ワイモバイルを通常よりおトクに契約する方法

Xperia 1 II 実機レビュー – 初5G対応のハイスペックモデル!au版(SOG01)を購入&ドコモ版(SO-51A)の両方をガッツリ使ってみての比較など

5G初対応のXperia 1 IIを1ヵ月使ってみてのガッツリ実機レビュー!ドコモ&auどちらも使ってみた。5G以外のスペックやスタイル、使い勝手などはどう?


最終更新 [2020年7月22日]

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Xperia 1 IIの実機レビューです。
ドコモ版、au版どちらも書いています。

Xperia 1 II 実機レビュー

シリーズ初の5G対応となった「Xperia 1 II」
5Gを体験してみたかったのでau版のSOG01を購入して1ヵ月程度使ってみました。
さらにドコモ版のSO-51Aにもガッツリ触れる機会があったので、両方を使ってXperia 1 IIの実機レビューをしてみました。

Xperia 1 IIは、2020年5月発売(ドコモ版は6月)のXperiaのフラッグシップモデルです。
Xperia誕生から10周年となる時期に発売される記念の1台でもあります。
「II」の読み方は「マーク・ツー」で、兄弟機にミドルレンジで低価格のXperia 10 IIが存在します(これがわかりにくい…)

この記事でレビューしているモデルは、国内キャリアだとドコモとauから発売されるハイスペックモデル「Xperia 1 II」です。

ドコモ、auから発売される2020年春モデルのXperia
Xperia 1 II 実機レビュー

Xperia 1 IIを販売するキャリアは、ドコモとauです。
ドコモ版が「SO-51A」、au版が「SOG01」という型番となっています。
ドコモは、ブラック、ホワイト、パープルの全3カラー、auはブラック、ホワイトの2カラーを販売します。
自分はau版を購入したのですが、Xperiaらしい「パープル」が欲しかったのですが、auからは販売されないためブラックを選びました。。

どのキャリアで購入するかによってロゴ配置など若干の違いはありますが、各キャリア版とも中身のスペックやできることなどは同じです
Xperia 1 IIが気になっている人、購入を検討している人は、この記事の実機レビューを参考にしてみてください。

ハイスペックモデルなので価格はお高め。もちろん購入補助プログラム対象
Xperia 1 II 価格

Xperia 1 IIは、ハイスペックモデルなだけあって12万~13万円程度と高額です。
ただ、ドコモであればスマホおかえしプログラム、auだとかえトクプログラムといった購入補助プログラムの対象となっています。
また、各キャリアとも5Gスマホに対する割引もあるので契約によっては定価から1万円以上の割引を受けることもできます。

各キャリアの販売価格やキャンペーン
Xperia 1 II キャンペーン

各キャリアから販売されるXperia 1 IIの価格や割引、キャンペーンなどは↓の記事にガッツリまとめています。
どのキャリアでも大丈夫だけどできるだけXperia 1 IIをおトクに購入したいという人は、キャンペーンや割引を比較することでおトクに購入することができるのでチェックしてみてください。

関連記事:「Xperia 1 II」の価格、スペック、割引キャンペーンまとめ


前置きが長くなりましたが、ここからXperia 1 IIの実機レビュー&スペックまとめです。
今回レビューに使用した実機のカラーは、ドコモ版のSO-51Aがパープル、au版のSOG01がブラックとなります。

長々とレビューしていますが、結論から書くと久々にかなり満足できるオススメのXperiaだと思います。


Xperia 1 IIのスペックおさらい

初5G対応のXperiaのハイエンドモデル

Xperia 1 II スペック
モデル名 ドコモ版:Xperia 1 II SO-51A
au版:Xperia 1 II SOG01
ソフトバンク版:販売予定なし
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
OS Android 10
CPU Qualcomm Snapdragon 865(オクタコア)2.8GHz+1.8GHz
メモリ 8GB
ストレージ 128GB
外部ストレージ microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB)
メインカメラ ①16㎜(超広角):有効画素数約1220万画素/F値2.2
②70㎜(望遠):有効画素数約1220万画素/F値2.4
③24㎜(標準):有効画素数約1220万画素/F値1.7
3D iToFセンサー
サブカメラ 有効画素数約800万画素/F値2.0
ディスプレイ 約6.5インチ(有機EL シネマワイドディスプレイ)
解像度 3,840×1,644ドット(4K)
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax(5GHz/2.4GHz)
Bluetooth Ver5.1
防水 IPX5/IPX8
防塵 IP6X
バッテリー容量 4000mAh
サイズ 約166mm×72mm×7.9mm
重さ 約181g
カラー ドコモ版:ブラック、ホワイト、パープル
au版:ブラック、ホワイト
ソフトバンク版:販売予定なし
テレビ フルセグ:対応
ワンセグ:対応
おサイフケータイ 対応
生体認証 指紋
ハイレゾ 対応
ワイヤレス充電 対応
接続端子 USB Type-C

