2020年4月発売の新しい「iPhone SE」を買ってみたので実機レビュー!iPhone 8とは何が違う?
最終更新 [2020年4月24日]
この記事内には広告リンクが含まれています。
\\どうかフォローをお願いします…//
< この記事をシェア >
iPhone SE(第2世代)の実機レビューです。
2020年4月に突如発表され、そのまま販売スタートとなったiPhone SE(第2世代)
ディスプレイサイズ4.0インチの初代iPhone SEと比べると大きくなっており、完全にiPhone 8と同じサイズ(本体サイズ、ディスプレイサイズも4.7インチと同じ)のモデルとなっています。
カメラもシングルで基本的にはiPhone 8と変わりません。
じゃあiPhone 8でいいじゃんと思うかもしれませんが、中身はiPhone 11と同じA13 Bionicを搭載しており、最新化されています。
チップセットはA13 Bionic。それなのに低価格なコスパ◎なiPhone
A13 Bionicに加え、さらに嬉しいのが「価格」です。
64GBモデルは49,280円(税込)~という価格設定で、A13 Bionic搭載ということを考えるとコスパ◎なiPhoneとなっています。
もちろんドコモ、au、ソフトバンクから発売されますが、コロナウイルスの影響でキャリア版は発売日が5月11日に延期されました。
実際にSIMフリー版のホワイトをApple Storeで購入してみました。
この記事では、iPhone SE(第2世代)の実機レビュー&iPhone 8の実機と並べた写真比較を紹介します。
SIMフリー&各キャリアのiPhone SEの販売価格、割引の詳細は↓の記事にまとめているのでチェックしてみてください。
iPhone SE(第2世代)実機レビュー
スペックまとめ
iPhone 8との違い
モデル名 | iPhone SE |
---|---|
メーカー | Apple |
サイズ | 約67.3mm×約138.4mm×約7.3mm |
OS | iOS 13 |
チップ | A13 Bionicチップ 第3世代のNeural Engine |
ストレージ容量 | 64GB/128GB/256GB |
外部ストレージ | – |
メインカメラ | 12MP広角カメラ F値/1.8絞り値 ※ポートレート撮影対応 |
フロントカメラ | 7MPカメラ F値/2.2絞り値 |
ディスプレイ | 約4.7インチ(Retina HDディスプレイ) |
解像度 | 1,334×750ピクセル、326ppi |
防水・防塵 | IP67 |
バッテリー容量 | iPhone 8とほぼ同じバッテリー駆動時間 (非公開ながらも1,821mAhとのこと) |
Wi-Fi | MIMO対応802.11ax(WiFi 6) |
Bluetooth | ver.5.0 |
Apple Pay | 対応 |
生体認証 | 指紋(Touch ID) |
ワイヤレス充電 | 対応(Qi充電器に対応) |
ポート | Lightning |
SIMカード | デュアルSIM(nano-SIMとeSIM) |
カラー | ブラック、ホワイト、(PRODUCT)RED |
通信事業者 | docomo / au / SoftBank ※非公式ながらも楽天モバイルUN-LIMITが利用できた ※IIJ mioのeSIMも利用OK |
同梱物 | ・iOS 13を搭載したiPhone ・EarPods with Lightning Connector ・Lightning – USBケーブル ・USB電源アダプタ ・マニュアル |
iPhone SE(第2世代)のスペックは↑の通りです。
太字になっている部分がiPhone 8と異なるスペックとなります。
最初にも書いていますが、チップセットは「A13 Bionic」とiPhone 11と同じものを搭載しています。
その他は、SIMがデュアルSIM(物理SIM+eSIM)対応、Wi-Fiが802.11ax対応などです。
iPhone 8で使えた3D Touchは廃止されています。
詳細は後述していますが、iPhone 8では利用できなかった「第4のキャリアとなった楽天モバイル(UN-LIMIT)」が非公式ながら利用できることを確認しました。
お馴染みの同梱品たち
同梱品はいつものセットです。
化粧箱もどこかで見たことがある気がするいつものやつでした。
A13 Bionic搭載のiPhone SEの中身は?
