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ドコモの新パケットパック「ベーシックシェアパック」「ベーシックパック」についてまとめてみました。
ドコモが2018年5月25日から提供を開始する新しいパケットパック「ベーシックシェアパック(家族向け)」「ベーシックパック(一人向け)」
金額的には『値下げ』と言われているプランとなっています。
気になってけっこう調べたのですが、たしかに値下げと話題にもなっているように金額で見ると安くなっていますが、正直デメリットもある内容となっています。
シェア5~15、データS/Mパックは新規受付を終了
この新しいパケットパックが提供されることにより、現在の「シェアパック 5/10/15」「データS/Mパック」は新規受付が終了となります(ビジネスも含む)
現在利用している人は引き続き旧プランを利用できますが、新たにシェアパック5~10やデータS、Mパックに加入する場合は5月24日までに契約する必要があります。
(20GB以上のウルトラパックと呼ばれるものは引き続き提供されます)
新旧プランどちらがおトクか?は人の環境によって異なる。旧プランの方がいい人も多いハズ
「ベーシックシェアパック」「ベーシックパック」に契約を変更するorこれまでの「シェアパック 5/10/15」「データS/Mパック」を使い続けるのどちらがメリットが大きいか?は自分の環境によって左右されます。
場合によっては毎月の利用料金を下げることもできるので、ドコモユーザーの人は参考にしてみてください。
新規受付を終了する旧プランの方がメリットが多い人もたくさんいると思います。
ちなみに現在、大容量のウルトラデータパック、ウルトラシェアパックを契約していて毎月ほぼ上限のデータ量に達するという人には無縁のプランです。
【ドコモ】値下げ?新パケットプラン「ベーシックシェアパック」「ベーシックパック」内容まとめ。メリット/デメリット
最初に。新プランは「従量制(段階性)」
シェアも個人向けも4段階制
大前提ですが、新たに提供されるベーシックプランは『従量制』が採用されています。
ただ従量制といっても、1GB以内ならその月は〇〇円、3GB以内なら〇〇円といったようにシェアも個人向けも4つの段階性(ステップ制)となっています。
パケット使いすぎによる速度低下(規制)は、一人向けだと20GB、シェアだと30GBまでないということになります。
ベーシックプランならシンプルプランでの適用もOK(ケータイパックもOKに)
シェアパックの人には関係ないですが、一人向けのデータS/Mパックでは契約できなかった通話料が従量制のシンプルプラン(月額980円、ドコモ回線で最安)がベーシックパックであれば契約できるようになります。
また、ケータイパックもシンプルプランに対応します。
通話しないのに半分強制のような形でカケホーダイライトプランを契約していたという人にはこれはメリットがあると思います。
現在の「シェアパック 5/10/15」「データS/Mパック」との金額比較
一人向けプラン
ベーシックパック | 従来のプラン | |
---|---|---|
1GBまで | 2,900円 | 3,500円 データSパック |
2GBまで | 4,000円 ~3GBが適用される |
3,500円 データSパック |
3GBまで | 4,000円 | 5,000円 データMパック |
4GBまで | 5,000円 ~5GBが適用される |
5,000円 データMパック |
5GBまで | 5,000円 | 5,000円 データMパック |
20GBまで | 7,000円 | 6,000円 ウルトラデータLパック |
家族向けのシェアプラン
ベーシックシェアパック | 従来のプラン | |
---|---|---|
5GBまで | 6,500円 | 6,500円 シェアパック5 |
10GBまで | 9,000円 | 9,500円 シェアパック10 |
15GBまで | 12,000円 | 12,500円 シェアパック15 |
30GBまで | 15,000円 | 13,500円 ウルトラシェアパック30 |
↑が現在のプランとの金額比較(各種割引なしの状態)です。
(後述していますが、割引自体は旧/新プランどちらも同じです。)
毎月これ以上使うという場合はウルトラパックに
個人向けの場合:5GB以上
家族向け(シェア)の場合:15GB以上
使用できるデータ容量の区切りが変わっていたりするので単純比較するのが難しいのですが、↑の容量を超える場合は今回のプランうんぬんではなく大容量のウルトラパック、ウルトラシェアパックが絶対におトクになります。
また、なにより↓のパケット繰り越しができないというデメリットがあります。
毎月のパケットの繰り越しという概念はない
一定量到達で通信ストップ(速度規制オン)という機能もナシ
ここが従来のプランと比べるとデメリットとなる部分です。
従量制のプラン=パケットの翌月繰り越しは一切ナシ、ということになります。
(現在の一人向けのデータSパックは元から繰り越しには対応していません)
また段階性なので、1つステップが上がったタイミングで次の月を迎えたりするととっても損することになります。
例えば、一人向けのプラン「ベーシックパック」で月末最終日に3GBを超えて月間使用量が3.1GBになった場合、料金は5GBまでのものが採用されるので当月の利用料金は5,000円/月となるのに翌月へのパケット繰り越しは一切ないということになります。
ベーシックシェアパックであれば回線毎に上限を設定できる
これは家族向けのベーシックシェアパックだけできることですが、回線毎に1ヵ月に利用できるデータ通信量の上限を設定しておく「データ量上限設定オプション」というものがあります。