Xperia 1 IIのスペックは↑です。
5G初対応に加え、2020年春~夏に発売されるXperiaの中では最高のスペックとなっています。

基本スペックは、Qualcomm Snapdragon 865のチップセット&8GBメモリ、内蔵ストレージは128GBとなっています。
十分というような気はしますが、同時期発売のAQUOS R 5GやGalaxy S20はメモリ12GBなんてのを搭載しているので、その辺はちょっとXperia 1 IIの方が劣ります。

6.5インチ、21:9比の4K HDR対応有機ELディスプレイを搭載
Xperia 1 II ディスプレイ

Xperia 1 IIの注目ポイントの1つは6.5インチの「ディスプレイ」です。
先代のXperia 1から定番となりつつある縦長の21:9シネマワイドを引き続き採用しています。
このディスプレイは、4K HDR対応有機ELディスプレイとなっており、スタンダードモードではX1 for mobile、切り替えることでクリエイターモードが利用できます。
もちろん4Kアップスケーリングや残像低減といったXperiaらしい機能も搭載されています。

高性能3眼カメラ+3D iToFセンサー搭載
Xperia 1 II トリプルカメラ

カメラは、Xperiaのフラッグシップらしい豪華な仕上がりです。
高性能なZEISS Lensを採用し、上から超広角16mm、望遠70mm、標準24mmという3眼となっています。
カメラスペックの詳細は後述しています。

3.5mmイヤホンジャックが復活!
Xperia 1 II イヤホンジャック

Xperia 1 IIでは(兄弟機のXperia 10 IIにも)、3.5mmイヤホンジャックが復活しています。
挿すだけで有線イヤホンが使えるので個人的には嬉しいポイントです。
イヤホンジャックの搭載、非搭載は賛否両論ありますが、搭載されているに越したことはないと思います。
配置場所は、本体の上部左上となります。

ワイヤレス充電も復活!バッテリー容量も4,000mAhにサイズアップ
Xperia 1 II ワイヤレス充電

先代のXperia 1でなくなってしまったワイヤレス充電も復活しています。
自分は、現在利用しているスマホすべてが全てワイヤレス充電に対応していて、自宅もオフィスも車の中もほとんどワイヤレスで充電しているので個人的には必須の機能でした。

Xperia 1 IIは、しっかりワイヤレス充電が利用できるので安心です。
バッテリー容量も先代から大きくサイズアップして4,000mAhと大容量となっています。




Xperia 1 II フォトレビュー

ドコモ版がパープル、au版がブラックの2カラー

Xperia 1 II 実機レビュー

今回の実機レビューに使用したXperia 1 IIは、ドコモ版SO-51Aがパープル、au版SOG01がブラックです。
パープルはドコモ専売カラーとなります。

化粧箱&同梱品

化粧箱は高級感なし。同梱品はテレビのケーブルのみ…
Xperia 1 II 実機レビュー

Xperia 1 IIの化粧箱は小さいタイプの至って普通の箱です。
さらに同梱品はテレビのアンテナケーブルのみ(あとは簡易説明書くらい)となっています。

もはや定番ですが、当然のようにType-Cの充電ケーブルの付属はありません。
イヤホンジャックは復活していますが、イヤホンは付属しません。
兄弟機のXperia 10 IIも実機レビューしたのですが、これと同じタイプの化粧箱でした。

化粧箱は普段使うものではないので何でもいいといえばそれまでですが、Xperia 1 IIはかなり高価なスマホなので、もうちょっと豪華な化粧箱や同梱品が欲しかったなぁ、というのが本音です。

Xperia 1 II全体のスタイル、外観

見た目、持ち心地ともカクカク&フラットでXperiaらしいカッコイイデザイン
Xperia 1 II 実機レビュー Xperia 1 II 実機レビュー

Xperia 1 IIは、全体的にカクカクしているデザインが特徴です。
これぞXperiaというデザインで不通にカッコイイです。
ソニーは「研ぎ澄まされたデザイン」と呼んでいます。