ベンチマークスコアを計測してみた
iPhone 8とスコアの差は歴然
iPhone 8:271485
iPhone SE:484543
Antutuベンチマークを使ってiPhone 8とSEのスコアを計測してみました。
ベンチマークスコアの際は↑のように歴然です。
スコアはiPhone 11 Pro Maxとあんまり変わらないという…
ちなみに現在自分が使っているメイン端末のiPhone 11 Pro Maxのスコアは502791でした。
iPhone SEとあまりスコアは変わらないという…
ちょっとショックでした。。
計測してみた各iPhoneのベンチマークスコアはこんな感じです。
カメラ自体はiPhone 8と同じでもA13 Bionic搭載のためポートレート撮影ができる
ただし標準カメラでは人物以外は背景ぼかしの対象外
カメラ自体はiPhone 8と同じです。
が、iPhone SE(第2世代)にはポートレートモードが搭載されています。
こちらもA13 Bionicの恩恵となっています。
ただiPhone XR同様、人物以外をポートレートモードで撮影しようとした場合は「誰も検知されませんでした」と表示されて背景ぼかしができません。
カメラアプリ「Halide」などを利用することで人物以外をポートレート撮影できる
これはiPhone SE(第2世代)の純粋なレビューからはそれることになりますが、有料のカメラアプリ「Halide」などを利用することで被写体が人物以外のペットやモノだったりしても背景をぼかした写真を撮影することができるようになります。
ただ、あくまでもサードパーティ製のアプリを利用する必要がある&ダブル/トリプルカメラを搭載した上位モデルのiPhoneで撮影した時の背景ぼかしよりは、ぼかしが弱くなります。
「Halide」を使ってiPhone SEで被写体が人物以外の背景をぼかす撮影方法は↓の記事に詳しく書いているのでチェックしてみてください。
関連記事:iPhone SE(第2世代)やXRで人物以外でも背景をぼかした写真を撮影する方法 – カメラアプリ「Halide」でポートレート撮影してみた
デュアルSIMに進化。物理SIMとeSIMが利用できる
楽天モバイルUN-LIMITも問題なく使えた(正式には非対応)
iPhone 8は物理SIMのみが利用できるシングルSIMです。
iPhone SEは、物理SIM&eSIMのデュアルSIM仕様に進化しています。
ドコモ、au、ソフトバンクはもちろん利用可能です。
第4のキャリアとなった楽天モバイル(UN-LIMIT)は、正式対応ではないながらもiPhone 11シリーズなどと同様に利用可能でした。
物理SIMでもeSIMでも利用OKです。
iPhone SE(第2世代)で楽天モバイルUN-LIMITを利用する方法、初期セットアップ手順は↓の記事に詳しく書いているのでチェックしてみてください。
IIJ mioのeSIMも利用OKと発表
本日4/24発売 SIMフリー版 iPhone SE(第2世代)の動作確認をおこないました。タイプD・タイプAのデータ通信・音声通話、eSIMプランのデータ通信は問題なくご利用いただけます。動作確認済み端末一覧は順次更新を行います。ご了承ください。https://t.co/jnZNsZHK4T
— IIJmio (@iijmio) April 24, 2020
またIIJ mioのeSIMも利用OKと案内されています。
IIJのeSIMは音声通話には対応していないデータ専用SIMとなります。
>>> 【IIJmio】iPhone・Androidで使えるeSIM <<<
楽天モバイルUN-LIMITと組み合わせればさらにコスパ最高に!
