< この記事をシェア >
ポートが開いているかをチェックする定番ポートスキャンツール「nmap」の使い方です。
サーバーの設定などで設定したポートが開いているかなー?とチェックしたいときに必須となってくる「nmap」
使い勝手がとってもよくて応答も早い定番のポートスキャンツールです。
超定番のポートスキャン「Nmap」とは?
nmapはGordon Lyonによって書かれたセキュリティスキャナである。
ポートスキャン機能だけでなく、OSやバージョンの検出機能、サービスおよびそのバージョンの検出機能など、多くの機能を兼ね備えている。
via:wikipedia
ちなみにnmapはWindows、Mac、Linuxなどなど各種OSで動作します。
ここでは定番のLinux(Cent OS)を使った使用例を書いていますが、↓のダウンロードページから各OS用のnmapのダウロードが可能です。
⇒http://nmap.org/download.html
またCent OSではyumだけでダウンロードが行えてとってもラクチンです。
yum install nmap
「Nmap」でポートスキャンを行う方法
基本形
nmap [オプション] -p [ポート番号] [IP]
これがnmapの基本的なコマンドの送信方法です。
nmap オプション
オプション | 内容 |
---|---|
-p | ポートスキャンしたいポート番号 (-で範囲指定できる) |
-P0 | Ping送信をしない(任意でOK) |
-sS | TCPポートでスキャン |
-sU | UDPポートでスキャン |
-p T | TCPポートのスキャン |
-p U | UDPポートのスキャン |
-sP | pingスキャン |
-sR | RPCスキャン |
nmap結果
応答 | 内容 |
---|---|
open | ポートが開放されている状態 |
closed | ポートは開いていると思われるがアプリケーションの反応なし |
filtered | ポートが閉まっている or 藩閥できない。 ファイアウォールなどで閉じられている |
unfiltered | ポートにアクセスできるが開閉の判断ができない (ACKスキャンのみ) |
open|filtered | ポートが閉じているかフィルタ処理されているかを判断できない |
closed|filtered | ポートが閉じているかフィルタ処理されているかを判断できない (IPID Idleスキャンのみ) |
正直、openとclosed、filteredしかあまり自分はみる機会がありません。。
nmapの実行例
nmap -p 70-90 192.168.10.1
192.168.10.1というサーバーに70番~90番のポートスキャンをかけろという例(この場合、TCPスキャンとなる)
nmap -sU -p 70-90 192.168.10.1
192.168.10.1というサーバーに70番~90番のUDPポートスキャンをかけろという例
nmap -sS -sU -p 70-90 192.168.10.1
192.168.10.1というサーバーに70番~90番のTCPとUDPポートスキャンを同時にかけろという例
自分の場合は↑のコマンドに-P0(Ping送信しない)をよくつけます。
悪さはダメよ。
かなり簡単にできてしまうnmapでのポートスキャン。
どこのサーバーに対してもできてしまいますが、サーバーによってはスキャン監視とかもしていますので人様のサーバーに対してポートスキャンはNGでお願いします。
< この記事をシェア >
\\どうかフォローをお願いします…//
このnmapの使い方 – 定番のポートスキャンツールの最終更新日は2014年10月6日です。
記事の内容に変化やご指摘がありましたら問い合わせフォームまたはusedoorのTwitterまたはusedoorのFacebookページよりご連絡ください。