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AppleのApp Storeからアプリをリジェクトされないようにする方法です。
この方法はAppleがiOSアプリデベロッパーに対して公式には発表した「こういうアプリはApp Storeからリジェクトするよ」というものを訳したものです。
Appleからの公式なリジェクト理由の提示と(まぁ元から規約には書いてあったのですが…)これまでApp Storeからリジェクトされたアプリの上位数ランキングもあります。
iOSデベロッパーの方には嬉しいような、恐ろしいような…
↓にAppleが公開したものをまとめていきます。
Apple公式のアプリリジェクトの理由 11つ
バグ・クラッシュはやめろ – Crashes and Bugs
とってもシンプルな内容ですが「バグやクラッシュするアプリはダメ!」というものです。
リリースする前に徹底的にバグを潰してちゃんとしろ!とのこと。
なんていうかリジェクトじゃなくてリリース前の審査で落とせよ…とも思えるような。。
UIをしっかりしろ – Substandard User Interface
AppleはUIを重視する。
ガイドラインに沿ったユーザーにわかりやすく洗練されたUIを提供しなさい!というもの。
Apple的に良いUIと悪い(リジェクト対象の)UIのサンプル↓
これもリジェクトじゃなくて審査時にチェックすればいいのに。。。
リンク切れはヤメろ – Broken Links
アプリの中にあるボタンやリンクはちゃんと機能するようにしましょう。
また問い合わせは必須だ!
自動更新する場合やキッズアプリのカテゴリーのアプリであればプライバシーポリシーのリンクをつけなさいというもの。
たしかにボタンやリンクが多いアプリはリリース後にリンク先などが切れていたなんてパターンが時々あります。
問い合わせやプライバシーポリシーはあって損はないということですな。。
テスト画像やテキストはダメ! – Placeholder Content
アプリの中で使う画像やテキストはちゃんと最終的なものにしとけ!とのこと。
テスト的に置いたNoImage的な画像やテキトーなテキストはやめとけよ、とのこと。
審査で審査員が見渡せることができないくらいの量になっているとテスト画像などが置いてある場合も。。
これでリジェクトされるととってももったいない気がします。
広告をちゃんとしよう – Advertisementst
適切な広告をちゃんと出そう。
特に広告表示をしていないのにIDFAを使用している、IDFAを使ってないといいがらIDFAを使うというのはリジェクトの対象になるとのこと。
これは実際にリジェクトされたという例もあり、割と厳しい部分だと思います。
Storeでのアプリの説明文をしっかりと – Incomplete Information
App Storeに表示される、すなわちiTunesConnectのアプリのレビュー情報などをしっかりと入力しましょう。
またアプリがIDやパスワードを使用するものであれば審査側にその情報を送れとのこと。
Storeでのアプリの説明文をしっかりと – Incomplete Information
App Storeに表示される、すなわちiTunesConnectのアプリのレビュー情報などをしっかりと入力しましょう。
またアプリがIDやパスワードを使用するものであれば審査側にその情報を送れ、特別な権限、ユーザーが行う設定などを使うアプリは詳細を書けとのこと。
ハードウエア等の問題で審査に出しにくい場合はデモビデオとかを出せば尚よし。
WEBサイトに飛ぶだけのようなアプリはダメ! – Web clippings, content aggregators, or a collections of links
一定のウェブサイトのみをクリップするようなWEBサイト表示アプリはダメ。
ちゃんとアプリはiOSのためにフォーマットされた品質の高いものにしましょうとのこと。
よくAndroidアプリなどであるWEBサイトを表示するだけのWebViewオンリーアプリなどはダメってことです。
このエントリで作ってみたusedoorのガワアプリとかはNGです。
アプリレビューやスクリーンショットはちゃんとしろ! – Inaccurate Descriptions
Store上でのアプリの説明文やスクリーンショットをちゃんとしましょう。
ちゃんとしてればアプリを使ってくれるユーザーが理解できてApp Storeがよりよいものになるでしょうとのこと。
アプリには十分な価値を持たせろ! – Not enough lasting value
アプリには十分な機能やコンテンツを持たせろ。
かなりニッチすぎるアプリもダメかもよ。
いろんなアプリを使ってよりよい価値、エクスペリエンスを持たせるのだ!とのこと。
ユーザーを迷わすな!誤解を持たすな! – Misleading Users
アプリは宣伝している通りのものにしろ。
書いている機能や特徴は全て使える必要があるとのこと。
以上が、今回Appleが発表したアプリリジェクトの理由です。
なんていうか、iOSデベロッパーの規約のとっても基本的なところだぁ…と感じる内容になっていました。
まぁ要するにデベロッパーガイドラインをまとめてやるからちゃんと遵守しろよという感じですかね。
またAppleはこれと同時にリジェクトしたアプリの理由トップ10を公開しています。
リジェクトになったアプリの理由トップ10
これは2014年8月28日からさかのぼって7日間にリジェクトされたアプリの理由をランキング形式で並べてグラフ化したというものです。
順位をそのまま並べときます
・More information needed(14%)
・Guideline 2.2: Apps that exhibit bugs will be rejected(8%)
・Did not comply with terms in the Developer Program License Agreement(6%)
・Guideline 10.6: Apple and our customers place a high value on simple, refined, creative, well thought through interfaces. They take more work but are worth it. Apple sets a high bar. If your user interface is complex or less than very good, it may be rejected(6%)
・Guideline 3.3: Apps with names, descriptions, or screenshots not relevant to the App content and functionality will be rejected(5%)
・Guideline 22.2: Apps that contain false, fraudulent or misleading representations or use names or icons similar to other Apps will be rejected(5%)
・Guideline 3.4: App names in iTunes Connect and as displayed on a device should be similar, so as not to cause confusion(4%)
・Guideline 3.2: Apps with placeholder text will be rejected(4%)
・Guideline 3.8: Developers are responsible for assigning appropriate ratings to their Apps. Inappropriate ratings may be changed/deleted by Apple(3%)
・Guideline 2.9: Apps that are “beta”, “demo”, “trial”, or “test” versions will be rejected(2%)
トップ10だけで全体のリジェクト理由に占める割合は58%
↑の他にも42%違う理由でリジェクトされてるんですね。。。
iOSアプリデベロッパーさんには避けては通れぬAppleガイドラインとの闘い。。
せっかく作成したアプリがリジェクトを喰らわないよう↑などを参考にしてアプリを作っていきましょー。
LINK:Common App Rejextions – Apple
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このiOSアプリをリジェクトされなくする方法 – Apple公式リジェクト理由を翻訳&つけ合わせの最終更新日は2014年9月2日です。
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