コスパのいいiPhone SEに3ヵ月無料で利用できる楽天モバイルUN-LIMITを組み合わせるとマジでコスパ最高となります。
iPhoneを使いたい&端末代金も毎月の月額料金も抑えたい!という人には、iPhone SE×楽天モバイルUN-LIMITの組み合わせをマジでオススメします。
その他はiPhone 8とほとんど変わらないと思います
↑で紹介した部分以外に関しては、正直iPhone 8と大きく変わる部分はないのかなぁという感じです。
ディスプレイも復活したホームボタンもTouch IDの感度とかも同じだなぁと感じました。
最近はホームボタンなしのiPhoneをメインとして長いこと使っていたので、懐かしいなぁという感覚を味わうことができました。
iPhone SEと8と並べて写真で比べてみた
外観を比較。違うのは背面のロゴ配置だけ
iPhone SE(第2世代)とiPhone 8を並べて色んな写真を撮影してみました。
ホワイトがSE、ブラックが8(背面割れてる…)です。
↑の写真を見てもらうとわかりますが、iPhone SEは背面にAppleのリンゴロゴのみが中央にドーンと入っています。
iPhone 8は、背面の中央からちょっと上の部分にリンゴロゴ、下部にiPhoneロゴが入っています。
このように背面のロゴ配置でSEなのか8なのかを見分けることができます。
iPhone SEと8のサイズの違いは?
まったく同じ。どっちがどっちかサイズだけではわからない
2台を重ねてみるとこんな感じです。
縦横のサイズも厚さもボタン配置も全く一緒なのでサイド面から見分けるのは難しいと思います。
iPhone 8と並べてみた結論
見た目は背面のロゴ以外まったく一緒。新鮮さ一切なし!
こんな感じでiPhone SE(第2世代)とiPhone 8の外観は、背面のロゴ配置以外は全て同じです。
パーツも使いまわし(再利用が正しい?)なんじゃないかなと感じます。
途中に最近ホームボタンのないiPhoneを使ってなかったので懐かしさを感じたと書きましたが。
本当に懐かしさは感じますが、新鮮味は一切ありませんでした。
サイズは完全に一緒なのでケースは使いまわしOK
実際にiPhone 8用で購入していたケースが利用できた
以前レビューしたiPhone 8用のルイヴィトンのケース『folio(フォリオ)』をiPhone SE(第2世代)に装着してみました。
サイズの違いは一切ないので、キレイすっぽりハマります。
クリアケースなども使いまわしができます。
【追記】iPhone 7/8用でSE対応と書いてないガラスフィルムが浮く可能性が高いので注意
自分は、最終的にiPhone SE対応と明記されていた保護フィルムを新たに購入しました。
このフィルムは、iPhone 7/8も利用OKというタイプでエッジ部分は覆わないタイプのフィルムです。
これだと問題なく利用できました。
が、ずっと以前に購入したiPhone 8用に自宅に保管してあったガラスフィルムを利用した場合↑の写真のようにフィルムの上下左右がガッツリ浮き上がりました(気泡が入ったような状態になります)
どうやらiPhone SE(第2世代)とiPhone 8はサイズは同じだからケースは問題ないけど、ディスプレイ面のカーブが異なるのでフィルムなら曲がるのでOK、ガラスフィルムは曲がらないのでiPhone 7/8用のものだとSEのカーブに対応できず浮く、ということになるみたいです。
似たような声も上がっているようなので自分の貼り方が下手くそだからという訳ではなさそうです。
実際にAmazonや楽天市場、量販店などで販売されている保護フィルム、ガラスフィルムを購入する場合は「iPhone SE 2020対応」などと書かれたものの購入をオススメします。
※昔から販売されているもので後からSE2020対応とかのシールが貼られているものは怪しいかもしれません。ネットショッピングで購入する場合は、レビュー欄で実際にiPhone SEに使った人のレビューなどを参考にしてみるといいかもしれません。
フィルムの上下左右がガッツリ浮くと、使いたくないくらいiPhone SEが汚く見えます。
実際に浮いたフィルムを貼ったiPhone SEの記事を↓に書いてみたのであわせてチェックしてみてください。
その他いろいろ
通知の長押し(Haptic Touch)が利用できない…
iPhone SE(第2世代)とiPhone 8との違いに3D Touch非対応というものがあります。
3D Touchは非対応なものの、Haptic Touch(長押しによる操作)が利用できるため、そこまで問題ではありません。
これはiPhone XRも同じでした。
が、iPhone SEの場合は、なぜか通知を長押しすることができません。
アプリアイコンを長押ししてショートカット操作を行うQuickActionやSafariのプレビュー、キーボードのスペースキーを長押ししてカーソルを移動するトラックパッドモードなどはHaptic Touchが利用できるのですが、通知の長押しのみHaptic Touchが非対応という謎…
地味に不便です。。
ワイヤレス充電に対応
iPhone 8同様、ワイヤレス充電に対応しています。
自分が試した限り、ゴツめのクリアケースでもルイヴィトンfolioでもケースを装着したままワイヤレス充電することができました。
まぁこれは他のiPhoneも同じことですが。。
iPhone SE(第2世代)フォトレビュー
iPhone SE(第2世代)はあり?なし?
