< この記事をシェア >
ネオトーキョー「ミラーカム(MRC-2020)」の実機レビューです。
[2020年10月26日 更新]
AmazonでミラーカムR MRC-2020Rの販売がスタートしています。
⇒ Amazon
⇒ 公式オンラインストア
モジ株式会社がネオトーキョーブランドで販売している前後ドライブレコーダー搭載のデジタルミラー「ミラーカム(MRC-2020)」を取り付けてみました。
ミラーカム(MRC-2020)は、クラウドファンディングで目標金額300,000円のところを計900人、19,975,700円を集めた話題の製品です。
前のバックミラーに被せて設置するタイプのデジタルミラーでミラー本体に前面を録画するドライブレコーダー、クルマの背面に設置する後方カメラの映像をデジタルミラーに常時映し出すことができる(後述していますが通常のミラーとしても利用OK)というアイテムです。
安心安全&ガジェット的にも面白いデジタルミラー
結論から書くとかなり満足できるデジタルミラーでした。
クルマ運転上の安全面はもちろんのこと、ガジェット的な楽しみ方もできて面白いです。
この記事では、クルマの車内バックミラーを簡単にデジタルミラー化できるネオトーキョー「ミラーカム(MRC-2020)」実機レビューや取り付け方、実際に取り付けてみた使用感を紹介します。
ネオトーキョー「ミラーカム(MRC-2020)」実機レビュー
ミラーカム(MRC-2020)のスペックと価格
販売元 | ネオトーキョー(モジ株式会社) |
---|---|
型番 | MRC-2020 |
本体サイズ | 11.88インチディスプレイ(293mm×72mm) |
本体重量 | 377g |
フロントカメラ | ソニーIMX307センサー フルHD(1920×1080) |
リアカメラ | ソニーIMX307センサー フルHD(1920×1080) ※社内外設置OK(IP67防水)、専用ステー付 |
電源 | シガーソケット(12V、24V対応) |
内蔵バッテリー | 500mAh |
対応SDカード | microSD(最大128GB) ※32GBのmicroSD同梱 |
GPS | 〇 |
駐車ガイドライン表示 | 〇 (後退灯12Vプラス極への配線が必要) |
駐車監視機能 | 〇 |
日本全国LED信号対応 | 〇 (西日本の信号機にも対応) |
保証 | 製品本体:1年 ゴムバンド/ケーブル/ブラケット/microSDカード:3ヵ月 |
価格 | 24,800円 |
販売ページ | ⇒ 公式オンラインストア ⇒ Amazon |
ミラーカム(MRC-2020)のスペックはこんな感じです。
ドライブレコーダー、デジタルミラーのスペックを↑のように書いてもイマイチしっくりこないですが、ストレートに書けば「十分なハイスペック」だと思います。
価格は24,800円となっています。
Amazonでもミラーカムが販売開始
ミラーカムの販売は公式サイトのみ。Amazonには似たような激安商品もあるけど…
最初にこのレビュー記事を公開した時は、ミラーカムは公式オンラインストアでしか購入ができませんでした。
その後、Amazonでも販売がスタートしています。
またAmazonには、ミラーカムのような前後ドラレコ搭載のデジタルミラーが半額程度で販売されているものも多々あります。
デジタルミラーは、今回レビューしているミラーカムの11.88(約12)インチのものか9.66インチのものが主流となっています。
Amazonで販売されているようなモデルも基本的にミラーカムと同じような使い方となります。
ドライブレコーダーと考えると24,800円は高いようにも感じるかもしれませんが、実際に使ってみたら24,800円の元を十分に取れる満足できるアイテムだ、というのが自分の感想です。
ミラーカムの同梱品、セット内容
・ミラードライブレコーダー本体(フロントカメラ付属)
・本体取付用ゴムバンド(予備1セット付)
・リアカメラ
・リアカメラ延長ケーブル(6m)
・リアカメラ設置ステー(車内用/車外用 計2種)
・シガーソケットケーブル(3.5m)
・GPS受信機
・microSDカード(32GB)
・ドラレコ警告ステッカー
・日本語マニュアル
ミラーカムの同梱品は↑の通りです。
化粧箱はかなり高級感がありました。
もちろん梱包も丁寧でした。
基本的にミラーカムを購入すれば付属品で取り付けできますが、取り付けるクルマが大きい場合は、リアカメラ延長ケーブルが6mでは足りないかもしれません(配線のやり方次第なところもありますが…)
その場合は、オプション品としてリアカメラ延長ケーブルの10mが別途販売されています。
ミラーカム(MRC-2020)の電源と取り付け方
電源はシガーソケットにポン付け。配線隠しを考えなければ誰でも自分で取り付けできる
ミラーカムの電源は、シガーソケット(12V/24V)です。
電源を入れるだけであれば、シガーソケットにポン付けでOKです。
本体に接続するケーブルは、電源ケーブル&リアカメラとの接続ケーブル&GPSケーブルの3つです。
配線をクルマの内部に通して見えないように設置という場合は、内張を剥がしたりする必要がありますが、ミラーカム自体の電源オンおよび配線をあまり気にしないのであれば、誰でもシガーソケットに挿す&各種ケーブルを本体に接続するだけで動作します。
ミラーカムの取り付け手順を紹介している動画
配線を隠しながら丁寧にミラーカムを取り付ける取付方法は↑のMikasu-Channelさんが公開されている動画がわかりやすかったので紹介させてもらいます。
デジタルミラー本体に搭載されているフロントカメラには、保護シールが貼られているので剥がすことをお忘れなく!
