サーバー負荷監視ならコレ
最終更新 [2014年8月6日]
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muninとmunin-nodeの設定方法です。
Linux系のサーバー監視ではとっても有名な監視ツールであるmunin。
忘れやすいので備忘録的にまとめていきます。
muninとmunin-nodeの設定方法
レポジトリepelの確認・インストール
muninをインストールするにあたってはepelが必須となります。
yum repolist all
↑のコマンドでepelがenabledになっていればOK
epelが入っていない場合は↓のコマンドを実行
・32bit OSの場合
wget http://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/i386/epel-release-6-8.noarch.rpm
・64bit OSの場合
wget http://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm
↑からwgetでダウンロードして
rpm -ivh epel-release-6-8.noarch.rpm
でepelを使えるようにしちゃいます。
muninのインストール
yumでmunin (監視する側・本体) と、 munin-node (監視される側) をインストールします。
yum install munin munin-node
※nodeのみの場合は↑の「munin」をはずせばOKです。
もしもエラーが発生したら…
以下のようなエラーが発生した場合の対処方を記載しておきます。
エラー内容
Transaction Check Error:
file /usr/share/man/man3/XML::SAX::Base.3pm.gz conflicts between attempted installs of perl-XML-SAX-0.96-7.el6.noarch and perl-XML-SAX-Base-1.04-1.el6.rf.noarch
file /usr/share/man/man3/XML::SAX::Exception.3pm.gz conflicts between attempted installs of perl-XML-SAX-0.96-7.el6.noarch and perl-XML-SAX-Base-1.04-1.el6.rf.noarch
見ての通りですが、これはperl-XML-SAX-0.96-7がインストールされていないのでmuninがインストールできないよというもの。
↓のコマンドを実行してインストールします。
yum install perl-XML-SAX-0.96-7.el6.noarch
perl-XML-SAX-0.96-7のインストール後に再度、↓を実行すればOKです。
yum install munin munin-node
munin-node(監視される側)の設定
munin-node(監視されるサーバー)を設定していきます。
監視する側のサーバーも自分を監視する設定ができるのでココでは自分を追加することにします。
まずはmunin-nodeを起動します。
/etc/init.d/munin-node start
またサーバー起動時にmunin-nodeを自動起動するように設定しておきます。
chkconfig munin-node on
また↓のファイルを設定しておけば取得されることを許可するmuninサーバーの指定もできます。
vi /etc/munin/munin-node.conf
allow 192.168.10.1 ←192.168.10.1というIPを持ったサーバーからのアクセスOKという記載
munin(監視する側)の設定
conf系ファイルの設定
次に監視する側のmuninを設定していきます。
/confファイルの設定
vi /etc/munin/munin.conf
100行目付近の# a simple host treeの下にある↓を書き換えていきます。
[localhost]
address 127.0.0.1
use_node_name yes
↑が監視されるサーバーの設定記載方法
例えばweb01と名づけたサーバーでIPが192.168.10.5というサーバーを追加する場合は
[web01]
address 192.168.10.5
use_node_name yes
のように記載します。
限界は知りませんが50個くらいのサーバー郡でも取得できます(もちろんその分muninサーバーの負荷は上がります)
また各項目のしきい値の設定も可能です。
muninのしきい値設定 覚書
load.load.warning:loadaverage
⇒2としておけばload averageが2以上になった時にアラート
cpu.user.warning:CPU使用率
⇒300としておけばCPU使用率が300以上になった時にアラート
※この項目はいろいろと追記していきます。
今回のエントリでは初期設定のlocalhost(自分)だけを監視しにいくので[localhost]のみを記載しています(デフォルトのまま)
muninをWEB画面で見れるように設定する
次にmunin画面をWEBで見れるようにするための設定を行います。
先にhttpd.confでconf.d以下のファイルを読み込む設定を行っておく必要もあります。
vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
Include conf.d/*.confのコメントアウトをはずす
または↓のように記載
Include conf.d/munin.conf
次にmuninのapache設定ファイルであるmunin.confを書き換えていきます。
vi /etc/httpd/conf.d/munin.conf
エイリアスの設定は今回はhttpd.confではなく/conf.d/munin.confに記載しました。
Alias /munin /var/www/html/munin
<directory /var/www/html/munin>
Order Deny,Allow
Deny from all
Allow from 127.0.0.1
Allow from 192.168.
</directory>
ちなみにデフォルト状態だとベーシック認証がかかります。
ベーシック認証に必要なIDパスワードは↓のファイルに記載します。
/etc/munin/munin-htpasswd
※サーバー作成時などはAuth関連(ベーシック認証)をコメントアウトしておいた方がラクかもしれません
この認証ファイルを書き換えるのは↓となります。
htpasswd -c /etc/munin/munin-htpasswd munin
New password: 新しいmuninというユーザーに対するパスワードを設定
ちなみにmuninサーバーを作成すると/etc/cron.d/muninというcronファイルが自動的に生成されてデフォルトでは5分に1回muninサーバーからmunin-nodeに対してチェックが行われるようになります。
おまけ muninの手動実行方法
sudo -u munin /usr/bin/munin-cron
これでmuninが手動実行できます。
cronで回していないのでcronのログには残りません。
サーバー監視には欠かせないツールであるmunin。
いっつも設定時に忘れてしまうのでまとめておきました。
コマンドなどもそのまま通る(と思う)のでサーバー管理者さんなどはどうぞ使ってください。
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このmunin、munin-nodeのインストール・設定方法の最終更新日は2014年8月6日です。
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