ディスプレイ側から見た場合は、先代のXperia 1と違いはわからないと思います。
背面から見た場合は、先代はカメラユニットが中央に配置されていたのが、左上に変更されている&先代よりもよりフラットな感じになっているので違う機種だということがわかると思います。

6.5インチで縦長ボディ。横幅は広くないので持ちやすいけど握りやすさは微妙
Xperia 1 II 実機レビュー

Xperia 1 IIは、先代同様、6.5インチと大型のAndroidスマホですが、21:9の縦長となっており、横幅自体は72mmとあまり広くないので持ちやすいです。
厚さも7.9mmと十分片手に収めて操作できます。

Xperia 1 II 実機レビュー

ただ、先述したカクカク&フラットなデザインでサイドにエッジ加工のようなものもないため、握りやすさはあんまりよろしくありません。
握りやすさは、先代のXperia 1の方がいいと思います。

本体サイズの割には、重さは181g(先代比+3g)とあまり重くなく、片手操作で長時間使っていてもあんまり疲れを感じませんでした。
(自分がiPhone 11 Pro Maxにメイン使いしているので軽く感じるというのもありますが…)

定番のdocomoロゴは背面下部にデカデカと配置。au版はこじんまりして目立たない
Xperia 1 II 実機レビュー Xperia 1 II 実機レビュー

キャリア版のXperia 1 IIには、やっぱりしっかりとキャリアロゴが入っています。。
ドコモ、auとも背面中央にSONYロゴ、背面下部にキャリアロゴ&Xperiaロゴとなっています。

特にドコモ版(SO-51A)は、docomoおよび>>5Gロゴがけっこう大きく配置されていて目立ちます。。
au版(SOG01)は、小さい&薄いロゴなので入っているかどうかわからないくらい目立ちません。
キャリアロゴが目立つのはイヤ!という人はau版をオススメします。

ディスプレイ面はノッチなしで上下にベゼル。縦長の画面はかなり広く使える
Xperia 1 II 実機レビュー

Xperia 1 IIには、ノッチやパンチホールは搭載されていません。
これによりディスプレイ上下には若干黒い部分があります。
左右は、端ぎりぎりまでディスプレイが伸びている狭ベゼルとなっています。

Xperia 1 II 実機レビュー

21:9の縦長ディスプレイなので上下のベゼルは気にすることなく広々と画面を使うことができます。
かなり広くディスプレイを利用できますが、片手操作の場合は、画面上部までは確実に指が届かないのでステータスバーを引っ張り出すのは難しいと思います(Xperiaホームを利用していればホーム画面のどこを下スワイプしても通知バーが下りてくるので快適です)

ノッチやパンチホールのような特殊な形状をしていないのでクセがなく、誰でも馴染んで使いやすいディスプレイだと思います。
また、ディスプレイには高強度で落としても割れにくい「Corning Gorilla Glass 6」が採用されています。

サイドフレームは鏡面仕上げの強化プラスチック?フラットで高級感あり
Xperia 1 II 実機レビュー

Xperia 1 IIのサイドフレームは、光沢のある鏡面仕上げでかなりフラットです。
強化プラスチック?のような素材ですが、コーティングが美しく高級感があります。
サイドフレームが、先代のXperia 1よりフラットになっていることでさらにカクカクした感じが生まれています。

背面のカメラユニットはちょっと出っ張り
Xperia 1 II 実機レビュー

Xperia 1 II自慢の背面のトリプルカメラは、背面に対してフラットではなくカメラ部分一式が若干出っ張っています。
もうXperiaに関わらず当たり前の仕様になってきたので何の違和感もないと思います。

Xperia 1 IIに搭載されている物理キー、ボタン配置と役割

本体上部に3.5mmイヤホンジャック!もちろんハイレゾ対応
Xperia 1 II 実機レビュー

兄弟機Xperia 10 IIと同時に復活したイヤホンジャックは、本体上部左上に配置されています。
当然、ハイレゾ対応のXperiaでワイヤレスでも多くの情報量を伝送できるLDACにも対応しているため、ワイヤレスイヤホンを使っても高音質で音楽を再生できますが、やっぱり有線イヤホンを使いたい!という人にはイヤホンジャック搭載は嬉しい仕様だと思います。

