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バーベキューやキャンプで使う鉄板のシーズニングのやり方です。
久々に鉄板のシーズニングを行ってみました。
昔かってずっと使っていたバーベキュー用の安い鉄板がボロボロになって厳しくなってきたので、今回新たにスノーピークの「グリルプレート黒皮鉄板」を購入してみました。
スノーピークの焚火台を持っているので連携できるこの鉄板をチョイスしました。
今回シーズニングは、天候にも見舞われず、時間もなかったのでキャンプ前に自宅のキッチンの2口ガスコンロで行いました(後述していますが、ガスコンロでの作業はマジでオススメしません)
鉄板など鉄製のアイテムは最初の料理の前に防錆塗装を剥がす必要あり
最近は最初のシーズニング不要タイプのアイテムも多々あります。
が、今回購入したスノーピークのグリルプレート黒皮鉄板は箱に「初めて使用する前に」と注意書きがしっかり書かれていました。
シーズニングというか、アイテムに塗ってある防錆塗装(サビ止めのコーティング)を剥がして使えということなのですが、手順としてはシーズニングになると思います。
コーティングを剥がさずにいきなり新品の鉄板で料理なんてしてしまうとせっかくのご飯にコーティングがひっついてエラいことになります。。
シーズニングは鉄板だけではなく、ダッチオーブンなど鉄製のアイテムには必須の作業です。
やり方は、人によって様々でメーカー推奨のやり方もメーカーによって違ったりするのでこれが正しい、という手順はないと思います。
この記事では、いつも自分が行っている鉄板のシーズニング手順を紹介します。
鉄製品を購入したら最初にどうぞ!鉄板のシーズニング方法
最初に。外で実行できる環境があれば絶対に外で行った方がいい
ガスコンロに温度センサー、空焼き防止機能がついているとマジで時間がかかる
今回自分は、天候にも恵まれず時間もなかったので、しょうがなく自宅のキッチンのいつも使っている2口ガスコンロで鉄板のシーズニングを行いました。
が、自宅のガスコンロでのシーズニングはマジでオススメしません。
自分の家のガスコンロもそうなのですが、だいたいのガスコンロには温度センサーがついていると思います。
温度センサーが作動する⇒強火が使いたいのに強制的に最弱火になるor火が消える、ということが起こります。
今回のグリルプレート黒皮鉄板の場合、ガスコンロの弱火だとなかなかコーティングが剥げませんでした。
時間にすると5時間くらい鉄板を家で焼いていました。
ガス代も凄そう…
ガスコンロだとどうしても焼きムラができる
ガスコンロでの空焼きをオススメできない理由のもう1つは「焼きムラ」です。
ガスコンロの火が出る場所は決まっています。
そこを集中的に空焼きすることになるので、どんなに鉄板をクルクルと回しながら気をつかって焼いても焼きムラができてしまいます。
防錆塗装、コーティングが剥がれる時に変なニオイが出る
また、アイテムによってはコーティングを焼いて剥がす⇒ニオイが発生します。
今回のグリルプレート黒皮鉄板は耐えられないほど臭いニオイではなかったのですが、科学的な?変なちょっとイヤなニオイでした。
こんな感じの理由からシーズニングというか、鉄板の初回の空焼きは可能な限り外(できればBBQグリルとか焚火台とか)で行うことを心からオススメします。
それでも自分のようにしかたなく自宅内で行うという人は↓のやり方でやってみてください。
自宅の2口ガスコンロを使ってスノーピークのグリルプレート黒皮鉄板をシーズニングしてみた
注意!ビビるくらい熱くなるのでヤケドに注意!
