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2023年6月6日未明にAppleがiOS 17を発表しました。
日本時間6月6日早朝に行われたWWDC23にてiPhone向けの「iOS 17」が正式発表されました。
2023年秋より配信開始予定となっており、6月6日より開発者向けにベータ版が配信開始されています。
近年のiOSのメジャーアップデート日時を考えると本リリースは、時期iPhone(iPhone 15シリーズ?)が発売されると思われる少し前に行われると思います。
iPhoneの発売日が日本だと金曜日が多いので、iOS 17配信は9月13日(水)とか20日(水)とかになるのではと勝手に思っています。
アップデート対象となっているiPhoneであれば、もちろん無料でiOS 17にアップデートすることができます。
AppleがiOS 17を正式発表
iOS 17に対応するiPhone
iPhone 8シリーズ、Xシリーズは対象外に
■アップデート対象のiPhone
・iPhone 14
・iPhone 14 Plus
・iPhone 14 Pro
・iPhone 14 Pro Max
・iPhone 13
・iPhone 13 mini
・iPhone 13 Pro
・iPhone 13 Pro Max
・iPhone 12
・iPhone 12 mini
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone XS
・iPhone XS Max
・iPhone XR
・iPhone SE(第3世代)
・iPhone SE(第2世代)
iOS 17に対応しているiPhoneは上記の通りです。
iPhone Xおよび8、8 Plusは、現行のiOS 16シリーズまでで打ち切りとなります。
iOS 17の新機能
iOS 17の新機能や改善点は以下となります(Appleプレスリリースより)
電話の体験を大幅にアップグレード
電話アプリはiPhone体験の中心にあり、大幅なアップデートによって、パーソナライズされた連絡先ポスターが加わり、ユーザーが自分を表現するための新しい方法を提供します。ユーザーは自分の見た目をカスタマイズして着信時の表示をまったく新しいものにしたり、写真やミー文字の美しい処理を選択したりできるほか、目を奪うようなタイポグラフィーやフォントの色も選べます。連絡先ポスターは他社製の通話アプリでも利用できます。
ライブ留守番電話では、誰かが留守番電話を残す時にリアルタイムでメッセージが書き起こされ、ユーザーはそれを確認して、発信者がメッセージを残している間にその電話に出るかどうかを決めることができます。通信事業者によって迷惑電話と識別された番号からの電話は、ライブ留守番電話には表示されず、直ちに着信拒否します。Neural Engineのパワーによって、ライブ留守番電話による書き起こしはデバイス上で処理されるため、プライバシーが完全に保護されます。
FaceTimeにオーディオとビデオによるメッセージ、リアクション追加。Apple TVでも使用可能に
FaceTimeがオーディオとビデオによるメッセージにも対応し、相手が電話に応答しない場合、あとで楽しめるように、メッセージを共有できます。
ハート、風船、花火、レーザー、雨などのリアクションにより、FaceTime通話がさらに表現豊かになります。新しいエフェクトは簡単なジェスチャーで発動でき、他社製のビデオ通話アプリでも活用できます。
Apple TV 4Kへの素晴らしいアップデートで、FaceTimeを家の中で一番大きな画面に表示できるようになります。連係カメラにより、ユーザーはApple TVから直接ビデオ通話を開始することも、iPhoneで開始した通話をApple TVに引き継いで友人や家族をテレビ画面で見ることもできます。センターフレームにより、ユーザーは部屋の中を動き回っても、完璧にフレーム内に収まります。
メッセージの見た目が刷新され、大きくアップデート