価格のことを考えるとこのスペックなら「あり」だと思います
ただし新鮮さは一切なし。iPhone 8からの買い替えも必要ないと思う
届いてから一通り触ってみたiPhone SE(第2世代)の実機レビューでした。
途中にも書いていますが、パッと見や操作性はiPhone 8とほとんど変わりません。
スペックアップに加え、iPhone 8にeSIM対応などの+αが加わった端末です。
マジで新鮮味は一切ありませんでした。
ただ「あり」か「なし」かと言われると「アリ」だと思います。
理由はやっぱりスペックと価格によるコスパです。
ホームボタン搭載のiPhoneが好きな人やiPhoneデビューを考えている人だとスペックも仕様も十分アリだと感じました。
iPhone 8よりも安くチップセットは最新化されていて劣化した部分はない(強いていうなら通知の長押しができない謎があるくらい)ので、これからiPhone 8を買うのであればSEを購入することをオススメします(現にApple StoreではiPhone 8の取り扱いが終了しています)
が、iPhone 8が壊れてもいない状況でSEに買い替えるか?となるとそんな必要はないと思います。
また3眼カメラ等々のAppleが発表会などでプッシュするようなハイスペックな部分を求めている人は満足できない機種だと思います。
やっぱり「ホームボタンが好き」「コスパに優れているスマホがいい」という人向けのiPhoneです。
この機種と楽天モバイルUN-LIMITを組み合わせて使うのが最高にコスパのいいiPhoneだと思います
今までの電話番号を持った他キャリアの物理SIM×楽天モバイルのeSIMが最強かも
これも何度か書きましたが、iPhone SE(第2世代)を購入して使うのであれば、第4のキャリアとなった楽天モバイルUN-LIMITをオススメします。
楽天モバイルUN-LIMITは新規契約から3ヵ月は回線料金が無料で使える&楽天エリア内ならデータ通信量が無制限(パートナーエリアだと5GB/月)です。
他キャリアで契約している電話番号をそのまま使いたいという人は、MNPするのではなく、他キャリアの物理SIMを挿す&楽天モバイルのeSIMを使って、通話は他キャリアの物理SIM(プランを従量制や最小プランまで下げておく)、データ通信は楽天モバイルUN-LIMITを利用ということもできます。
この運用方法であれば、毎月の料金も抑えながらiPhone SEを使うことができるのでマジでオススメです。
※iPhone SEは楽天モバイルの正式動作対応端末ではないですが、問題なく動いています。ただ、実際に利用する場合は自己責任でお願いします。
2020年4月に発売されたiPhone SE(第2世代)のレビューやiPhone 8との違いはこんな感じです。
レビューが購入を迷っている人の参考になれば幸いです!
[関連記事]
・【iPhone】楽天モバイルUN-LIMITのeSIMと他キャリアの物理SIMでDSDSを設定する方法
・【iPhone】楽天モバイル(UN-LIMIT)のeSIMを使って通信する方法
・楽天モバイル(UN-LIMIT)をSIMフリーiPhoneで利用する方法
< この記事をシェア >
\\どうかフォローをお願いします…//
このiPhone SE(第2世代)実機レビュー – 8と比較してみた。違いはある?ケースや保護フィルム、ガラスフィルムは使いまわせる?A13 Bionic搭載の実力は?の最終更新日は2020年4月24日です。
記事の内容に変化やご指摘がありましたら問い合わせフォームまたはusedoorのTwitterまたはusedoorのFacebookページよりご連絡ください。