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androidアプリのkeystore(キーストア)をWindowsのコマンド(cmd)を用いて作成する方法です。
Google Playにてアプリを配布するのにはかかせないkeystore。
eclipseで作るのもOKですが、コマンドでもサクっと作れますのでその方法をまとめてみました。
※このkeystore(キーストア)をWindowsのコマンド(cmd)を用いて作成する方法は、JDKがインストールされていることが大前提です。
コマンドからkeystoreを作る
windowsマシンにて「ファイル名を指定して実行」を選択します。
(Windowsボタン+RでもOK)
ここに「cmd」と入力します。
(プログラム一覧にある「コマンドプロンプト」をクリックでもOk)
コマンドプロンプトが立ち上がります。
JDKがインストールされているディレクトリのbinフォルダに移動します。
自分の場合、javaはC:\Program Files (x86)\Java\jre7にありました(これが標準インストール時の保存場所だと思います。)
cd C:\Program Files (x86)\Java\jre7\bin
ここでkeystore(キーストア)作成のコマンドを入力します。
keytool -genkey -v -keystore 【キーストア名】 -alias 【エイリアス名】 -validity 【有効期限】
■解説
keytool -genkey
⇒keystoreを作るぞというコマンド(JDKのインストールが必須)
-v
⇒証明書の詳細を表示する
-keystore 【キーストア名】
⇒作成するキーストアの名前
-alias 【エイリアス名】
⇒作成するキーストアのエイリアス(キーストア名と同じでもOK)
-validity 【有効期限】
⇒有効期限の日数。基本的にとても長くてOK(よほどな理由がない限り、長い方がいいと思います)
keystore(キーストア)作成コマンド例
keytool -genkey -v -keystore usedoor.keystore -alias usedoor -validity 50000
↑は50000日有効な「usedoor.keystore」というキーストアファイルをusedoorというエイリアスで作成するというコマンドです。
ちなみにJDKがインストールされていない場合やJDK / binディレクトリにいない場合、↓のようなエラーが表示されます。
‘keytool’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
keystore(キーストア)に情報を入力していく
コマンドが正常に実行されるとキーストアにいろいろと聞かれはじめます。
・キーストアのパスワードを入力してください
⇒そのまま。パスワードを入力します。
・新規パスワードを再入力してください
⇒↑で入れたパスワードの再確認。
・姓名を入力してください
⇒キーストアを使う人の姓名
・組織単位名を入力してください。
⇒組織単位。アバウトでOkです。
・組織名を入力してください。
⇒組織名。アバウトでOKです。
・都市名または地域名を入力してください。
⇒そのままです。アバウトでOKです。
・都道府県名を入力してください。
⇒そのままです。アバウトでOKです。
・この単位に該当する2文字の国コードを入力してください。
⇒日本だと思いますので「jp」で。
・CN=XXX, OU=kabukichoushop, O=kabukichou, L=shinjuku, ST=tokyo, C=jpでよろしいですか。
⇒今入力してきた情報の再確認が登場します。
「y」と入力してEnter。
これで作成が始まります。
最後に↑で入力したパスワードをまた2回程聞かれます。
50,000日間有効な1,024ビットのDSAの鍵ペアと自己署名型証明書(SHA1withDSA)を生成しています
ディレクトリ名: CN=XXX, OU=kabukichoushop, O=kabukichou, L=shinjuku, ST=tokyo, C=jp
<usedoor>の鍵パスワードを入力してください
(キーストアのパスワードと同じ場合はRETURNを押してください):
パスワードを全て入力すると
[usedoor.keystoreを格納中]
これで完了です。
JDKのインストールされたbinフォルダの中に今作成したキーストア(usedoor.keystore)があることを確認できます。
慣れると超簡単。コマンドで作るキーストア
普段コマンドなどあまり使わないというユーザーさん的にはちょっと難しいようにパッと見は見えるコマンドでのキーストア作成ですが、慣れると超簡単です。
わざわざ重いeclipseなんざ使うよりオススメの方法です。
Androidアプリを作成するデベロッパーさんは是非やってみてください。
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このandroidアプリ配信用のkeystoreをコマンドで作る方法の最終更新日は2014年1月30日です。
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