iOS 17では、新しい絵文字ステッカーによるまったく新しいステッカー体験や、写真の被写体を抜き出してLiveステッカーを作成する機能など、メッセージに重要なアップデートが行われます。ユーザーはLiveステッカーにエフェクトを追加して会話をいきいきとさせたり、キーボードの新しいパネルにユーザーのステッカーをすべてまとめておいて、iOS全体で簡単にアクセスできるようにすることができます。
メッセージの新機能により、ユーザーによるコミュニケーションの方法が広がります。1回タップするだけで表示できる展開可能なメニューからiMessageアプリにアクセスすることができ、メッセージの見た目がさらに洗練されます。検索フィルターによって検索がさらにパワフルで正確になり、ユーザーは検索を開始してからフィルターを追加して結果を絞り込み、探している情報を正確に見つけられるようになります。新しいキャッチアップの矢印を使って、会話の中の最後に表示していた部分を指し示せるほか、返信したいテキストの吹き出しをスワイプするだけで簡単に返信できます。ユーザーが位置情報を共有すると、その情報が会話の中でリアルタイムに更新されます。オーディオメッセージを送信すると自動的に書き起こされるため、ユーザーはその場で読むことも、あとで聞くこともできます。
さらに、メッセージには、ユーザーが目的地に無事に到着したことを家族や友人に知らせたい時に重要な機能である、安否確認も導入されます。ユーザーが安否確認を開始したあとは、ユーザーが目的地に到着するとすぐに、友人や家族に自動的に通知されます。ユーザーが目的地に向かって進んでいない場合は、デバイスの位置情報、バッテリー残量、携帯電話通信サービスの状況などの役立つ情報が、指定した連絡先と一時的に共有されます。すべての共有された情報はエンドツーエンドで暗号化されます。
AirDropとNameDropで、共有がより簡単に
AirDropを使うと、同僚とファイルを共有するのも友人に写真を送るのもほんの数秒で簡単にできます。iOS 17では、AirDropに新しい共有方法が加わります。NameDropでは、ユーザーはiPhone同士、またはiPhoneとApple Watchを近づけるだけで、連絡先情報を簡単に共有できます1。iPhone同士が近くにある場合は、同じジェスチャーを使って、コンテンツを共有したり、SharePlayを開始して音楽を聴いたり、映画を鑑賞したり、ゲームを楽しんだりすることができます。
自動修正と音声入力の改良により、入力がさらに賢く
自動修正が全体的にアップデートされ、単語予測のための最先端のデバイス上の機械学習言語モデルであるTransformer言語モデルにより、ユーザーがタイプ入力するたびにその体験と精度が向上します。さらに、デザインが刷新されてタイプ入力のサポートが向上したほか、文レベルの自動修正によってより多くの種類の文法ミスを修正できます。ユーザーが入力し始めると予測テキストの提案がインライン表示され、スペースバーをタップするだけで単語全体を追加したり文を最後まで入力したりすることが簡単にできるようになり、テキスト入力がこれまで以上にすばやくなります。音声入力は新しい音声認識モデルを活用し、さらに精度が高くなります。
iPhoneの充電中に、スタンバイが情報を一目で確認できるように表示
iOS 17にはスタンバイが導入され、ユーザーに情報を一目で確認できるフルスクリーンの体験を提供し、iPhoneを横向きで充電している時に離れた場所から見えるように設計されています。スタンバイは、ナイトスタンドやキッチンカウンター、デスクでの使用に最適で、様々な美しい時計のスタイル、お気に入りの写真、または、適切なタイミングで適切なウィジェットを表示するスマートスタックを含むウィジェットを表示してパーソナライズすることができます。スタンバイは、ライブアクティビティ、Siri、着信、より大きくなった通知に対応するので、遠くから見てもiPhoneがこれまで以上に役立ちます。MagSafeでの充電時には、スタンバイはユーザーの好みの表示を記憶します。スタンバイは、画面をタップするだけでいつでも簡単に表示でき、常時表示ディスプレイを備えたiPhone 14 Proでは、常に利用できます。
ジャーナルを使った新しい方法で、暮らしの中の様々な瞬間を大切に