自分は、このシールに気づかずフロントカメラの映像がめちゃくちゃ青っぽくて初期不良を疑ってしまいました。。
↑の動画の他、ネオトーキョー公式ページでもドライブレコーダーの取り付け、設置方法が公開されています。
■取付、設置方法はコチラ
⇒ 自分でドラレコを設置するには – NEO TOKYO
ここからは、ネオトーキョーのミラーカム(MRC-2020)を実際に取り付けてのレビューがてら特徴や使用感を紹介します。
デザインはシンプルだけど高級感あり。ダサいとは全く思わない
車内のバックミラーがデジタル化すると近未来感があります笑
まずミラーカムのデザインですが、余計なものは搭載されておらずシンプルで普通にカッコいいと思います。
背面は、左側にフロントカメラがついています(右ハンドルの車だと助手席側にカメラがくる格好になります)
設置後にクルマの外から見るとドライブレコーダーがついているということは一発でわかりますが、一切ダサいとは感じませんでした。
ミラー右上にはデジタル時計で日時、NEO TOKYOロゴが表示されます。
フォントもきれいでスッキリしています。
今回取り付けたクルマには、純正の時計は非搭載(スピードメーターに表示されている)だったので、ミラーカムをつけたことで一目で時間が確認できるようになりました。
前後とも超明るいソニーIMX307センサーを採用したカメラを搭載
夜でも雨の日でも明るくくっきり!めっちゃ綺麗!
※↑の画像は後ろのクルマのナンバーにモザイク加工しています。実際ははっきりナンバーが見えます。
ミラーカムは『前後にソニーIMX307センサーを採用したカメラ』を使用しています。
Amazonなどで販売されている同タイプには「ソニーIMX335搭載」というものも多いですが、ミラーカムに搭載されている307の方がより明るいカメラとなります。
マジで前後ともめちゃくちゃ明るくクッキリと見えます。
雨の日や夜も使ってみましたが、前後のクルマのナンバーまでしっかりと映っていました。
クルマ後ろの視覚が格段に広がる。荷物をガッツリ積んでも後ろ丸見え!
キャンプ道具などをパンパンに積んでも後方に死角なし
↓↓↓
↑はミラーカムの電源をオフにして通常のバックミラーとして後方を見た時と電源をオンにしてリアカメラの映像を映し出したものです。
クルマは一切動かしておらず、同じ角度ですが、これだけ後方の視野角が広がりました!