鉄製品はビビるくらい熱くなります。
自宅でやるにも外でやるにも同じですが、マジで熱くなります。
自宅のキッチンの鍋掴みなどは全く歯が立ちません。
濡れタオルでも頑張ればできると思いますが、ジュージュー音がして怖いです。。
できれば耐熱グローブなど専門のものを用意しておくことをオススメします。
ガスコンロの上に鉄板をセットします。
口数分、思いっきり火をつけます(強火で大丈夫です)
自分の家のガスコンロの場合は、即温度センサーが発動して勝手に最弱火となります。。。
こうなるとキツい。。
白い煙とイヤなニオイがしてくるまでひたすら空焼きします。
写真だとわかりにくいのですが、白い煙が上がってくるとその場所が変色してきます。
こんな感じでコーティングが剥げて鉄板が白っぽくなってきたらOKです。
新品の状態からコーティングが剥がれた状態はパッと見でわかります。
鉄板をガスコンロの上でクルクルと回しながらコーティングが剥げていないを空焼きし続けます。
最初にも書きましたが、ガスコンロ(特に温度センサー付き)だと全面をムラなくキレイにコーティングを剥がすのは不可能なレベルです。
ある程度自分が納得できるまで空焼きを続けてできる限りコーティングを剥がします。
火を止めて鉄板が自然に冷めるのを待つ
コーティングが剥がれてOK!と判断したらガスコンロの火を止めます。
鉄板はまだめちゃくちゃ熱いので自然に冷めるのを待ちます。
環境にもよりますが、30分くらいは放置した方がいいと思います。
水などをかけていっきに冷ますと鉄板が変形してしまう可能性があるので気長にどうぞ。
鉄板が冷えたら中性洗剤でキレイに洗う
鉄板がよく冷えたら、水&中性洗剤でキレイに洗います。
鉄製品に中性洗剤は基本的にNGなのでこれが最初で最後の中性洗剤ということになります。
水分を拭き取って鉄板に油を敷く
鉄板を洗ったら水分を拭き取って、多めの油を敷きます。
クズ野菜をコゲるくらいまで焼く!
油を敷いた鉄板にクズ野菜を入れます。
このステップは、クズ野菜などがない場合は、やらなくても大丈夫だとは思っていますが、できる環境なのであればやった方がいいです。
一緒にクズ野菜を炒めることで金属臭が消えて油馴染みのいい鉄板になるとのことでした。
クズ野菜は、ニラなど香味野菜がベストらしいですが、あるもので大丈夫だと思います。
これくらいになればOKです。
クズ野菜をキレイに鉄板から取り除いて自然に冷やす
クズ野菜の焼きが終わったら、火を止めてクズ野菜をキレイに鉄板の上から取り出して捨てます。
この時に長時間クズ野菜や残りカスを鉄板の上においておくとコゲなどの原因になるので、できるだけキレイに捨てることをオススメします。
鉄板を再度放置して自然に冷まします。
冷えたら水だけで洗う
鉄板が冷えたら、今後は水だけでキレイに洗います。
この時、中性洗剤を使うのはもうNGです。
鉄板をよく乾かして(できれば一度焼く⇒冷ます)、全体に薄っすら油を塗る
最後に鉄板をよく乾かします。
時間に余裕があるのであれば、一度空焼き⇒水分を飛ばす⇒自然に冷ます、ができるとベストだと思います。
水分が完全にとれたら、鉄板全体(持ち手とかも)にキッチンペーパーや布などで伸ばしながら油をうっすらと塗って完成です。
シーズニングには正しい手順というものはない?
今回はスノーピークのグリルプレート黒皮鉄板の説明通りにコーティング剥がしを行った後に油を薄く塗って保管するという流れで行いました。
人によっては最初に中性洗剤を使って洗ったり、お湯を沸かしてコーティングを剥がしたりするというやり方もよく見ます。
自分も鉄板ではなくスキレットなどをシーズニングする時は、何度も何度も空焼き&油を塗るという作業を繰り返して行うこともあります。
先に中性洗剤を使って水を沸騰させてから空焼きなど手順は様々
こんなやり方も参考になると思います。
ただ、シーズニングにおいて絶対行われるのは「空焼き⇒冷ます⇒保管時には薄く油を塗る」ということだと思います。
アイテムや環境にあったシーズニング方法があると思いますが、鉄製品はメンテナンスを怠ると何かと面倒なことになるのである程度はメンテして使用を続けることをオススメします!
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この【キャンプやBBQ前に】鉄板のシーズニング方法 – スノーピークのグリルプレート黒皮鉄板を自宅のガスコンロで焼いてみたの最終更新日は2019年7月26日です。
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