ジャーナルは、心身の健康を改善するといわれている、日記をつけるという行為を通じて、iPhoneユーザーが感謝の気持ちを振り返り、実践するのに役立つ新しいアプリです。デバイス上の機械学習を活用してパーソナライズされた候補が表示され、ユーザーに日記をつけるきっかけを与えます。候補は、写真、人々、場所、ワークアウトなどの直近のアクティビティから賢く厳選されるので、日記をつけ始めやすくなり、通知のスケジュールを設定すれば、日記をつけることの習慣化に役立ちます。アプリのロック機能、デバイス上の処理の活用、エンドツーエンドの暗号化により、ジャーナルはユーザーのプライバシーを保護するように作られており、ユーザーが入力した情報にはAppleを含め誰もアクセスできません。また、新しいJournaling Suggestions APIを使えば、デベロッパは自分が開発したアプリに日記のための候補を追加できるようになります。
Safari
Safariでは、ユーザーのブラウズ時のトラッカーと、ユーザーのデバイスにアクセスできる人物の両方から、プライベートブラウズを保護する機能がさらに強化されます。高度なトラッキングとフィンガープリント保護が一段と進化し、ウェブサイトによるトラッキングやユーザーのデバイスの特定を未然に防ぎます。プライベートブラウズのウインドウは使用していない時はロックされるため、デバイスから離れる時でもタブを開いたままにしておけます。
パスワードとパスキー
パスワードとパスキーをさらに簡単に、そしてより安全に共有できるよう、ユーザーは信頼できる連絡先グループとパスワードを共有できるようになります。パスワードを最新に保つため、グループ内の全員がパスワードを追加および編集できます。iCloudキーチェーンを通じて共有されるため、エンドツーエンドで暗号化されます。
ヘルスケア
ヘルスケアアプリに新しい心の健康の機能が加わります。日々の気分や一時的な感情を記録したり、自分の心の状態に影響を与えている可能性がある物事を確認したり、クリニックでよく使われているうつや不安症の検査や、お住まいの地域で利用可能なリソースに簡単にアクセスすることができます。さらに、デバイスを見る距離を改善することで、子どもたちの近視になるリスクを低減し、成人ユーザーのデジタル眼精疲労を軽減できるようにします。スクリーンタイムの「画面からの距離」は、TrueDepthカメラを使って、顔から30センチ未満の距離でデバイスを持っている時間が続くと、デバイスを遠ざけるようにユーザーに促します。
マップ
マップにオフラインマップが追加されたことにより、ユーザーは特定のエリアをダウンロードして、ターンバイターンナビゲーションの使用、到着予定時刻の確認、マップでの場所の検索など、さらに多くのことがオフラインでできます。さらにマップでは、米国の公園内の何千というハイキングコースをこれまで以上に簡単に見つけられるようになり、電気自動車のドライバーにリアルタイムで充電可能な場所の情報を提供します。
AirTag
AirTagを最大5人と共有して、友人や家族が「探す」で持ち物を追跡することができます。グループ内の全員が持ち物の位置情報を確認し、サウンドを再生し、「正確な場所を見つける」機能を使って近くにある共有AirTagの位置情報をピンポイントで特定することができます。この機能は「探す」ネットワーク上にあるほかのすべてのアクセサリでも使えます。
Apple Music
Apple Musicには共同作業プレイリストが追加され、友人と一緒に音楽を聴くのがこれまで以上に簡単になるほか、車の中でSharePlayを使って、車内にいる全員が再生する曲を簡単に追加できるようになります3。一緒に聴いている人はApple Musicのサブスクリプションに登録していなくても、自分のデバイスで音楽をコントロールできます。
AirPlay
デバイス上の知能がユーザーの好みを学習するようになり、AirPlayを使ったコンテンツの共有が一段と簡単になリます。AirPlayは、ホテル内の対応するテレビでも機能するため、旅行中も簡単にお気に入りのコンテンツをテレビで楽しめます。この機能はプライバシーとセキュリティを基盤に構築されており、インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツ系列から開始して、年内に一部のホテルで利用可能になります。
AirPods