通常の車内のバックミラーでは全く見えないクルマ後方の左右までしっかりと見えます。
慣れないと逆に怖いくらいの視野が広くなります。
リアカメラの映像をデジタルミラーに映し出しているので、ラゲッジに荷物がガッツリ積まれていて通常のミラーだと後ろが見えないという場合でも、ミラーカムなら丸見えとなります。
同じ原理で後部座席に乗っている人も関係なくなります。
今回取り付けを行ったクルマは、キャンプ道具などをパンパンに積むことも多いのですが、ミラーカムがあれば怖くないです。
リアカメラはプライバシーガラス越しに車内に設置しても問題なく使える
夜や雨の日でも普通に後ろが見えた
今回ミラーカムを取り付けたクルマのリアガラスは、プライバシーガラスでした。
リアカメラはIP67防水で車外に取り付けることもできたのですが、中の方がいいなぁと思い車内に取り付けました。
プライバシーガラスのせいで暗くなるだろうなぁと思っていましたが、実際に取り付けてみると全然そんなことはなく、プライバシーガラス越しでも十分後方が見えます。
夜や雨の日でも後ろの車のナンバーまでバッチリ撮影できていました。
ミラーカムのデジタルミラー(ディスプレイ)は11.88インチでタッチ操作に対応
サクサク動くのでストレスなし
デジタルミラーはタッチで操作します。
操作性も十分快適でサクサク動きます。
基本的に全ての操作をスマホ同様のタッチ操作で行います。
カメラの上下角度をスワイプで変更できるのがマジで便利
↓↓↓
※↑の画像は後ろのクルマのナンバーにモザイク加工しています。実際ははっきりナンバーが見えます。
面白いのが、デジタルミラーを上下にスワイプするとカメラの角度が上下に動くというもの。
例えば、後ろからクルマが詰めてくる⇒車間が近いのでナンバーが見えない⇒デジタルミラー(ディスプレイ)を下にスワイプ⇒カメラが下向きに動く⇒ナンバーをチェック、なんてこともできちゃいます。
左右スワイプはミラーの輝度の変更
ちなみに左右にスワイプするとデジタルミラー(ディスプレイ)の明るさ調整となります。
夜のドライブ中にミラーカムが明るすぎる…という場合は左にスワイプしてディスプレイの明るさを下げる、なんてことができます。
左右スワイプではカメラの角度は変わりません。
個人的には、左右スワイプでカメラが左右に動くとさらによかったなぁと思います。
フロントカメラの映像をミラーに映し出すこともできる。フロント/リア同時もOK
ディスプレイサイズが大きいので前後同時に表示しても問題なし
↑のように画面左側にリアカメラ映像、右側にフロントカメラ映像を同時に表示することもできます。
車内のバックミラーの上から取り付けるタイプなので基本的にはリアカメラの映像を映しながら運転すると思います。
電源オン⇒リアカメラの映像がオンになります。
が、フロントカメラの映像に切り替えてリアルタイムに映し出すこともできますし、リア/フロントカメラ映像を1つの画面を左右に分割して同時に映し出すこともできます。
通常ミラーに戻したい場合はミラーカム本体中央の下にあるボタンを押す⇒ディスプレイがオフになって通常ミラーに
通常のバックミラーとしても十分使える
ディスプレイの電源を切ると普通のバックミラーになります。
ミラーカム本体中央の下部にボタンがついているのでこれを押すだけで画面オフとなります。
もちろん画面がオフでもドライブレコーダーの録画は続いています。
通常ミラーとして使っても映り込みなどは感じられず、普通にこれまでのミラー同様に使うことができます。
ディスプレイミラー使った後だとすげー暗く感じますが…
手動で静止画を撮影したり、動画/写真にロックをかけるのもワンタップ
ミラーカムのディスプレイをタップすると表示されるメニュー上のアイコンから静止画の撮影や動画のロックも行えます。
撮影した写真や動画はミラーカム単体で再生できる
保存した動画、写真を見る時は一度録画を停止する必要あり
録画した、一度録画を停止した状態で再生ボタンをタップします。
ドライブレコーダーで撮影した写真や動画は、そのままミラーカムで再生することができます。
フロントカメラで録画したもの、リアカメラで録画したものを切り替えてどちらも再生することができます。
わざわざmicro SDカードを抜いて自宅のPCに挿したり、スマホと連動させて再生といった面倒はありません。
豊富な設定メニュー
メニューを操作する時は一度録画を停止する必要あり
設定を開く場合は、一度録画を停止した状態で設定ボタンをタップします。
他にも↑のようなメニューをミラーカム単体で設定できます。