本体左サイドはSIMカード&Micro SDカードスロットを搭載
Xperia 1 II 実機レビュー

左サイドにSIMカードおよびMicro SDカードスロットが搭載されています。
ボタン類は一切ないので普段使いする時に左サイドを触ることはないと思います。

SIMピンは不要で爪などを引っかけて引っ張り出すことができるタイプのスロットなのでラクチンです。
ただ相変わらずSIMを抜くとXperia本体が再起動するちょっと面倒な仕様となっています。

本体右サイド。通常時に使用する物理ボタンは全てココ
Xperia 1 II 実機レビュー

本体右サイドには、上からボリュームアップキー、ボリュームダウンキー、電源ボタン(指紋認証兼用)、カメラボタンが並んでいます。

指紋認証と一体型の電源ボタンが復活!
Xperia 1 II 実機レビュー

1つ前のモデルとなるXperia 1の時は、指紋認証と電源ボタンが分かれていましたが、今シーズンのXperiaからは一体型の電源ボタンに戻っています。

個人的には、電源ボタンと指紋認証は一体型の方が使いやすいと思っているので復活はありがたいと感じました。
指紋認証の精度はそれなりにいいのでストレスなくロック解除できると思います。
だだし電源ボタン兼用の指紋認証装置自体が薄いので指をあてる部分がズレるとロック解除できない⇒最初だけ慣れが必要です。

右サイド下部にカメラキーを搭載
Xperia 1 II 実機レビュー

Xperia 1 IIには、物理ボタンとしてカメラキーが本体右サイドの下部に配置されています。
同時期発売のXperia 10 IIには搭載されていないボタンです。

通常時にこのボタンをグッと押し込めばロック状態でもカメラを起動することができたり、カメラ撮影時のシャッターボタンとして使うことができます。
カメラキー長押し時の動作は、自分で変更または無効化することもできます。

関連記事:【Xperia】カメラキーを無効化&長押しで実行するアクションを変更する方法


本体下部にキャップレス防水充電ポート
Xperia 1 II 実機レビュー

本体下部は、キャップレス防水仕様のUSB Type-C充電ポートのみが配置されています。
ケーブルを使わないワイヤレス充電も利用可能です。

以上が、Xperia 1 IIの外観レビューです。
パッと見やサイズ感は、先代のXperia 1に似ていますが、よりフラットになっている&カメラ配置場所が変更されているなど細かい部分がけっこう違います。
全体的にみて、素直にカッコイイと感じるスタイルだと個人的には思います。




Xperia 1 IIの中身チェック&特徴や機能など

ハードウエアスペック

5Gにも対応したハイスペック端末。ただしメモリは若干少なめ
Xperia 1 II スペック Xperia 1 II スペック

チップセット:Qualcomm Snapdragon 865(2.8GHz+1.8GHz オクタコア)
メモリ:8GB
内蔵ストレージ:128GB(別途SDカード利用可)
バッテリー:4,000mAh

Xperia 1 IIのハードウエアスペックは↑となっています。
先代のXperia 1からチップセットもメモリ量、バッテリー容量もアップした現行のXperiaでは最高スペックとなります。

ただ最初にも書きましたが、同時期発売のGalaxy S20シリーズやAQUOS R 5Gのメモリ12GBと見比べるとメモリ量が少し少ないです。
ただ8GBと12GBをどう捉えるかですが…(自分は8GBあれば十分だと思っています)

バッテリーは4,000mAhとかなり大きくなっています。
実際に1ヵ月程度使っていますが電池持ちは悪くなく、特に本体が熱くなるというようなことも今のところありません。

ベンチマークスコア

Antutuベンチマークスコアで計測してみた
Xperia 1 II ベンチマークスコア

今回もAntutuを使ってベンチを測ってみました。

結果は424253というスコアでした。


正直、もう少し高くてもよかったのかな、というのが本音です。
チップセットがSnapdragon 865、メモリ8GBの場合、同時期発売の5G対応モデルと比べるとスコアが低くなります。

■ハイエンドモデル
AQUOS R 5G:572299
Galaxy S20:527592
Galaxy Note10+:465279
Google Pixel 4:389110
Xperia 5:415722
Xperia 1:354409

