思います。
ここがオンだと初期化してもAppleIDを求められることになり、譲渡した人は困ります。。

iPhoneの設定を開きます。
一番上の自分のAppleIDアカウント(名前などが書かれている部分)をタップします。
※iOS 9以前の人は、設定を開いたところに「iCloud」があるのでそれをタップすればOKです。
現在のiOSのバージョンの場合

自分のAppleID情報が表示されます。
「探す」をタップします。
iOSのバージョンが古い場合

自分のAppleID情報が表示されます。
「iCloud」をタップします。

iCloud項目が開きます。
中にある「iPhoneを探す」をタップします。

「iPhoneを探す」の横のボタンをタップしてオフにします。

AppleIDのアカウントパスワードを求められます。
Touth IDは対応していませんのでパスワードを入力します。

「”iPhoneを探す”オフにします…」と表示されます。

オフになった後、AppleIDに設定しているメールアドレスに「iPhoneを探すがOFFになりました」というメールが届きます。
これで初期化して起動した後もiPhoneを探すが無効化さた状態になります。
「AppleID」からサインアウト
↑のステップで「iPhoneを探す」をOFFにしていれば問題ないとは思いますが、念のため、AppleIDからログアウトしておきます。

もう一度、設定 > AppleIDをタップして開きます。
※iOS 9以前の人は、設定を開いたところに「iCloud」があるのでそれをタップすればOKです。

一番下にある「サインアウト」をタップします。
ちなみに↑のステップで『制限されているためサインアウトできません』と表示されてサインアウトが押せない、グレーアウトしている状態になっているという人は、スクリーンタイム・パスコードが有効になっている可能性があります。
解除してサインアウトする手順の詳細は↓の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【iPhone】『制限されているためサインアウトできません』と表示されてiPhoneからApple IDがサインアウトできない場合の原因と対処方法

データのコピーをこのiPhoneに残すかどうかを聞かれます。
譲渡・売却するのであれば必要ないと思うのでどちらもオンにせずに右上の「サインアウト」をタップします。

最終警告が表示されます。
問題なければ「サインアウト」をタップします。

iCloudデータをコピー中…と表示されます。
使っていた環境によると思いますが、自分の場合は3分くらいかかりました。

作業完了後、設定を開いて←のようにAppleIDが表示されていない(ログアウト)状態になっていればOKです。
これでiPhoneを探すおよびAppleIDの消去は完了です。
あとはiPhone本体を初期化していきます。
iOS端末の中身を「すべてリセット」する

設定から「一般」をタップします。

一般項目が開きます。
一番下の「リセット」をタップします。

リセット項目が開きます。
「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。

端末のパスワードを入力します。

警告が表示されます。
ここで「iPhoneを消去」をタップします。
※まだ初期は開始されません。

最終警告が表示されます。
ここで再度「iPhoneを消去」をタップすると中身が完全に消去されます。
問題なければタップして初期化を開始します。
初期化完了後、データ消去およびAppleIDパスワードが要求されなければOK

リセット後、iOS端末が再起動され、いつものリンゴマークが表示されたりすればOKです。
初期化後にiOS端末を一度起動してちゃんと初期状態(ようこそiPhoneへ的な画面)になっているか?と初期化前にサインインしていたAppleIDのパスワードを求められないことを確認しましょー。
人に譲る際はともかく、iPhoneやiPadを売却する際は絶対初期化は必要ですので↑のステップで行ってみてくださいな。
iOS 11でも以前のiOSでもやり方は同じです。
[iPhone売却と関連記事]
・ ヤフオクでiPhoneを出品 – 相場をチェック
・ ヤフオクでiPadを出品 – 相場をチェック
・iPhone、スマホ、ガラケーを買い取ってくれる買取屋・白ロム屋まとめ
< この記事をシェア >
この【旧iPhone・iPadを譲渡や売却するなら必須】iOS端末を完全初期化する方法 – iOS、Apple Watch対応の最終更新日は2020年10月23日です。
記事の内容に変化やご指摘がありましたら問い合わせフォームまたはusedoorのTwitterまたはusedoorのFacebookページよりご連絡ください。
キーワード:Apple , iOS , iPad , iPhone , スマートフォン , 初期化 , 売却 , 譲渡 ,