画面左側に表示されるGPS(進行方角と速度)をオフにしたり、背面ミラーの鏡面設定、各種音の設定オン/オフ、Gセンサーの感度、起動時の自動録画設定etc…など細かい設定ができるので自分の環境にあったベストな設定を探してみてください。
その他、ドラレコに必要な部分はほぼすべて抑えてあると考えて大丈夫だと思います
ドライブレコーダーとして必要とされる機能は一通り揃っていると思います。
西日本信号対応、駐車監視機能などは当たり前のように搭載されています。
今回自分は配線の問題から設定しませんでしたが、後退灯12Vプラス極へ配線を落とすことでバック時の駐車ガイドライン表示にも対応しています。
ドライブレコーダー+バックカメラの役割もしてくれるということになります。
かなりいいことばっかり書いてきたので、実際にミラーカムを使ってちょっと残念だったなという部分も紹介します。
ネオトーキョーのミラーカム(MRC-2020)でちょっと不満に感じた部分
本体が重いのに固定はゴムバンド⇒ゴムが切れて落ちてくる日がこないかが不安
不安なのがコレ。耐久性です。
本体の耐久性が低いとは一切思っていませんが、不安なのはミラーカム本体を固定しているゴムバンドです。
ミラーカム本体はけっこう重たいです(カタログ値は377g)
これを左右ゴムバンド2本だけで固定しているので、ゴムバンドの劣化⇒本体落下というのが一番怖いです。
今回取り付けしたクルマの純正バックミラーがけっこう厚く、ゴムがパツパツに引っ張られている状態なので、いつか切れないか不安です。。
起動直後は動作がモッサリする
デジタルアイテムでありがちなやつですが、ミラーカムは起動時(エンジンONで起動)の後にいきなり触ると動作がモッサリしています。
十数秒待てばモッサリ動作はなくなりますが、せっかちな人はイラっとするかもしれません。
ただ、クルマのエンジンON⇒いきなりデジタルミラーを触りまくる、ということはほとんどないと思います(自分がクルマに搭載したばかりだったので楽しくてすぐ触っていただけで、慣れてくると触ることもなくなりました)
基本がタッチ操作なので指紋がつく
ディスプレイオンだと全く気にならないけど…
ミラーカムは基本的にディスプレイをタッチ操作するのでスマホと同じように指紋がつきます。
ディスプレイをオンにした状態での操作だと全く持って気になりませんが、ディスプレイをオフにして通常ミラーに戻した場合は、角度によっては指紋が気になります。
まぁこれは仕様上しょうがないことだと思います。
これが気になるという人向けにオプション品としてミラーカム専用の反射防止シートも販売されています。
運転席、助手席のバイザーとデジタルミラーが干渉する可能性が高い
何度も書いていますが、ミラーカムは11.88インチでカメラまで含めると横幅は293mmとかなり横長です。
クルマのバックミラーに被せて装着する&カメラは左側(右ハンドル車なら助手席)についているので、助手席側のバイザーを下ろそうとした時に干渉する可能性が高いです。
今回取り付けたクルマでも干渉してバイザーを一番下まで下すことができませんでした。
片側を外し、角度に気を遣ってからバイザーを下げる必要があります。
【まとめ】スペックや使用感、デザインも大満足なネオトーキョー ミラーカム(MRC-2020)
愛車に搭載する価値はある面白くて便利なアイテムだと思います
クラウドファンディングで話題だったネオトーキョーのミラーカム(MRC-2020)のレビューでした。
前後ドライブレコーダー+視野が超広がるデジタルミラーは、かなりアリだと思います。
安全面がアップするのは間違いない&車内がちょっと近未来っぽい雰囲気になります。
クルマをより安全に運転したいという人はもちろん、カスタム好きな人やガジェットなどが好きな人なども楽しめる一品だと思います。
販売価格は24,800円。
レビュー時は、ネオトーキョーの公式サイトおよびAmazonから購入できます。
ただ金額だけで考えてミラーカムが割高に感じて迷っているというのであれば、思い切ってネオトーキョーのミラーカム購入をオススメします。
実際に装着してみるとかなり満足度が高いと感じることができましたので。
■販売はコチラ
⇒ ミラーカム(MRC-2020)- ネオトーキョーストア
⇒ ミラーカムR MRC-2020R – Amazon
< この記事をシェア >
\\どうかフォローをお願いします…//
この【NEO TOKYO】ミラーカム(MRC-2020)レビュー – 前後ドライブレコーダー搭載の近未来なデジタルミラーを設置してみた。これはかなり満足かも!の最終更新日は2020年10月26日です。
記事の内容に変化やご指摘がありましたら問い合わせフォームまたはusedoorのTwitterまたはusedoorのFacebookページよりご連絡ください。