■ミドルレンジモデル
LG style3:292952
OPPO Reno3 A:182748
AQUOS sense3:113926
Xperia Ace:88014
※全て実測値

↑は同じく実機レビューで計測してみた他のAndroidスマホのベンチマークの計測データです。
同じ5G対応、ほぼ同時期発売で比較対象となるGalaxy S20シリーズやAQUOS R 5Gと比べるとのベンチマークスコアは低いということになります。
個人的には、これくらいのスコアが出ていれば何の問題もないと思いますが、グラフィックがキレイなゲームをガンガンプレイするという用途だとちょっと差が出てしまいます。

※Antutuベンチマークスコアは現在Google Playから削除されています。Antutu公式サイトから野良アプリとしてダウンロードできますが、利用は自己責任でお願いします。

関連記事:AnTuTuのベンチマークアプリをダウンロードする方法 – Android版はGoogle Playから削除中。。


5Gに初対応したXperia

5Gエリアに入れば爆速通信ができる
Xperia 1 II 5G通信

Xperia 1 IIは「5G初対応」のXperiaです。
ドコモもauもまだまだ5Gエリアは広くはないですが、エリアに入れば5G通信に切り替わり、爆速通信ができます。

渋谷区のauの5Gエリアで試してみましたが、ダウンロードスピードは500Mbpsを超えていました。
1Gbpsを超えたというツイートも多々見られました。

ちなみに5G対応Androidスマホは5G通信を掴まないようにする(従来通り3G、4Gのみで通信する)設定もあります。
4G⇔5Gの切り替えはシームレスなので特に設定をいじる必要もないと思いますが、参考までにどうぞ。

関連記事:【Android】5G通信のみをオフにする方法


4Kディスプレイはめちゃくちゃキレイ。色も鮮明

21:9シネマワイド&HDR対応有機ELディスプレイ
Xperia 1 II 4Kディスプレイ

ハイエンドXperiaの目玉でもある「21:9シネマワイド/4K HDR対応有機ELディスプレイ」
プッシュするだけあって、画像がきめ細やか&鮮明でめちゃくちゃ映像がキレイです。
また21:9の比率は横向きにした時にワイドで見やすく動画視聴などに最適です。

Xperia 1 II 4Kディスプレイ

ただ、アプリ側が対応してない場合は、横向きにした時に左右に大きめの黒帯が表示されてしまうのはちょっと残念です。
まぁこれはXperiaの問題ではないのですが。。

高画質化エンジン「X1 for mobile」や残像低減技術、4Kアップスケーリング、HDRリマスターなどももちろん搭載されています。
また、クリエイターの意図した色域を再現する「クリエイターモード(アプリ毎に自動適用も可能)」も搭載されています。

こういったXperiaの画質設定は、自分で変更することもできます。
かなり様々な画質調整ができるので、いろいろと設定して自分好みの画質を見つけてみてください。

関連記事:【Xperia】画質を調整する方法まとめ


ディスプレイを分割して2つのアプリを同時に使えるマルチウインドウ機能搭載(あんま使わないけど)
Xperia 1 II マルチウインドウ Xperia 1 II マルチウインドウ

最近の21:9ディスプレイを搭載したXperiaでプッシュされている画面を2つに分割(上下または左右)して別々のアプリを使えるマルチウインドウ機能。
もちろんXperia 1 IIでも利用可能です。
↑のようにYoutube動画を見ながらLINEでトーク、メールを見ながらマップを起動なんてことができます。

Xperia 1 II マルチウインドウ

マルチウインドウ表示にした状態でXperiaを横向きに構えると左右分割で表示されます。
左右上下のウインドウ比率を変更することもできます。

21:9の縦長でディスプレイサイズも6.5インチと大きいXperia 1 IIのディスプレイであれば、このマルチウインドウ機能を最大限に生かすことができます。
ただ便利な機能だとは思いますが、自分的にはあんまり使うシーンがありません。。

ディスプレイは最大輝度に設定しても「暗め」 これがかなり残念

めちゃくちゃキレイでXperia 1 II自慢の4K HDR有機ELディスプレイですが、不満点が1つ。
それは「最大輝度に設定しても画面が若干暗い」ということです。
普段使いする分には何の問題もない輝度ですが、夏の炎天下など直射日光を食らいまくる場所などでは画面が見づらくなります。