回線毎に設定した上限値を超えるとシェアパック全体のパケット容量が残っていても、上限を超えたその回線の通信速度のみが128kbpsの低速通信となるというものです。
このオプションはベーシックシェアパックでも引き続き使えるので、全回線にうまく設定しておけば、一定のデータ通信量まで高速通信を保つことができます。
通知サービスはあるけど…
ベーシックパック:残り約200MB
ベーシックシェアパック」残り約1GB
↑のように次のステップ(月額料金が上がる)に上がる前に通知してくれるサービスはあります。
ただし、あくまでも通知するだけです。
次のステップに上がりたくない場合は、この通知が届いたらパケットを節約するしかなくなります。。
月々サポートやdocomo withなどの割引は現在と同じように適用される
ドコモの代表的な割引の「月々サポート」や「docomo with」といった毎月の料金が安くなる割引はベーシックプランになっても継続されます。
この辺は従来のプランと変わりはないです。
ドコモ光セット割やずっとドコモ割プラスも段階性で適用される
固定回線ドコモ光とのセット契約でパケットパックが安くなる「ドコモ光セット割」やリニューアルされたステージ(主に契約年数)によって割引が行われる「ずっとドコモ割プラス」ももちろん適用されます。
プランがこれまでとは違って従量制となるので月ベースで適用されるパケット容量に応じて割引金額が変更になります。
割引も段階性ということになります。
ちなみにずっとドコモ割プラスは、毎月の料金からの割引の他にdポイント受け取りにも対応しています。
dポイント受け取りに変更した場合、割引金額×1.2倍のポイントがもらえておトクです。
この辺の詳細は↓の記事をチェックしてみてください。
テザリングは無料
キャンペーンで期間限定で無料ではなく、ずっと無料
最初、ここがけっこう懸念だったのですが、ベーシックプランでもこれまで通りテザリングは無料で使えます。
ここでいう「無料」は大容量のウルトラパックのように本来は有料だけど期間限定キャンペーンで無料という訳ではなく、そもそもテザリングが無料ということになります。
「ベーシックシェアパック」「ベーシックパック」のメリット/デメリットまとめ
こんな人にオススメ
・毎月使用するデータ通信量が少ない(一人向けだと5GB、シェアだと15GBは絶対に超えない)
・パケット繰り越しとか必要ない
・一人向けでシンプルプランに変更したい
こういう人にはオススメできない。従来のプランの契約を
・一人向けだと5GB、シェアだと15GBを超えることがよくある(現在のプランで通信速度規制を食らうことがある)
・毎月使う通信量が月によって大きく異なることが多い
・ドコモ回線料金が月によって変動するのがイヤだ
・現在20GB以上のウルトラパックを契約しておりその分のパケットを使っている人(そもそも検討する必要なし)
こんな感じでしょうか?
他にも思いついたら追記していきます。
そもそも現在のプランが契約できなくなるのがズルい気がする。。
シェアパック5/10/15、データS/Mパックは5月24日まで契約できるので一度見直しを
新パケットパックは金額的におトクになるケースもあって悪いことじゃないと思うのですが、そもそもシェアパック5/10/15、データS/Mパックの新規受付を終了するというのが悪いと思います。。
ユーザーによっては旧プランとなるこれらのプランの方がメリットが多いケースもけっこうあります。
プランが増えるとシステムがわかりづらくなるというデメリットも分かるのですが、そこは選択肢に残せと思いました。
【個人的感想】ベーシックパックがいいのか?ヤメといた方がいいのか?
値下げとは言われているけどおトク感は…
こればっかりは何度も書いていますが、自分の環境によると思います。
自分は今、ウルトラシェアパック30(30GB)を契約しているので直接は関係ない状態です。
が、先月まではシェアパック10を契約していたユーザーでした。
このシェアパック10とベーシックシェアパックを比べた時に、あくまで自分の環境と照らし合わせてのことですがベーシックシェアパックはナシだなと思いました。
月間データ使用量が11GBなどだと15GB分の料金が請求されるのに繰り越しなしとなります。
従来のシェア15GBであれば4GB翌月に繰り越せます。
その分価格は500円程安いですが。
また、15GBを超えた時のデメリットが多すぎる(例えば17GB使った月などは30GBまでの料金請求+繰り越しナシとなり、とっても損した気分になる)、15GBを超えそうになった時に泣きそうになるのではと。
5月25日からスタートする「ベーシックパック」「ベーシックシェアパック」変更はWEBからでもOK
この機会に一度自分の契約などを見直してみるというのもアリではないでしょうか?
新パケットパックor新規受付が終了する前にシェアパック5/10/15、データS/Mへの変更、確認はWEBからサクッとできます。
何度も書きますが、この新パケットパックは人によって良い/悪いがあると思います。
5月24日までしか旧プランは契約できないので自分の環境に合わせてメリット/デメリットを考えてプラン変更を検討してみてください。
[関連記事]
・ドコモのパケットパックのプランをWEB上から変更する方法
・ドコモの月額料金を徹底的に安く&おトクにする方法まとめ
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この【値下げ?】ドコモの新パケットプラン『ベーシックパック』『ベーシックシェアパック』のメリット/デメリット&比較まとめ – 月額料金をおトクにする方法の最終更新日は2018年5月25日です。
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