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長期間クルマに乗らない時にバッテリー上がりを防ぐことができる「バッテリーのマイナス端子外し」の手順と注意点です。
出張や旅行、帰省などで長期間クルマに乗らないことが確定していることってないでしょうか?
クルマに長時間乗らない状態で放置するとどうしてもバッテリーが弱まってしまいます。
バッテリーが弱くなってしまうと次にエンジンをかけようとした時にエンジンがかからなくなるなどしてバッテリー交換になることも。。
とある理由で2週間以上クルマに乗らない、エンジンをかけることができない状況になって、そのことをいつもメンテナンスをお願いしている整備士さんに頼んだところ「バッテリーを抜いておいた方がいい」ということを教えてもらいました。
バッテリーのマイナス端子を外して2週間ちょっと放置⇒再接続後も元の電圧を維持!
バッテリーを抜くといっても、マイナス端子を外すだけでOKとのことで素人でも簡単に外しておくことができました。
2週間経過後に再度マイナスを取り付けて元の状態に戻し、バッテリー電圧を確認したところ、外す前と変わらない電圧を維持していました。
それ以来、自分は長期間クルマに乗らないことがわかっている場合(目安は2週間にしています)、絶対にこのバッテリー外しを行うようにしています。
ただちょっとした注意点もあります。
この記事では、長期間クルマに乗らない時にバッテリー上がりを防止することができるバッテリーのマイナス端子を外しておく手順&注意点を紹介します。
クルマに長期間乗らない時にバッテリーのマイナス端子を外しておいてバッテリー上がりを防ぐ方法
マイナス端子を外す場合の注意点
バッテリーが設置されている場所などにも注意を
・キーレス、リモコンキーなどのボタンは使えなくなるので直接ドアにキーを挿してカギを閉める必要あり
・再度乗る場合もドアキーを利用
※車種によってはエマージェンシーキーなどが必要になる個体もあり
・カーナビやダッシュボードの時計などの設定がリセットされる場合あり
・可能であれば、マイナス端子を外す前のバッテリー電圧を測っておく
・一切の電気が使えなくなるので明るい時に外すことを推奨
バッテリーのマイナス端子を外す時の注意点は↑のような感じです。
クルマのバッテリーは、車種によって設置されている場所が異なります。
ボンネット内に配置されている車種もあれば、車内の足元に設置されている車種もあります。
まずは、自分のクルマのバッテリーがどこに設置されているのかを確認しておきます。
リモコンキーなどは一切効かなくなる
バッテリーのマイナス端子を外す=電気系統の供給が打ち切られるので、基本的に車内の電気関連の機能は全て停止します。
リモコンキーなどの操作も効かなくなります。
利用しているカーナビやダッシュボードの時計が長時間通電がないことでリセットされることもあります。
また可能であれば、マイナス端子を外す前のバッテリー電圧を計測しておくことをオススメします。
再接続時に再計測してその差を見ておくといいと思うので。
自分のクルマは、車内後部座席の足元に配置されているタイプだったので、運転席から中に入って運転席以外のカギを手動で閉める⇒バッテリーマイナス端子を外す⇒運転席から降りて、ドアキーを回して施錠、という流れで作業しました。
再接続した2週間後は、ナビの設定およびダッシュボードの時計がリセットされた状態になっていたため、手動で戻す必要がありました。
端子外しはレンチ1本で簡単にできる
Amazonや100円均一などのレンチで十分
バッテリーの端子外しは、基本的にレンチで行うことになると思います。
自分の場合は、↑の10mmタイプのショートコンビレンチで端子を緩める/締めることができました。
片方の端子を外す場合は絶対にマイナスを外すように
バッテリーの配線を外すときは『マイナスから外す』ことをお間違いなく。
マイナスから外すことでショート防止に繋がります(プラスから外してもドライバーやレンチに当たてたりしない限りショートはしないと思いますが、プラスから外すメリットは特になく、基本的にマイナスから外すことが鉄則とされています)
マイナス端子を外す⇒端子をタオルなどでぐるぐる巻きにして他に触れないようにする
レンチを使ってマイナス端子を外します。
外し終えたら、タオルなどで外したマイナス端子をぐるぐる巻きにして他の部分に触れないようにしておくといいと思います。
この状態になればクルマの電気関係はすべてストップします。
自分のように社内にバッテリーがある場合は、運転席から車外へ出てドアキーでクルマにロックをかけておけばOKです(全部のドアが施錠されているかのチェックをお忘れなく!)
ボンネット内にバッテリーがある場合は、通電していなくても車内からボンネットが開けるのであれば同じようにクルマの施錠、通電しておらずボンネットが開けれないのであれば、電気なしでもボンネットが開けれる状態にしておく(つっぱり棒とか)しかないと思います。
そのまま長期間放置⇒クルマに乗れる状況になったらマイナス端子を再接続して各機能をチェック
再度クルマに乗れる状況に鳴ったら、ドアキーなどを利用してバッテリーにアクセスします。
外したマイナス端子をバッテリーに再接続して、外した時に利用したレンチを使ってしっかりと締めて再接続します。
クルマのエンジンがかかること、電気系の機能やパーツが動作することを確認します。
バッテリーを外す前に電圧を測っていた場合は、再接続後にも電圧を測ってあまり変動がないか?をチェックしておくことをオススメします。
最初にも書いていますが、自分のクルマの場合は、カーナビの時刻設定やダッシュボードの時計がリセットされていたので手動で戻しました。
長時間クルマに乗らないならバッテリーのマイナス端子を外しておいてバッテリーの放電を防ぐのはけっこうオススメ
ちょっと面倒だけどバッテリーが上がった方が面倒なので
車種にもよると思うけど自分の場合は2週間を目安にしています
以上がいつも自分が長期間クルマに乗らない時に行っているバッテリーのマイナス端子を外しておいてバッテリー上がりを防止する対策の手順です。
外した後にドアキーを使っての施錠だったり、リセットされた設定を再設定するのは正直面倒です。
ただバッテリーが上がってしまって、エンジンがかからなくなる、バッテリー本体を取り外して充電する方がさらに面倒だと個人的には思います。
車種によってバッテリーが異なるので一概には言えませんが、自分がお世話になっている整備士さん的には2週間くらい乗らないのであれば↑の手順を実行しておくと安心だとのことでした。
長期間の出張や旅行、帰省などでクルマに乗らないことが確定している際は、バッテリーのマイナス端子を外しておいてバッテリー上がり対策を実行してみてください。
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この車のバッテリー上がりの対策方法 – 長期間乗らない、放置になってしまう時に有効なバッテリーのマイナス端子外しの手順と注意点などの最終更新日は2021年8月17日です。
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