Xperia 1 IIの場合は、画質設定で通常のスタンダードモードからクリエイターモードに変更することで若干明るくなりますが、それでも最大輝度は低いと思います。
ディスプレイとの兼ね合いもあるんだと思いますが、ここは素直にもう少し明るくしてもらえると嬉しいポイントです。

背面のメインカメラはZEISS Lens採用の3眼+3D iToFセンサー

超広角&望遠&標準の組み合わせ
Xperia 1 II 実機レビュー

■超広角レンズ(16㎜)
有効画素数:約1220万画素
焦点距離:16mm
F値:2.2
デュアルフォトダイオード

■望遠レンズ(70㎜)
有効画素数:約1220万画素
焦点距離:70mm
F値:2.4
ハイブリッド手ブレ補正(光学式+電子式)

■標準レンズ(24㎜)
有効画素数:約1220万画素
焦点距離:24mm
F値:1.7
デュアルフォトダイオード
ハイブリッド手ブレ補正(光学式+電子式)

Xperia 1 IIの背面のメインカメラはZEISS Lensを採用した3眼&3D iToFセンサーとなっています。
上から超広角16mm、望遠70mm、標準24mmという内訳です。

もちろんソニーの技術がふんだんに盛り込まれており、先代のXperia 1比で約1.5倍の高感度撮影ができたり、瞳AF/リアルタイム瞳AF、ハイブリッド手ブレ補正、低照度撮影といったXperiaらしい撮影機能が利用できます。
実際に使ってみるとシャッタースピードがめちゃくちゃ速い&それでもピントがしっかりとあっている写真が簡単に撮影できてビックリしました。

カメラ好き向けのPhotography Pro、Cinematography Proを搭載
Xperia 1 II Photography Pro Xperia 1 II Photography Pro

自分好みの設定を行って写真撮影ができるPhotography Proがプリインストールされています。
シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスetc…とかなり細かい部分まで設定してマニュアル撮影ができますが、自分はカメラに詳しくないので全く使い勝手がわかりませんでした。。

Xperia 1 II Cinematography Pro Xperia 1 II Cinematography Pro

Photography Pro同様にシネマ撮影専用機能となる「Cinematography Pro」もインストールされています。

暗い場所や遠い場所、接写など様々な撮影を行ってみましたが、ほぼシャッターを押すだけで簡単にキレイな写真が撮れました。
暗い場所での撮影は、先代のXperia 1比で約1.5倍の高感度撮影に進化しているとのことです。

正直使いこなせないレベルの機能も多々あり、Xperiaらしくかなりカメラには力を入れていることが伝わってきました。
自分のような素人でもめちゃくちゃキレイな写真が簡単に撮影できます。

フロントカメラはF値2.0で800万画素

あまりプッシュされてないけど十分キレイなセルフィー撮影ができる
Xperia 1 II フロントカメラ

Xperia 1 IIのフロントカメラは800万画素のF値2.0となっています。
カメラを掌に向け、手のひらが認識されるとセルフタイマーがオンになるハンドシャッターにも対応しています。

セルフィー撮影時は、顔の認識や逆行などシーンを自動で判定してくれます。
最初から美肌効果のあるような写真が撮影できます。。
このフロントカメラは、兄弟機のXperia 10 IIと同じだと思います。

Xperia 1 IIは音質がめっちゃいい!!もちろんハイレゾにも対応

DSEE Ultimateのおかげ?でストリーミングサービスの音楽再生でも音質がめっちゃいい!!
Xperia 1 II ハイレゾ

もちろんハイレゾ再生に対応しています。
この辺はXperiaというか、最近のスマホでは当たり前となっています。

が、Xperia 1 IIで再生する音楽はハイレゾじゃなくても音質がめちゃくちゃいいです。
ソニー独自のオーディオチューニングと「DSEE Ultimate」というCDやMP3、AACなどの圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源に変換する機能のおかげだと思うのですが、自分がメインとして使っている音楽ストリーミングサービス「Amazon Music Unlimited(普通のプラン)」で音楽を再生した時の音質がiPhone 11 Pro Maxに比べて格段にいいと感じました。

AirPods Pro×Xperia 1 IIの組み合わせはiPhoneと接続している時よりも高音質
Xperia 1 II ハイレゾ

最近は、Xperia 1 IIにAirPods Proを接続して音楽を聴いているのですが、iPhoneとAirPods Proを接続している時よりも音質がめちゃくちゃ良いです。