AirPodsには、パーソナルなオーディオ体験を再定義する適応型オーディオ、パーソナライズされた音量、会話感知などのパワフルな新機能が追加されます。さらに、デバイスの自動切り替え機能や通話コントロールの向上によってAirPodsが一段と使いやすくなります。
ホーム
ホームアプリには、ドアの鍵、ガレージのドア、警報システム、接触センサーの最大30日間のアクティビティ履歴を確認できる機能が追加されます。さらに、2つの人気の高いHomeKitのロック機能である、タップしてロック解除とPINコードがMatter対応の鍵で利用可能になり、家をつなぐ方法がさらに増えます。
リマインダー
リマインダーの買い物リストでは、追加したアイテムが自動的にカテゴリ別に分類され、買い物がさらに簡単になります。ユーザーはアイテムをグループに分ける方法を変更でき、ユーザーの好みがリストに記憶されます。
画像を調べる
「画像を調べる」が一時停止したビデオのフレームでも利用できるようになります。さらに、食べ物、店舗、標識、記号も特定し、写真やビデオから個々の被写体を抜き出せるようになります。
Siri
「Siri」と言うだけでSiriが起動するようになります。起動後は、Siriアシスタントを再び起動しなくても複数のコマンドを連続して伝えることができます。
写真
写真では、デバイス上の機械学習を活用して、ユーザーのお気に入りの人々が「ピープル」アルバムでより多く認識され、猫や犬も認識されます。
プライバシー
プライバシーのアップデートによって「コミュニケーションの安全性」がメッセージアプリ以外にも拡大され、AirDrop、連絡先ポスター、FaceTimeメッセージでコンテンツを送受信をする際や、送信するコンテンツを選ぶために写真のピッカーを使用する際に、子どもたちが安全に守られます。静止画像だけではなくビデオコンテンツにも対象が拡大されます。新機能の「センシティブな内容の警告」を使うと、成人ユーザーは望まないヌード画像やビデオが表示されないようにすることができます。「コミュニケーションの安全性」と同様、「センシティブな内容の警告」の画像とビデオの処理はすべてデバイス上で行われるため、Appleはこれらのコンテンツにアクセスできません。
アクセシビリティ
アクセシビリティのアップデートには、認知障がいを持つユーザーがiPhoneをもっと簡単に自立して使えるようにサポートするカスタマイズ可能なインターフェイスであるアシスティブアクセス、非発話者のユーザーが対面での会話や電話、FaceTime通話の際に話したいことをタイプすると読み上げてもらうことができるライブスピーチ、発話能力を失うリスクのあるユーザーに、自分が話しているように聞こえる声を作るオプションを提供するパーソナルボイス、指し示した対象物に書かれているテキストを読み上げることで視覚障がいのあるユーザーをサポートする「ポイントして読み上げ」が含まれます。
ヘルスケアアプリで、iPhone 14 Proユーザーに今の気分を選択するよう促すメッセージ。
ナビゲーションやその他の機能にオフラインでアクセスできるよう、ユーザーにマップ内の特定のエリアをダウンロードすることを促すメッセージが表示されているiPhone 14 Pro。
Apple Musicに「Game Night」というタイトルの共同作業プレイリストが表示されているiPhone 14 Pro。
QRコードをスキャンしてWi-FiやAirPlayなどに接続するようユーザーに促すメッセージが表示されているiPhone 14 Pro。
「センシティブな内容の警告」により、受け取ったコンテンツに不適切な内容が含まれている可能性があることをユーザーに警告し、「本当に表示しますか?」と確認するメッセージが表示されたiPhone 14 Pro。
iOS 17のプレスリリースは以下のApple公式案内をチェックしてみてください。
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このAppleがiOS 17を正式発表。新機能やアップデート対象となるiPhoneは?の最終更新日は2023年6月6日です。
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