また自分は、クルマでの音楽再生は、カーナビ(iPhone、Android対応のディスプレイカーオーディオ)にスマホを接続してAmazon Music Unlimitedで再生しています。
これまでは、iPhoneのCarPlayをメインに使っていたのですが、Xperia 1 IIを使い始めてからは、こちらの方が音質がいいのでXperia 1 IIをカーナビに挿してAndroid Autoを利用するようになりました。

さらに3.5mmイヤホンジャック復活で有線イヤホンも挿すだけで使える
Xperia 1 II イヤホンジャック

LDACに対応しているため、ワイヤレスイヤホンでも高音質で再生できます。
が、今作からは3.5mmイヤホンジャックが復活しているため、お気に入りの有線イヤホンを挿すだけで使うこともできちゃいます。
イヤホンジャックはないよりもある方が絶対いいです。防水だし。

Xperia 1 IIは、5G対応と4K画質、スペックが注目されがちですが「音質の良さ」もかなり満足できるポイントだと思います。




ドコモ版のSO-51Aもau版のSOG01もプリインストールアプリがゴチャゴチャ…

ドコモUIを選択するとmy daizの豆腐みたいなやつが猛烈に前に出てくる
Xperia 1 II プリインストールアプリ

↑は、ドコモ版のSO-51Aを初期化した後に起動したホーム画面です。
最初にdocomo LIVE UXを選択するとドコモのAI「my daiz」がガンガン前に出てきます。
以前に比べるとXperia特有のプリインストールは減っていますが、ドコモのプリインストールアプリは相変わらず大量です。。

au版は最初からXperiaホームなのであまり目立ちませんが、やっぱりau〇〇といったau系サービスアプリが大量にプリインストールされています。

まぁもうこれは定番というかしょうがないというか…
プリインストールアプリやmy daizがウザいと感じている人は、手動でいろいろと調整してみてください。

関連記事:ドコモ『my daiz』を無効化してアプリや通知を消す方法


Xperiaのプリインストールアプリも多い。無効化やアンインストールして使いやすいように設定を
Xperia 1 II プリインストールアプリ

またキャリアのアプリの他にもXperia特有のアプリやゲームがプリインストールされています。
実際、けっこうストレージ容量を消費しているので不要と感じたアプリは、アンインストール(できないものは無効化)して自分が快適と感じる環境を最初に作ることをオススメします。

無効化の手順は↓の記事にまとめているので参考にしてみてください。

関連記事:【Android】プリインストールアプリの無効化、アンインストール方法


PoBox、アルバムなど以前のXperiaにあった機能やアプリがない
Xperia 1 II プリインストールアプリ

以前はXperiaのキーボードといえば「PoBox」でした。
が、Xperia 1 IIにはPoBoxはなく、他のAndroidスマホ同様、GoogleのGboardに変更されています。

また昔からあった写真を見ることができる「アルバム」アプリもインストールされておらず、こちらもGoogleの「Googleフォト」に置き換わっています。

PoBoxとアルバムアプリはXperiaらしさがあって個人的には好きだったのでちょっと残念です。
これも時代の流れですかね。。

サイドセンスは呼び出し方のコツを掴めばランチャーやアクションとしてかなり便利に使える

Xディスプレイ端をダブルタップしたりスライドで起動
Xperia 1 II サイドセンス

最近のXperiaには「サイドセンス」というアプリランチャーになったり、アクションを割り当てたりする機能が搭載されています。
このサイドセンスは、ディスプレイの端をダブルタップorスライドすることで呼び出せます。

正直、慣れるまで呼び出すのにコツがいります。
が、サイドセンスに慣れるとめちゃくちゃ便利でXperiaの操作性がグーンと向上します。

片手操作が快適になるので、大型サイズのXperia 1 IIを使いこなすのであればサイドセンスを使うことをオススメします。
サイドセンスの設定方法やコツを掴む手順は↓の記事にガッツリまとめているので合わせてチェックしてみてください。

関連記事:【Xperia】「サイドセンス」の使い方、設定変更方法


防水(IPX5/8)、防塵(IPX6)は当たり前

Xperia 1 II 防塵防水

もはや当たり前になっていますが、もちろん防塵防水仕様(IPX5/8)です。
ただ防水なだけじゃなく、タッチ精度が高く設定されているので手が濡れたままでも操作できるのも特徴です。

もちろんNFC、おサイフケータイに対応

かざす位置は背面の上部の中央
Xperia 1 II NFC/おサイフケータイ

もちろんおサイフケータイにも対応しています。
かざす位置は、本体背面の上部中央に位置しています。
背面を見れば、アイコンを確認することができます。

ワンセグ/フルセグにも対応

付属のアンテナケーブルはほぼ必須
Xperia 1 II NFC/おサイフケータイ

地上波のテレビが視聴できる「ワンセグ/フルセグ」にも対応しています。
ただし、同梱のアンテナケーブル(3.5mmイヤホンジャック形式)を接続しないとほぼ受信できません。

以前は個人的には好きだった機能ですが、正直もうあんまり使わないなぁというのが本音です。
ただ、使わないとしても機能がついていることでデメリットはありません。

バッテリー容量は4,000mAh。電池持ちはかなりいいと思う

4Kディスプレイの割にはバッテリー残量がなかなか減らない。本体も熱くならない
Xperia 1 II バッテリー持ち

Xperia 1 IIのバッテリーは4,000mAhです。
けっこう大きい容量だと思います。

実際に1ヵ月程度使ってみていますが、電池持ちが悪いという印象はありません。
利用している時もスリープしている時もガンガン電池が減ることはなく、また本体が熱くなるということもありませんでした。

「Xperia 1 IIのバッテリー持ちが悪い」という口コミもけっこう見かけるのですが、かなりアプリを入れた自分の環境でブラウジング、動画視聴などを行っても急激に電池が減るということはありませんでした。
普段使いでわりと派手に使っても1日は余裕で持つと思います(もちろん使い方にもよりますが)

その他、Xperiaには、STAMINAモード(緊急の場合は、緊急省電力モードもあり)なども搭載されています。

ワイヤレス充電にも対応
Xperia 1 II ワイヤレス充電

先代のXperia 1でなぜかなくなってしまっていたワイヤレス充電も復活しています。
自分は、他のスマホも含めて完全にワイヤレス充電環境に慣れているので助かります(これがないと買わなかったかも)

Xperia 1 IIを約1ヵ月触ってレビューしてみての感想まとめ

これはオススメできるXperia!実際に使いまくっているけど今のところ大きな不満点なし!

スペックで若干見劣りする部分もあるけどそれ込みでもアリなAndroidスマホ
Xperia 1 II 実機レビュー

実際にXperia 1 IIを使ってみての個人的な感想は、最初にもちょっと書いた通り久々にかなり満足できるオススメのXperiaです!

ここ数年のXperia(XZ~など)は、ちょっとXperiaっぽくない印象を受けていてレビューでもちょっと辛口になることが多かったです。
先代のXperia 1の実機レビューをした時に「Xperiaらしいデザインが復活してアリ」と久々に感じました。
ただXperia 1は、ワイヤレス充電非対応だったり、指紋認証と電源ボタンが分離しているなど細かい部分で惜しい!と感じるポイントがありました。

先代のいい部分はそのまま受け継ぎ、足りていなかった部分を補った完成度の高いXperiaだと思います。
ここは頑張ってほしかったというポイントはメモリが8GBという点(個人的には8GBで十分です)、ディスプレイ輝度がもう少し欲しいという点でしょうか。

5G対応、21:9の4Kディスプレイ、カメラが注目を浴びることが多い端末ですが、音質がめちゃくちゃいいというのも嬉しいポイントです。

5Gにはまだあんまり期待しちゃダメ
Xperia 1 II 実機レビュー

5Gエリアはドコモもauもまだまだ狭すぎるので、現在のところは5Gの恩恵はほぼないと考えていた方がいいと思います。
これは機種が悪いわけではありませんが…

Xperia 1 II 実機レビュー

2020年春~夏のXperiaシリーズの中のハイエンドモデル「Xperia 1 II」
はっきり言って価格は高いモデルですが、価格に見合った完成度の高い、これぞXperiaという端末だと思います。

国内キャリア版を購入する場合は、この記事のレビューで紹介しているドコモ版「SO-51A」またはau版「SOG01」のどちらかになります。
Xperiaらしいカラーのパープルの場合は、ドコモ版一択です。

この実機レビューがXperia 1 IIの購入を検討している人の参考になれば嬉しいです。

[関連記事とリンク]
「Xperia 1 II」の価格、スペック、割引キャンペーンまとめ
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